セルフレジは「賽銭箱」じゃない！小銭と一緒に投げ込まれた“小さな折り鶴”が引き起こした大惨事【作者に聞く】

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最近では、セルフレジで決済するスーパーが多くなってきた。支払い方法でトラブルになることもあるが、今回はセルフレジを両替機のように使ってしまう客を描いた狸谷さん(@akatsuki405)の『チェッカー鳥海さん、レジまでお願いします』より「己の便利は誰かの不便」をお届けする。

小銭ぶちまけ！投入口に入っていた異物

セルフレジでは、自分で小銭を投入できるため、大量の小銭を投入して財布をすっきりさせようとする人がいる。「便利だから」という噂を聞き、真似をして小銭入れをぶちまけた客もいるという。

しかし、小銭入れの中には折れている1円玉が入っていたり、キャンペーンシールや小さな折り鶴など、詰まりの原因になる異物が入っていることもしばしばある。投入口に不要なものを入れてしまうとエラーが起き、機械が壊れて修理になる。賠償請求されては大変だと、それを知っていた娘は慌てて投入を止めた。

本作には、同じ方法で機械を修理することになったというコメントもたくさん届いている。詰まりやすいのは、キャンペーン中のシールや小さなネジなどの異物だ。他にも、お札投入口にレシートを入れたり、小銭を入れたりする強者もいて、割と長い時間レジが使えなくなる。

そのほかにも、スーパーには珍客がたくさんいる。ルーティンのように大量の割り箸を持ち帰る客や、商品を口にしてそれをレジに持ってくる客もいる。ひとこと言ってくれればよいが、黙って差し出されるので、チェッカーの手は唾液まみれで汚れてしまうこともある。

接客業は大変な仕事だが、利用者には理解されにくく、クレームを言われやすい存在でもある。狸谷さんの描くスーパーのトラブルには、多くの同業者の共感の声が届いている。

狸谷さんは、「ルールを守ってご利用していただければ幸いですが、サービスによっては一定期間利用停止になったり、サービスそのものがなくなってかえって不便になったりする場合もあります。自分が利用しているものはほかのお客様も利用している、と少しでも考えていただけたら幸いです」と、ルール順守を呼びかける。

■取材協力：狸谷(@akatsuki405)

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