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成人女性だけど身長が小学生と変わらない133cm。低身長であることを受け止めて生きる主人公はどのようにして生まれた?【著者インタビュー】

  • 2025.12.19

【漫画】本編を読む

病気の影響で小学生の頃に身体の成長が止まってしまった吉乃華・25歳。小学生の時と同じ身長のまま大人になった華は、年齢と外見が乖離していることで「見た目がもたらす生きづらさ」に直面してゆく。華だけではなく、顔面麻痺を患っているために無愛想と思われてしまう同僚の岩見や、身長が高いことを気にする直美など、登場人物それぞれが抱える悩みを通じて、気づきと勇気をもらえる『133cmの景色』(ひるのつき子/新潮社)。著者であるひるのつき子さんに、本作を描いたきっかけや伝えたいテーマについて話を聞いた。

――主人公・吉乃華について教えてください。華を描く上で、参考にした人物はいますか?

ひるのつき子さん(以下、ひるの):この話を作ったきっかけとして、担当編集さんに紹介していただいた華と同じ病気の方のインタビューがあるんです。もし誰かを挙げるとすればその方になるのかもしれません。ただ性格や外見などはすべてゼロから作っています。

――華とご自身では、似ていると感じる部分はありますか?

ひるの:あまり似ているところは無い気がします……(笑)。強いて言うなら動物が好きなところでしょうか。

――よく漫画家さんのインタビューを読むと「キャラクターが自然と動き出す」というお話を見るのですが、お話が進むにつれて、ひるの先生も予想していなかった華の変化はありましたか?

ひるの:華に関しては1話の段階でかなり性格が固まっているキャラクターでした。予想外の変化はあまりありませんね。むしろ他の登場人物の方が予定と異なった動きをしていることが多いです。

取材・文=原智香

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