推し活・ひとり旅・仕事に！大人女子が失敗しない「ビジネスホテル」の選び方

まずはホテルのエリアを決める

まずはホテル選びの最優先事項から。
LIVEならホールやドームなど会場の最寄り駅と新幹線の駅や空港とのアクセス途中、または沿線に位置するエリアのホテルを予約する。
当然のことながら、会場近くのホテルはLIVE当日は早々と満室になってしまうか、あるいは高騰して通常の3倍近くの料金になることもある。会場から徒歩圏内は避けて同じ沿線のホテルを狙おう。

キャリーバッグをゴロゴロと転がしてLIVEに参戦することも可能だし、最寄りの駅や会場にもコインロッカーもあるけれど、当然ながら早い時間に埋まってしまう。予約可能なロッカーは、JR、私鉄、地下鉄など複数の駅が重なるターミナルの場合、見つけ出すのに時間をロスする可能性もある。宿泊先に荷物を預けるのが1番確実だろう。

チェックイン前も荷物預かりOK

遠方からやっとの思いでたどり着き、開演に遅れる……という失態だけは避けたいので、時間に余裕をもって移動し、ホテルに荷物を預けてから身軽になって（キャリーバッグからペンライトなどを取り出すことも忘れずに！）LIVEに繰り出そう。チェックイン前でも荷物預かりは可能だし、ホテルによってはロビーにロッカーが設置されている場合もある。

チェックインはだいたいが15時。平日の場合LIVEの開演は18時以降なので、部屋に荷物を置いてひと息ついてから出かけるのもいい。15時チェックインから逆算をして新幹線や飛行機を予約しておくとスムーズだ。チェックイン後は朝食会場やロビーをフリードリンクスタイルで開放しているホテルもある。

トラベルサイトに頼らない！

不慣れな土地のホテルを予約するには、旅行予約サイトが便利だが、会場と同じ沿線を選んだはずが、乗り換え2回でやっとたどり着くような場所のホテルを薦められることも多々ある。予算額や空室状況、直線距離で情報をはじき出すのか？ 全く指定していない場所にステイする羽目になってしまうこともあるので、確認は必須。

路線図で確認を！

そこで便利なのが、昔はどの手帳にも必ずくっついていた路線図。もちろんネットにもあるので、これでだいたいの位置関係を理解して予約サイトを利用しよう。もちろん近ければ近いほどいいのだが、東京や大阪のように交通が複雑に絡み合っている場所では、できるだけ乗り換えが少ない方がいい。例えば地下鉄からJRへの乗り換えの場合、地下3階から地上２階まで移動しなければ乗り換えできないという場合もあり、これは意外と時間がかかるし疲れる。

あなたのこだわりは？

エリアと駅が決まれば、さてお次は？

無料朝食や上下別のパジャマがいいとか、大浴場やサウナ、コインランドリーにラウンジ24時間使い放題など、自分が心地よく過ごせる条件を考えてみよう。

私は小規模のホテルが静かでくつろげると思うけれど、館内にレストランやコンビニ、ジムまで揃っていてチェックアウトまで外に出る必要がないところが好きだという友人もいる。大浴場はホテルによっては１つしかなく、男女の利用時間が決められていて、女性は暗証番号を浴場のドアで打ち込む仕組みになっているところもあるけれど、できればきちんと男女２つあって深夜まで入れる方がやっぱりありがたい。

また、24時以降はエントランスが完全施錠されてしまい出入りができないホテルもあるので要注意。チェックインをしていればカードキーでエントランスのドアを開けることができるが、チェックインを済ませていないと、フロントに電話を入れて開錠してもらわねばならない場合もある。このあたりも確認しておく必要があるだろう。

朝食は無料、有料、ビュッフェスタイル、定食スタイル、または近隣の有名カフェチェーン店でモーニングセットが食べられるチケットを配布してくれるホテルもありさまざま。ホテル内ですっぴんパジャマで朝ごはんを食べられるのも気楽でいいけれど、私はその街の古い喫茶店を探し当ててまるで常連のような顔をしてトーストをかじりたいので、無料であっても朝食はパスしてしまう。

シングル必須

最後に余計なお世話かもしれないが、リゾート地や温泉場のホテルや旅館ではなく、ビジホに泊まるなら、たとえ仲良し同士でもシングルルームを予約することを勧めたい。まずビジホではツインルームの設定がシングルより圧倒的に少なく予約が取りにくいのと、トイレやお風呂、ドライヤー、ドレッサーなどのシェアに気を遣い、心身ともに休めないからだ。夜中に飲み物を買いに部屋を出る時、眠りに入るまでの楽しみな読書タイムで明かりを使うなど、やはりどんなに仲良しでもお互いに気を遣う。相手に「えっ？ シングルなの？」と言われたら「ワタシいびきをかくのでね」「最近寝言をいうらしくて」と自虐ネタで通してしまえばいい。

クリスマスシーズンを迎え、テーマパークのパレードや都会のイルミネーション、カウントダウンLIVEなど、遠征の機会が増える時期。快適ホテルステイでHave a good day! 良い旅を！

みやむらけいこ／ライター