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「私の人生をむちゃくちゃにされた」宗教狂いの母に恨み骨髄!29歳娘の悲痛な叫び【作者に聞く】

  • 2025.12.21
母親を心の底から恨んでいるという依頼者の井上さん 画像提供:宮野シンイチさん
母親を心の底から恨んでいるという依頼者の井上さん 画像提供:宮野シンイチさん

2025年も残りわずか。「年末の人気漫画振り返り」と題し、特に反響の大きかった話題作をピックアップ!

子どものころから漫画が好きで、ユーモア溢れる漫画を描いている宮野シンイチさん(@Chameleon_0219)。Twitterにて公開された「夜逃げ屋日記」は、DV被害などに遭う依頼者を夜逃げさせた実話を基に描かれた人気漫画だ。今回は、著者に夜逃げ屋のカウンセラーの存在について聞いた。

夜逃げ屋の「カウンセラー」と宗教に苦しむ依頼者

画像提供:宮野シンイチさん
画像提供:宮野シンイチさん
画像提供:宮野シンイチさん
画像提供:宮野シンイチさん
画像提供:宮野シンイチさん
画像提供:宮野シンイチさん

夜逃げ屋は決行する前に依頼者と電話で打ち合わせし、細かいスケジュールを立てる。社長に呼ばれて宮野が事務所へ行くと、そこには見知らぬ男性と女性の姿があった。男性は「はじめまして。夜逃げ屋のスタッフ兼カウンセラーのジョーです」と挨拶する。

依頼者の中には夜逃げした後も心の傷が癒えない人もいるため、本業がカウンセラーであるジョーさんの出番となるのだ。そして、ジョーさんが現在カウンセリングしている井上ヨシコさんこそが、今回の依頼者だった。

井上さんは母子家庭で、母親が昔からある宗教にのめり込んでいるという。その宗教にはさまざまな規則があり、規則を破ると鞭打ちなどの虐待を受ける。井上さんは実の母親から逃げたいのだ。

「私の人生をむちゃくちゃにされた」母への底知れぬ恨み

物心つく前から一緒に宗教活動をしてきた井上さんはもうじき30歳を迎えるが、現在は中卒でアルバイトの身。母親が働く様子はなく、自分で稼いだ給料のほとんどは生活費で消えていく状況だ。

その話を聞いた宮野が勇気を出して「お母さんのことどう思ってますか?」と尋ねると、井上さんは「私の人生をむちゃくちゃにされたんです。恨んでます。心の底から」と怖い表情で話す。井上さんの母親への恨みは底知れぬようだ。

今回は宗教関連の夜逃げなので、さすがの宮野も想定外の事態だ。DVや虐待のケースだと思っていたため、知識がなく困り果ててしまう。すると、カウンセラーのジョーさんとバッタリ遭遇し、2人は喫茶店へと向かうことになる。

心の傷は簡単には消えない…カウンセラーの重要性

現在も夜逃げ屋のスタッフとしての顔を持つ宮野シンイチさんに、夜逃げ屋のカウンセラーの存在についてインタビューした。

宮野さん自身、ジョーさんに会うまでカウンセラーの存在を知っていたのか尋ねると、「チラッと聞いた程度ではあったのですが、『あー、なんかそんな人がいるって言ってたような…』ほどの認識でした」と語る。

また、夜逃げ屋にとってカウンセラーの存在はどのようなものかについては、「心の傷はそう簡単に消えるものではありませんし、話を聞いてくれるだけでも楽になれることってたくさんあると思うので、重要な存在だと思います」と答えた。

取材協力:宮野シンイチ(@Chameleon_0219)

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