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体脂肪率を落とすならMet-Conが最初な理由|元自衛官トレーナーが解説

  • 2025.12.20

体脂肪率を落とそうとして、いきなり有酸素運動やHIITから始めていませんか。実はその順番が、体脂肪率が思うように下がらない原因になっていることもあります。

海上自衛隊で10年従事し、現在はパーソナルトレーナーとして活躍する深澤智也さん監修の【最速で体脂肪を落とす】記事より、「体脂肪率を落とすなら、Met-Conが最初な理由」をについてピックアップしてお届けします。

Met-Con(メトコン)とは

Met-Conは、Metabolic Conditioning(メタボリックコンディショニング)の略で、全身を使いながら心拍数を高め、筋力と持久力を同時に刺激するトレーニングです。

低負荷の種目を高回数で組み合わせ、休憩を最小限にすることで代謝を活性化させ、脂肪が燃えやすい状態を作ることを狙います。

なお、本記事で紹介するMet-Conは、クロスフィット競技で行われるものではなく、体脂肪率を落とす目的で設計した宅トレ向けの内容です。

体脂肪率を落とすならMet-Conを最初に行うべき理由

体脂肪率を効率よく落とすために重要なのは、運動量よりも「代謝の動かし方」です。その起点として適しているのが、Met-Conです。

理由1:糖代謝を先に動かすことで脂肪が燃えやすくなる

身体は主に糖と脂質をエネルギー源として使っています。体脂肪率を落とすには、この2つを段階的に使うことが欠かせません。

Met-Conのように、高強度で可動域を広く筋肉を使う動きでは、まず糖代謝が活発になります。その結果、次の運動で脂質代謝へ移行しやすくなり、脂肪が燃えやすい状態を作れます。

理由2:アフターバーン効果の起点を作れる

Met-Conは、運動後も代謝が高い状態が続く「アフターバーン効果」を得やすいトレーニングです。高強度で全身を使うことで、運動後もエネルギー消費が続きます。

研究では、アフターバーン効果は24時間〜長ければ72時間続くとされており、体脂肪率を落とすうえで重要な「燃え続ける土台」を最初に作れます。

※アフターバーン効果は運動の強度や実施時間によって変わります。

理由3:HIITの脂肪燃焼効率が上がる

HIITは短時間で脂肪燃焼を狙える優れたトレーニングですが、前段階が重要です。Met-Conで代謝を高めてからHIITを行うことで、脂肪酸の分解やミトコンドリアの活性化が進み、脂肪をエネルギーとして使いやすい状態になります。

Met-Conは準備運動ではなく、HIITの効果を引き出すための起点です。

次:Met-Conを最初に行うときの注意点

体脂肪1kg減らすには7,200kcalの消費が必要!最速で正しく体脂肪率を下げる方法【医師監修】

Met-Conを最初に行うときの注意点

体脂肪率を落とす目的では、Met-Conの強度設定が重要です。

・追い込みすぎない
・動作を大きく、丁寧に行う
・宅トレ前提の強度に抑える

競技的な高負荷は必要ありません。継続できる強度を守ることが、結果につながります。

体脂肪率を落とす正しい順番は「Met-Con→HIIT→有酸素」

体脂肪率を効率よく落とすなら、Met-Con → HIIT → 有酸素運動という順番が理にかなっています。

Met-Conで代謝を引き上げ、HIITで脂肪酸を分解し、有酸素運動で燃焼を仕上げる。この流れを作ることで、無駄なく体脂肪を落としやすくなります。

1週間で実践する具体的な宅トレメニューはこちら

初心者でも取り組みやすい回数設定でまとめているので、体脂肪率を本気で落としたい方は参考にしてみてください。

また、体脂肪を最速で落とす鍵「代謝効率アップ」に関してより詳しくは、以下の記事で解説しています。

最速で体脂肪を落とす1週間メニュー|Met-Con・HIIT・有酸素を週3でOK

監修者プロフィール

パーソナルトレーナー 深澤 智也(フカサワ トモヤ)

■経歴
2010〜2020年 海上自衛隊
2020年 2ndPASS(パーソナルトレーナースクール)卒業
2021〜2022年 仙台市キックボクシングジム所属(ボディメイクトレーナー)
2022年〜現在 パーソナルトレーニングジム 9INE-GYM設立

■保有資格
NESTA-PFT(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)
NESTA-FAS(ファンクショナルアナトミースペシャリスト)
CBMS(認定ファンクショナルボディメイクスペシャリスト)
KUBIRE ARTIST
普通救命講習終了

■コンテスト歴
自衛隊プレミアムボディ2019 ファイナリスト
ベストボディジャパン2021日本大会 TOP10入り
マッスルゲート仙台2025 メンズフィジーク新人 優勝
マッスルゲート仙台2025 メンズフィジーク一般 3位

<Edit:MELOS編集部>

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