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NiziU MAYA、デビューから現在を“色”で例えるなら? ファンやメンバーとの出会いが「私を強くしてくれた」

  • 2025.12.21
NiziUのMAYA クランクイン! 写真:上野留加 width=
NiziUのMAYA クランクイン! 写真:上野留加

NiziUのMAYAが、絵本『まっしろなちょうちょ』(KADOKAWA)を12月24日に発売する。本作は、1匹の真っ白な蝶のナビが「本当の自分の色」を探すための旅に出る成長の物語。行く先々でナビは誰と出会い、どのような色を見つけていくのか――。今回クランクイン!は、MAYAに絵本に込めた思い、制作時のエピソードについて聞いた。

【動画】絵本に込めた思いが伝わる! NiziU MAYAの独占インタビュー映像

■“自分らしく”とは?

――今回、絵本を制作することになった時の気持ちと、絵本に対する思いを聞かせてください。

MAYA:もともと絵を描くことも文章や小説を読むことも大好きだったので、こういう機会をいただけたことは本当に光栄でした。ずっと歌とダンスをメインでやっていたので、「こういうチャレンジをすることもできるんだ」と思いましたし、ドキドキしていたんです。でも、こうして形になって発売することができてすごくうれしいです。

――この絵本にはどのようなテーマを込めたのでしょうか。

MAYA:自己肯定感を高めるテーマにしたくて。「ありのままの自分、自分らしくいるとはなんなのか?」という部分が伝わったらと思います。

――制作過程で楽しかった部分、大変だった部分はどういった点でしょう。

MAYA:初めての絵本制作は、自分が想像していたよりも大変な部分がありました。分かりやすい文章と絵だけで自分の思いを伝える難しさに1番苦戦したんじゃないかと思います。自分が趣味でやっていたことが形になっていく不安もあって、本当にたくさんの方がサポートしてくださいました。

あと、作業している時にメンバーが隣で応援してくれていたので、すごく自分の中でも自信がつきました。“絵を描くことが好き”、“何かを作ることが好き”ということは変わらなくて。制作している時に新しいアイデアが浮かんできたり向上心もあったので、制作期間中はとても勉強になりましたし、成長する1つの過程になったんじゃないかなと思います。

――絵を描く時のこだわりを教えてください。

MAYA:絵本を作るとなった時に、まず何で描こうかなと考えました。色鉛筆やクレヨンなどいろいろ考えていたんですけど、今回は描き慣れたiPadで描かせていただきました。韓国に行ったり、ツアーを回っていたりしたので、どこでもすぐに描けるよう常に持ち歩いて。あとはiPadだと細かい表現がしやすいですね。

――大切にされたのはどういったところですか?

MAYA:色合いをすごく大切にしました。この絵本自体も心温まるような優しい存在になってくれたらうれしいなと思って、はっきりとした原色ではなく、少し柔らかくて全体的にふわっとした色合いに仕上げるようにしました。

■“MAYA”が詰まった1冊

――MAYAさんのルーツも気になります。どんな絵本や本を読まれてきたのでしょうか。

MAYA:両親が共働きのため、1人でいる時間が多かったので、児童館や保育園にある絵本が常に身近にありました。いろんなジャンルの絵本を読んでいて、クリスマスも好きな絵本を買ってもらっていたので、絵本は私の人生の中で関わりが深いと思います。

――当時から絵も描いていたのでしょうか。

MAYA:兄が絵を習っていたので、小さいころから絵に触れる機会が多かったですね。実際に兄が描いているのを見て、私も描いていました。でも、趣味だったので、上手な絵ではなくて本当に自分が描きたいように描いていました。今見ても何を描いているか分からないぐらいの絵がたくさんあります(笑)。それもそれで今は個性だと思いますし、両親も私が描いたその絵をすごく気に入ってくれていました。絵と絵本に関してのルーツは深かったんじゃないかと思います。

――では、今回のナビには自身のルーツが反映されている部分も?

MAYA:ありますね。もともと蝶々が好きで、NiziUの活動中も蝶々をモチーフにしたグッズを描かせていただいたりして。絵本に出てくるほかのキャラクターたちも、日常にあるものを題材にしたいと考えていたので、私が出会ってきたものだったり、場所だったりを取り入れたかったんです。なので、私自身がグッと詰まった絵本になっていると思います。


――作中でナビはいろんな冒険をしますが、MAYAさんがデビューしてから経験した大きな冒険を教えてください。

MAYA:毎日大きな冒険をしていると思います。デビューさせていただいてから、毎日新しいことだらけで、“慣れ”という言葉がないぐらい、本当に日々勉強・経験・成長を繰り返していますね。その中でも、ファンの方々と出会ったり、メンバーと出会ったり、いろんな方々との出会いが私を強くしてくれました。ここまで来られた理由として、出会いが1番大きいですね。

――ナビが初めて冒険していく様子が印象的ですが、MAYAさんが初めてのことにチャレンジする時に大切にしているのはどういったことでしょう?

MAYA:1番は自分の気持ちです。チャレンジすることに対してどれだけ熱量があるのか、自分はこのチャレンジを通して何をがんばりたいのかなど、まずは自分と話し合いながら目標を決めて取り組むことを大切にしています。

■絵本制作で見つけたのは何色?

――ナビはいろんな色を探す旅に出ますが、MAYAさんがデビューされてから新たに見つけた色は何色ですか?

MAYA:黄色です。デビューしてからありがたいことに幸せなことが本当にたくさんあったので、黄色のキラキラとした感じがデビューしてからずっと続いている印象があります。

――今回、絵本の制作をされる中で新たな色は見つけられましたか?

MAYA:私自身も「何色じゃないとダメ」、「これじゃないとダメ」とか、「この色だって決まっていることがいいのかな」と思っていたんです。でも、ナビみたいな白色は何色にもなれるし、どんな自分にもなれるすごくいい色だと改めて感じています。私自身も、どんな自分になっても輝けるような白色が欲しいと思うようになりました。


――完成した絵本は誰に届けたいですか?

MAYA:今回制作するにあたって、改めてたくさん絵本を読ませていただいたんです。絵本ってお子さんが読むイメージがありますが、読んでみると大人になった今でも響くことがたくさんあったので、子どもから大人まで世代問わずたくさんの方に届いてほしいです。

――最後に、MAYAさんが作品に込めた思いと、楽しみにしてくださっているファンの皆さんへメッセージをお願いします。

MAYA:『まっしろなちょうちょ』は、「自分らしくていいんだよ、ありのままの自分でいいんだよ」というメッセージが込められた作品になっているので、皆さんの背中にそっと寄り添うような絵本になってほしいです。初めての絵本制作なので、ドキドキ、ワクワクしているんですけど、皆さんの心が温かくなるような作品になったらうれしいです。

(取材・文:ふくだりょうこ 写真:上野留加)

絵本『まっしろなちょうちょ』はKADOKAWAより12月24日発売。

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