「名探偵コナン」テレビ放送30周年記念！2週連続で金曜ロードショーオリジナル作品を放送

「名探偵コナン」が2026年にテレビ放送30周年を迎えることを記念し、1月16日(金)、23日(金)の2週連続で、過去に金曜ロードショーのために作られた「名探偵コナン」のオリジナル作品が放送されることが決定。またその放送に先駆け、1月3日(土)16時半からは1時間スペシャルとして、新一がコナンになる少し前の物語「エピソード“ZERO” 工藤新一水族館事件」も放送される。

【画像を見る】工藤新一が、なぜ江戸川コナンになったのかを新たに描く「エピソード“ONE”小さくなった名探偵」

第1週となる16日に放送されるのは、2016年に放送開始20周年を記念して放送した「エピソード“ONE”小さくなった名探偵」。テレビシリーズ「名探偵コナン」第1話、工藤新一(声：山口勝平)が、なぜ江戸川コナン(声：高山みなみ)になったのかが新たに描かれる。原作者である青山剛昌の全面監修のもと、第1話「ジェットコースター殺人事件」を完全新作として新たに作り上げ、放送当時ファンの間で大きな話題となった作品だ。

原作をより忠実に再現しながらも、第1話で描き切れなかったそれぞれのキャラクターたちの行動や気持ちなどのディテールを肉付け。黒ずくめの組織に従いアポトキシン4869を開発するシェリー／灰原哀(声：林原めぐみ)など、第1話の段階では登場していなかったキャラクターも登場するほか、コナンと出会う前の少年探偵団や阿笠博士(声：緒方賢一)、コナンが家に転がり込む前の毛利小五郎(声：小山力也)らもしっかりと描かれている。また、新一と蘭(声：山崎和佳奈)が運命のトロピカルランドでデートすることになった理由など、謎に包まれていた部分も描き、その後の物語につながる伏線も随所に張り巡らされていて、ファンがいろいろと楽しめる要素が詰まった作品となっている。一方、いままで「名探偵コナン」を見ていない人たちにとっても、主要キャラクターの魅力、黒ずくめの組織との関係など、「名探偵コナン」の世界観をしっかりと把握できる内容になっている。

2週目の23日には、2014年に原作連載開始20周年を記念して放送された「江戸川コナン失踪事件 史上最悪の二日間」を放送。記憶喪失になったコナンが誘拐されるという前代未聞の展開が繰り広げられる。銭湯で転倒し気を失ったコナンを怪しい2人組の男が、病院へ運ぶと言って車で連れ去ってしまう。2人は裏の世界で有名なアドリブのタツと伝説の殺し屋コンドウ。やがて目を覚ましたコナンは、頭を打ったショックで記憶喪失に。脚本を手掛けたのは『鍵泥棒のメソッド』(12)で監督、脚本を務め、第36回日本アカデミー賞で最優秀脚本賞を受賞した内田けんじ。『鍵泥棒のメソッド』の後日譚にもなっている。

1996年1月8日から放送が始まった「名探偵コナン」。テレビ放送30周年となる2026年、ぜひ金曜ロードショーで特別な2本を楽しんでほしい。

文/鈴木レイヤ