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2歳からOK!年末年始、親戚みんなで盛り上がるボードゲーム3選【小学生未満編】

  • 2025.12.21
お正月に”祖父母と仲良く”を目指す方必見!専門ショップが超推し「ボードゲーム」3選【小学生未満編】 すごろくや
お正月に”祖父母と仲良く”を目指す方必見!専門ショップが超推し「ボードゲーム」3選【小学生未満編】 すごろくや

義実家などに帰省する年末年始、たまにしか顔を合わせない祖父母と子どもがうまくなじんでくれるかな、と心配するご家族は少なくないはず。ましてや、初めて会う年上のいとこや親戚と仲良くなれるか不安…。そんなときにぜひおすすめしたいのが、「ボードゲーム」です。基本的にボードゲームは複数の人が参加し、対面でコミュニケーションを楽しむ遊び。だから、年齢に関係なく、誰とでも大盛り上がりできるんです。今回は、ボードゲーム専門店「すごろくや」の中村有以さんに、幼児~幼稚園・保育園児にぴったりのボードゲームを3種、教えていただきました!

ボードゲームには子どもの成長をサポートする仕組みがいっぱい

世界中から集めた選りすぐりのボードゲームを、常時約500種類も扱っている「すごろくや」は、東京・神保町と吉祥寺に店舗をかまえるボードゲームの専門店です。

すごろくや神保町店内 米永正美
すごろくや神保町店内 米永正美

随時入れ替えられる多種多様なゲームが、店内に所狭しと並べられています。最近、ボードゲーム人気がじわじわと広がっているせいか、学生から、親子連れ、祖父母世代まで、さまざまな人が訪れています。

広報チームの中村有以さんは、ボードゲームの魅力をこう話します。

「ボードゲームをすると、一緒に遊ぶ人と会話が弾みます。ボードゲームを通じてなら、年齢が離れた人や会ったばかりの人とも盛り上がれるので、すぐ仲良くなれるんです。ルールがそれほど多くないゲームなら、小さい子でも一緒に楽しめますし、子どもにとって大事な学びの場にもなるでしょう。というのも、ボードゲームはみんなでルールを共有して遊ぶのが鉄則。ズルをしたらゲームが成り立たないし、みんなが心から楽しめません。反対に、ルールを守った上で工夫すれば、誰もがそれぞれのやり方で力を発揮できます。幼児の場合はさらに、ボードゲームを通じて言語能力や発想力、空間認識力などが高められる、というメリットもあります」

幼い子どもの成長をサポートし、貴重な体験の場にもなるボードゲーム。

ぜひやらせてみたい!と思いますよね?

では、さっそく中村さんが厳選した、小学生未満向けのボードゲーム3種類を紹介します!

『はじめてのゲーム・果樹園』

みんなで協力して4種のフルーツをカラスより先に収穫しよう

『はじめてのゲーム・果樹園』 パッケージ すごろくや
『はじめてのゲーム・果樹園』 パッケージ すごろくや
『はじめてのゲーム・果樹園』 果物などの駒 すごろくや
『はじめてのゲーム・果樹園』 果物などの駒 すごろくや

2歳からできるように設計されているので、初めてのボードゲームにおすすめです。順番やルールを守って遊ぶ、という「遊びの基本」が学べ、サイコロを投げるのではなく振る練習にもなります。サイコロで出た色のフルーツを収穫しながら、すべて収穫して全員が勝利するか、それともカラスに横取りされて全員が負けてしまうかに挑戦するチームワークゲームです。個人の「勝ち」「負け」がないのも、幼児に最適。手づかみすると感触が気持ちいいゴロンとした木のコマは、幼児が飲み込めない大きさで、なめても安心な塗料を使用しています。おままごとにも使えそうですね。

対象人数/1~4人 対象年齢/2歳以上 所要時間/約10分 ルールの難易度/わかりやすい パッケージ/22×22×6.7cm、869g 金額/5060円(税込み)

『かくれんぼフレンズ』

箱の中の公園で遊ぶ動物たち。オオカミの目から隠れろ!

『かくれんぼフレンズ』 パッケージ すごろくや
『かくれんぼフレンズ』 パッケージ すごろくや
『かくれんぼ』 組み立てた公園 すごろくや
『かくれんぼ』 組み立てた公園 すごろくや

テーブル上でかくれんぼができる、2025年の新作ボードゲーム。自分の動物コマを箱に組み立てた公園に隠し、交代でオオカミ役になって、専用のおめんからのぞいて動物たちを探します。かくれんぼの駆け引きやドキドキ感が楽しめるだけでなく、隠す位置と角度を工夫する空間認識力や、限られた視野での観察力が求められるので、大人でもけっこう難しい。見つけた動物の種類や場所を正確に宣言するため、表現力も必要です。うまく見つけたオオカミ役、隠れきった動物たちには報酬のキャンディが与えられ、その数を競います。木やすべり台、イチゴハウスがある立体絵本のような公園がとにかくかわいい! さらに難易度が上がる上級ルールもあり。

対象人数/2~6人 対象年齢/3歳以上 所要時間/約15分 ルールの難易度/わかりやすい パッケージ/24×24×5.5cm、860g 金額/3960円(税込み)

『ナンテッタ』

即興のセリフで動物や物の気持ちを表現するカルタ

『ナンテッタ』 パッケージ すごろくや
『ナンテッタ』 パッケージ すごろくや
『ナンテッタ』 セリフカード すごろくや
『ナンテッタ』 セリフカード すごろくや

読み手が選んだカードの気持ちを表すセリフを聞いて、どのカードか当てるゲームで、年齢差のあるグループにもおすすめです。表向きに並べたカードのうちの1枚を読み手が心の中で選び、絵のキャラクターの気持ちになってセリフを考えて、全員に伝えます。読み手以外の人はそのセリフに合いそうなカードを探し、カルタの要領で獲得します。いちばん早く5枚のカードを集めた人が勝ちです。動物だけでなく、植物やもの、海や虹など、さまざまなものの気持ちになって絶妙なセリフを考えるのがポイント。子どもは言葉の発達が促され、大人も発想力が鍛えられます。慣れてくると子どものほうがいいセリフを考えるので、大人はタジタジですよ!

対象人数/3~7人 対象年齢/4歳以上 所要時間/約10分 ルールの難易度/わかりやすい パッケージ/15.5×15.5×2.5cm、 178g 金額/1980円(税込み)

【ひとりの時間にはこんな絵本も…】

電車の中など、静かに過ごしてほしいときのために、分割ページの選択によって物語が変化する「ゲーム絵本」はいかが? この『ドラゴンをさがしに』(4歳以上。税込み2640円)は、キャラクターを選んでドラゴン探しの冒険に出発。3つの選択肢が書かれた分割ページを選ぶことによって、お話が枝分かれしていく、ロールプレイングゲームのような絵本です。冒険で手に入れた道具などは回転ディスクで確認でき、これがあとあと物語の展開に影響してさまざまな結末に至ります。

ゲーム絵本『ドラゴンをさがしに』 すごろくや
ゲーム絵本『ドラゴンをさがしに』 すごろくや

ボードゲームを初めて体験する子の場合は、箱に書いてある対象年齢を1.5倍して考えるほうがいいそうです。

たとえば「4歳以上」と書いてあったら、「4×1.5=6」で6歳くらいがちょうどいいでしょう。

どのゲームがいいか迷う…という場合は、最適なゲームが選びやすい「すごろくや」のホームページをのぞくか、店舗に足を運んでみてください。

店舗では、希望を伝えれば、ボードゲームに詳しいスタッフが相談にのってくれますし、一部のボードゲームは実際に目の前で遊び方を紹介してくれますよ。

※ ※ ※

幼児にとって、コマの手触りやリアルな形、鮮やかな色は、それだけで大きな刺激になります。カラフルな公園やカードのユニークな絵柄も、想像力を羽ばたかせる格好の遊び場になるでしょう。これを子どもだけに独占させるなんてもったいない! この年末年始は、ぜひ大人も本気になってボードゲームで遊んでみましょう。

取材と文=高梨奈々

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