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【難読漢字】「俘」の読み方は何?「侯」とは別の漢字ですよ!

  • 2025.12.19

本日の難読漢字クイズは「俘」

「侯」に似ていますが…

読めそうで読めない漢字ですね。

早速ヒントを見てみましょう!

「俘」の読み方のヒントは?

1.「俘」という字をひらがな表記にすると、自然と三文字の言葉になります。

2.戦国時代に詳しい人なら、一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。

3.ドストエフスキー『カラマゾフの兄弟』にも、「そそのかして俘にした人間が、」といった一節が登場します。

4.誰かに心をつかまれ、象徴的に“俘われる”ような体験は、人生の景色を大きく広げてくれるものです。

正解は…

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正解は「とりこ」でした!

「俘」とは、捕らえた敵、捕虜、生け捕ることです。また、特定の物や人に夢中になることも含みます。ただし、その場合は「虜(とりこ)」を用いるケースが多いでしょう。

誰かの「俘」になる経験があるのは幸せなことですね。

「俘」の音読みは「フ」、訓読みは「とりこ」「俘る(とる)」、漢検1級、9画の漢字です。

「俘」を使った熟語

俘聝・俘馘(ふかく):敵を生け捕りにしたうえで、証拠として左耳を切り取る行為を指す語。

俘醜(ふしゅう):多数の俘囚、またはその子どもたちを意味する言葉で、古代の文献にも見られる表現。

俘斬(ふざん):敵を捕える、もしくは状況に応じてそのまま斬り捨てる行為を表す語。

俘虜(ふりょ):現在の「捕虜」とほぼ同義で、戦争や武力衝突によって相手勢力の支配下に入った者を指す。

「捕虜」という語は現代では一般的ですが、古い日本では同じ意味で「俘虜」と書かれました。とくに明治から第二次世界大戦期までは、公文書や軍の記録など公式な文章では「俘虜」が使用されることが多く、反対に当時の雑誌・新聞・一般向け書籍などでは「捕虜」という表記が広く用いられていたようです。

このように、同じ概念でも時代や文書の種類によって表記が異なり、歴史資料を読む際には注意が必要です。

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