サスペンスも、リーガルも、時代劇も！『韓ドラ愛♡アワード 2025』発表！【韓ドラ姉妹の韓国ドラマにサランヘヨ】連載 ♡Vol.32

美容ライターYUKAとスタイリストKOMAKiのユニット「韓ドラ姉妹」の連載♡
今見て欲しい韓国ドラマや映画をあれこれと、お酒を飲みながら言いたい放題！
Vol.32は、韓ドラ姉妹がそれぞれ好き勝手に選んだ、2025配信作品の『韓ドラ愛♡アワード2025』下
半期作品賞、ケミ賞、総合作品大賞を発表！※一部ネタバレが含まれます

韓ドラ姉妹 オンニの「2025下半期作品賞」は『暴君のシェフ』

考えてみれば、『暴君のシェフ』は最初から曰く付きの作品だった。
主役の直前交代劇、シナリオ盗作疑惑。それを逆転に変えた、ユナ× イ・チェミンのケミに拍手喝采です。まず眼福な2人の恋愛模様が丁寧に描かれていること、胃袋を掴んで恋に落ちるという昔ながらの手法、
キスシーンなどスローモーションになるベタな作り（嫌いじゃない）……どれも王道でありながら、新鮮さを失わない演出が利いてる作品。
それもそのはず。監督は、誰が見ても名作という『星から来たあなた』のチャンテユ監督だから。おしゃれな面白さを追求するのが得意な監督。
ユナの作った食事を食べると、感情がCGになるなんてサイコーの演出。特に最初に食べる気味（毒見）役の尚膳の人の顔芸には何度も爆笑した。
時代劇が苦手なsweet読者も多いと思うけど、これはまったく別腹。全12話で終わっちゃうのがもったいない、tvN歴代7位という結果もうなずける作品！

朝鮮王朝時代にタイムスリップした天才シェフ、ヨン・ジヨン（ユナ・少女時代）が出会ったのは、悪名高い暴君イ・ホン（イ・チェミン）。絶対的な舌を持つ美食家ホンに対して、現代の料理でその舌を魅了するジヨン。料理の腕前が認められ宮廷料理人となるジヨンだが、王宮での毎日は思わぬ困難の連続で…。
Netflixシリーズ『暴君のシェフ』独占配信中

韓ドラ姉妹 ヨドンセンの「2025下半期作品賞」は『優しい女プ・セミ』

あまり知れ渡ってないけれど、このドラマ本当に面白いんです！まずストーリー自体が面白い。主人公が辛い家庭環境から抜け出すために、遺産を狙われている財閥の会長と契約結婚を結び、遺産を狙う者たちから身を守るために名前を替えて嘘の人生を歩み出す。っという内容なんだけど、展開も早く、スリル感、アクション感、ラブ感、人情感、がバランス良く入っている。スリル系にラブが入りすぎていると少々冷めるのだが、今作は程よい。またこの手の作品は、そんなバカな！な偶然や、現実離れしすぎる事がてんこ盛りなパターンが多いのだけど、今作はそれがほとんどなくて観やすい。（てんこ盛りパターンもそれはそれで好きなのだけど、私は途中訳がわからなくなってしまう事が多くて、、、汗）
次に主役のプ・セミ役の、チョン・ヨビンと、敵対するカ・ソンヨン役のチャン・ユンジュ、ふたりの演技がすんばらしい！チョン・ヨビンと言えば「ヴィンチェンツオ」などの人気作で演技力の高さを見せ、オファーが絶えない人気俳優。今作では寡黙でクールでアクションも強いヨンランと、幼稚園の先生でキラキラしていて子供たちからも人気者のセミ、真逆のキャラ両方の顔を上手く演じている。一方、チャン・ユンジュも、「ペーパーハウスコリア：統一硬貨を奪え」のナイロビ役で、その唯一無二の存在感を放っている名バイプレーヤー。今作では非常な超極悪ソシオパス女を演じており、かなりの強烈キャラ！！！
このふたりの女の迫真のバッチバチのバトルが“怖カッコ良く”気持ちがいいぐらいっ！またsweet読者にはふたりの素敵な衣装にも注目してほしい。

人生逆転を夢見て、余命わずかな財閥会長と契約結婚を結んだボディーガードのキム・ヨンラン（チョン・ヨビン）。財閥が抱える莫大な遺産を狙うカ・ソンヨン（チャン・ユンジュ）たちから身を守るために、３ヶ月間「プ・セミ」という偽の人生を与えられた彼女。180度違う仮の人生を迎えるために田舎町へと引っ越すと…。
『優しい女 プ・セミ』
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U-NEXTにて独占配信中

韓ドラ姉妹 オンニの「2025ケミ賞」は『おつかれさま』のIU＆パク・ボゴム

済州で生まれ育ったエスン（IU）とグァンシク(パク・ポゴム)。何から何まで異なる２人だが、いちばんの友であり、よきパートナーであり、まさに苦楽をともにした波乱万丈の人生に、翌朝、目が腫れるほど泣いた。プライベートでも2人はもともと”安否メール”をする仲だけあって、共演しても、”あ、うん”の呼吸。エスンとグァンシクの愛の裏に、IUとポゴムお互いの信頼が見え隠れしていて、何度、心臓がギュッと掴まれたことか！2人がいたからこそ、『おつかれさま』は2025年、最も心に残る作品になった。

済州で生まれ育ったエスン（IU）とグァンシク(パク・ポゴム)。何から何まで異なる２人だが、いちばんの友であり、よきパートナーであり、まさに苦楽をともにした波乱万丈の人生に、翌朝、目が腫れるほど泣いた。プライベートでも2人はもともと”安否メール”をする仲だけあって、共演しても、”あ、うん”の呼吸。エスンとグァンシクの愛の裏に、IUとポゴムお互いの信頼が見え隠れしていて、何度、心臓がギュッと掴まれたことか！2人がいたからこそ、『おつかれさま』は2025年、最も心に残る作品になった。

韓ドラ姉妹 ヨドンセンの「2025ケミ賞」は『エスクワイヤ』のイ・ジヌク & チョン・チェヨン

妥協を許さない冷徹な先輩弁護士ユン・ソクフン（イ・ジヌク）と、新米弁護士カン・ヒョミョン（チョン・チェヨン）が協力して裁判を解決していくリーガルドラマ。
このふたりの師弟関係だけでは無い、友情のような愛情のような、絶妙なケミがとっても新鮮だった！最初はヒョミョンの事をあまり認めていないソクフン。彼女の熱心さや努力、天性のひらめきや角度の違うものの捉え方などを知っていくうちに徐々に認め始め、協力し、最終的には頼る、までになる関係性の変化が面白い。ソクフンがただの堅物ではなく後輩の話にも耳を傾ける人間的な部分を見せるところが、本当に素敵。完璧な弁護士さんでも“人間だものね！”となる。数々の作品に出演しているジヌクのキャラクターの中で一番好きかも！複雑な法曹界でさまざまな経験を積んでいくヒョミョンや仲間たちの成長も良き。
今作は派手さや緩急は無いものの観れば観るほど深く捻りが効いたストーリーで、じわりとじわりとハマる。法廷の問題だけでなく、弁護士たちの成長、弁護士事務所内のいざこざ、脇役の恋愛模様、などいろんな要素がバランスよく絡んでいて、無駄なシーンが無いドラマ。

正義感はあるが社会生活が苦手な新米弁護士（チョン・チェヨン）と、クールで実力派のベテラン弁護士（イ・ジヌク）がパートナーとなり、大手法律事務所「ユルリム」で数々の裁判を解決し成長していく物語。
Netflixシリーズ『エスクワイア: 弁護士を夢見る弁護士たち』独占配信中

韓ドラ姉妹 オンニの「2025 総合作品大賞」は『ナインパズル』

今年の傑作といえば、『ナインパズル』しかない。ナインパズル＝９つのパズルにそれぞれ意味があり、残酷な連続殺人事件につながっていく。簡単に言えば、自由奔放な犯罪プロファイリングの専門家であるユン・イナ（キム・ダミ）と、イナに振り回されながら犯人を追う刑事キム・ハンセム（ソン・ソック）が相当な凸凹コンビなわけで。とはいえ、古めかしい刑事モノにならないのは、2人の力み過ぎない演技が光っていたからこそ。結果、スタイリッシュかつ、スマートな演技に引き込まれ、夢中になった作品。
そして、2人にどこか温もりを感じるからこそ、残酷な連続殺人なのに、目をそらさず観られる作品でした。カメオ俳優陣が韓国屈指の俳優ばかりで、「次は誰？」って毎回、思えたのも楽しい思い出。こちらもシーズン２を求む！

謎めいたパズルのピースが残された10年前の殺人事件。10年前の唯一の目撃者であり、今は天才プロファイラーのユン・イナ（キム・ダミ）と、彼女を容疑者だと信じて疑わない刑事キム・ハンセム（ソン・ソック）が、新たなパズルのピースが手掛かりとなる連続殺人事件の秘密を暴いていく予測不能な本格心理サスペンスドラマ。
『ナインパズル』ディズニープラスのスターにて全話独占配信中
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韓ドラ姉妹 ヨドンセンの「2025総合作品大賞」は『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』

今年もたっくさんあった面白い韓国ドラマ。その中で一番を選ぶなら？っと聞かれたら私は迷わず「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生」と答える。現代ドラマのヒット作が多い中、時代劇のヒットは久々ではないだろうか？アッパレ！です。実力派女優イム・ジヨンと、新星チュ・ヨンウと言う私的には意外な組み合わせだったが、これがこんなにも良きとは！
演技派、実力派、怪演女優など、その演技力の評価が高いイム・ジヨンに対し、負けじと一人二役を見事に演じ切ったヨンウ。
第1話からしっかりした内容で引き込まれ、予測不能な展開、そして細やかな感情の表現や映像美、全16話無駄なく観れる。最終話まで高視聴率を記録し続け、大ヒットとなり史上最高傑作との呼び声が高いのに納得すぎるっ。時代劇ならではのおぼこい恋愛模様もきゅんとする。

心ない主人に仕え、主人の娘に代わって読書や刺繍をこなしてきた奴婢クドク（イム・ジヨン）。ここから逃げだすことを夢見ていた彼女の運命は、両班、ソン・ソイン（チュ・ヨンウ）との出会いによって大きく動きだす。ある事件から、クドクは身分を隠し両班のオク・テヨンとして生きることになり…。
『オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-』
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U-NEXTにて独占配信中

以上、韓ドラ姉妹が選出した『韓ドラ愛♡アワード2025』でした！
これから年末年始シーズン、まだ観てなくて気になる作品があったら私たちに騙されたと思って是非観てね。
そして、来年もたくさんの愛しい韓ドラ作品を紹介していきます。
チャルプタカムニダ♡（よろしくお願いします♡）

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