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【福岡市美術館】今こそよみがえる古代エジプトの歴史、解き明かせ三千年の謎

  • 2025.12.22

三千年の歴史を巡り、古代エジプト展から目が離せない

こんにちは、リビングふくおか・北九州Web地域特派員のしんさんです。学生時代にエジプトに約2ヵ月間滞在していたこともあり、今回ご縁があって福岡市美術館で開催される『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』の内覧会に行ってきました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

福岡市中央区大濠公園にある福岡市美術館では、これまでに様々な企画展示を行っており、今回の展覧会ではブルックリン博物館が誇る数々のコレクションの中から選りすぐりされた約150点もの展示物を見ることができます。 福岡市美術館の2階に上がると、もう古代エジプトへの入口がすぐ目の前に。

出典:リビングふくおか・北九州Web
出典:リビングふくおか・北九州Web

今回は展示をより楽しむために、音声ガイドの有料貸し出しがあり、特別版(750円/税込)、通常版(650円/税込)の2種類がありました。特別版のナビゲーター(案内人)は菊池風磨さんということで、迷うことなく特別版をチョイス。最近は音声ガイドのある展覧会も多いので、ここはもうガイド付きで楽しむのがベターですね。

1st Stage 古代エジプト人の謎を解け!

さっそく音声ガイドを装着し、会場の中へ入ります。今回の展示の主なステージは全部で3つあり、まずは最初のステージ「古代エジプト人の謎を解け!」のエリアへ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

展示物と向き合いながら、さっそく音声ガイドを使用。今まで音声ガイドを使用した経験はあまりなかったけど、これは素敵。いやむしろ音声ガイドを聞きながら展示物を眺めるとより臨場感ある説明が聞けて古代エジプト人のイメージが頭の中にすんなりと入ってきます。清涼感のある菊池風磨さんの魅力ある声とともに、古代エジプト人の生活が垣間見えます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

《女性と供物を描いた墓の壁画》前1539~前1425年頃。3000年前の壁画なのに、彩色までこんなに鮮やかに残っているものなんですね。

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かわいい動物モチーフの展示物もたくさん出てきます。これは《カエルの護符》前1390~前1353年頃

出典:リビングふくおか・北九州Web

途中でエジプトTRIVIAがあり、古代エジプト人になったかのごとくより楽しめます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

かの有名なピラミッド

エジプトと言えば、誰もが真っ先に思い浮かべるのがあの雄大さを誇るピラミッドかなと。当時あの大きさの建造物をどのように建造したかとても興味そそられるけど、実際に使用されているピラミッドの石の原寸大の大きさ(約1.5m)の写真を目にするとほんと圧巻の一言。写真だけでも大迫力なのに、実際のピラミッドを目の前にした感動が改めて脳裏に思い浮かんできました。

出典:リビングふくおか・北九州Web

最初の数段は大きな石垣で組まれており、上に行けばいくほど徐々に小さめの石垣が組まれてます。本物のピラミッドを目の前にしたときはあまりの大きさに驚愕し、いざ内部に入ったらまさにインディ・ジョーンズの世界じゃないけれど、あの音楽がリフレイン♬。いざピラミッドの内部に入ると、通路は狭くて、頭をかがめた状態で進んでいくと、今度は傾斜26度の斜路が。ここを上るといよいよ玄室に到着。ホントよくぞ大昔にこんな建造物をつくりあげたものだなと。もうロマンと感動しかないですね。古代エジプトの建造物の偉大さは現代の建築技術をもってしてもすごいといわれるその技術力には驚きを隠せません。

出典:リビングふくおか・北九州Web

今でも謎につつまれたピラミッドについて、5W1H形式で分かりやすく解説しています。

2nd Stage ファラオの実像を解明せよ!

次のステージ「フォラオの実像を解明せよ」のエリアへ。ファラオと言えばかのツタンカーメンが有名だけど、ファラオの他にも1500柱の神々についても説明があり、つい柱と聞くと「鬼滅の刃」を思い浮かべてしまいました(笑)。

出典:リビングふくおか・北九州Web

本展はエジプト考古学者の河江肖剰さんの監修のもと、墓に埋葬されていた副葬品や装飾店が展示されていて、当時のエジプトの生活をうかがい知ることができます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

新王国時代の神殿の復元模型

出典:リビングふくおか・北九州Web

ヒエログリフが彫られた《ラメセス2世の石碑》前1279~前1213年頃

出典:リビングふくおか・北九州Web

ここで再びエジプトTRIVIAへ。オベリスクやヒエログリフなど、エジプトの歴史を解読する上でも音声ガイドは必須です。ヒエログリフは現在のアルファベットみたいなもので、これが解読できたのもひとえに今までの研究のたまものですね。

Final Stage 死後の世界の門をたたけ!

いよいよ最後のステージ「死後の世界の門をたたけ!」のエリアへ。エジプトを語る上で外せないのがやはりミイラといっても過言ではないですね。約3分間にわたる「ミイラの作り方」の映像は何回も見いっちゃいました。ホントおもしろい。古代エジプト人の死後の世界を大切にする死生観とその背景など、展示物を眺めつつ音声ガイドを通して理解することでより深く認識できました。あ~もう一度エジプト訪れたい!!多分ガイドはできるかと。

出典:リビングふくおか・北九州Web

約3分間の映像「ミイラの作り方」は必見!

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《カノプス壺と蓋》前664~525年またはそれ以降。死者の復活を願い、取り出した内臓を壺に入れて保管していました

出典:リビングふくおか・北九州Web

《〈家の女主人〉ウェレトワハセトの棺と内部のカルトナージュ》前1292~前1190年頃

貴重な展示物を通して古代エジプトの人々の暮らしを知ることができる『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』。まさにあのときの体験が今でも鮮やかに思い出せるぐらい素敵な展覧会であり、ところどころに出てくる河江さんの説明と菊池さんの音声ガイドとのダブルでの鑑賞は最後までとても楽しめます。

出典:リビングふくおか・北九州Web

このステージでは、副葬品や葬儀のための道具も展示されています。色鮮やかな宝飾品もいろいろありました。これは《ビーズの襟飾り》前1390~前1353年頃

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《ネコの棺とミイラ》前664~332年。古代エジプトの人も現代同様、ネコを家族の一員としてかわいがっていたそうで、実際に中にネコのミイラが入っているとのことです。

物販コーナーも充実!

展示を終えると物販コーナーがあり、そこでも素敵なオリジナルグッズやPEANUTSとコラボした会場でしか手に入らないグッズなど最後まで楽しめます。そして物販コーナーを通り過ぎると最後の最後にガチャが(笑)。

出典:リビングふくおか・北九州Web

人気は「青いカバ」グッズ。これはぬいぐるみ(2,200円/税込)

出典:リビングふくおか・北九州Web

文具や雑貨で古代エジプトを身近に感じよう

出典:リビングふくおか・北九州Web

ここでしか手に入らないグッズがたくさん

出典:リビングふくおか・北九州Web

最後まで楽しめます

この冬は福岡市美術館へ、さぁ行こう。

『ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト』 会期:2025年12月13日(土)~2026年3月8日(日) 会場:福岡市美術館(福岡市中央区大濠公園1-6) アクセス:福岡市地下鉄空港線「大濠公園」駅から徒歩10分 開館時間:9:30-17:30 休館日:月曜日・年末年始(12月28日~1月4日) ※2026年1月12日(月・祝)、2月23日(月・祝)は開館し、1月13日(火)、2月24日(火)は休館 観覧料(税込)一般:前売・団体券 ¥1,800 当日券 ¥2,000、高校生・大学生:前売・団体券 ¥1,300 当日券 ¥1,500、小学生・中学生:前売・団体券 ¥800 当日券 ¥1,000 問い合わせ:東映 ℡092-532-1082(平日9:30-17:30) 展覧会公式HP https://egypt-brooklyn.exhibit.jp/

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