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全編フィルム撮影の本編を使用した超特報が解禁!『ルックバック』是枝監督からのコメント動画も

  • 2025.12.21

監督、脚本、編集を務める是枝裕和と原作、藤本タツキのタッグで、2026年の公開が発表となった、映画『ルックバック』。すでに公開された2点のビジュアルに続き、本編映像初解禁となる30秒の超特報と、7月の撮影時に収録した是枝監督のコメント動画が公開された。

【写真を見る】藤野と京本それぞれが机に向かって絵を描く姿を写したティザービジュアル

シリーズ累計3400万部を突破し、劇場公開中の『チェンソーマン レゼ篇』が2025年11月現在、全世界での興行収入が270億円を超える大ヒットとなっている「チェンソーマン」などの代表作を持つ漫画家、藤本による漫画「ルックバック」。2021年に少年ジャンプ+で公開されると、著名なクリエイター陣をはじめとした数多くの漫画ファンの間で話題を呼び、初日で閲覧数250万以上を記録。日本のみならず、37の国と地域で出版をされるなど世界に広がっている。2024年には劇場アニメ化され興行収入20.4億円の大ヒット。海外でも33の国と地域で上映されるなど、国内外からの高い評価を受けた。

そんな『ルックバック』を、2018年に『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いた映画監督、是枝がメガホンをとり実写映画化。2026年の公開となり、すでに韓国、台湾での上映も決定している。

そして、12月21日(日)のジャンプフェスタ2026の会場で、本編映像初解禁となる30秒の超特報映像と、是枝監督コメント動画が発表、あわせてオンラインでも公開された。解禁された超特報は、漫画を描く手元と音からスタート。音楽にのせ、藤野の背中、どてら姿の京本の背中、漫画を描く2人などが、移り変わる季節と共に描かれ、原作の名場面が思い起こされるシーンも垣間見える。

今回、是枝監督の希望で、全編フィルムでの撮影を敢行。映画では初タッグとなるカメラマン上野千蔵と共に、美しい四季とあわせて藤野と京本の姿を丁寧にフィルムに焼き付けていった。音楽はドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」、アニメ「怪獣8号」などの映像作品や、米津玄師、宇多田ヒカルらの楽曲を手掛ける音楽家の坂東祐大が担当し、今回の超特報の音楽も制作している。坂東は、是枝監督の演出するCMに音楽で参加したことはあるものの、映画では初。また、坂東からは「藤本タツキ先生の唯一無二のストーリーのもと、すばらしい演技、四季折々の美しいにかほの風景、そしてその時間を丁寧なまなざしで捉え刻み込まれた格調高いフィルム映像。音楽でもこの世界を丁寧に紡げていけたらと思います」というコメントも到着している。

さらに、あわせて公開されている是枝監督のコメントは、7月の撮影時に秋田県にかほ市で収録したもので、原作漫画「ルックバック」への思いなどが語られる約2分の映像。なお、撮影は2025年2月〜4月、5月に冬、春編、7月に夏編、11月に秋編と、長期にわたって行われた。

なお、超特報は12月26日(金)より全国の劇場にて上映となり、先日発表となった2点のビジュアルを使用したチラシ、ポスターも同日より掲出される。

少しずつ見えてきた実写映画『ルックバック』。藤野と京本を誰が演じるのかなど、今後の続報にも注目だ。

<コメント>

●坂東祐大(音楽)

「大学院生のころ、早稲田松竹で『歩いても 歩いても』と『海街diary』の2本立てを観た日、是枝監督がふらりと劇場に現れ、上映前に挨拶をされたことがありました。いつか是枝組に参加してみたい――そう思うようになって、10年以上が経ちます。そして今回、初めて是枝組の映画に参加させていただくことになりました。藤本タツキ先生の唯一無二のストーリーのもと、すばらしい演技、四季折々の美しいにかほの風景、そしてその時間を丁寧なまなざしで捉え刻み込まれた格調高いフィルム映像。音楽でもこの世界を丁寧に紡げていけたらと思います。ご期待ください」

文/サンクレイオ翼

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