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「性被害のことも言えなかった」家出同然で上京した元タレントを追い詰めた“根深い孤独” 「親はいつも姉の味方」

  • 2025.12.18
【写真・画像】「性被害のことも言えなかった」家出同然で上京した元タレントを追い詰めた“根深い孤独” 「親はいつも姉の味方」 1枚目
ABEMA TIMES

元タレント女性を襲う、芸能界のシビアな現実。柴咲コウ主演のABEMAオリジナルドラマ『スキャンダルイブ』第5話では、芸能界を夢見た一人の少女が性被害に陥るイバラの道が明かされる。

【映像】大物俳優からの性加害シーン

華々しい芸能界の、表には決して出ないリアルな裏側をテーマにした『スキャンダルイブ』。不可解なスキャンダルに揺れる新興芸能事務所VS週刊誌の熾烈な攻防を赤裸々に描く。

大手芸能事務所KODAMAプロダクションによる告発握り潰しの真相を追う週刊誌記者の平田奏(川口春奈)に、妹の平田莉子(茅島みずき)はついに重い口を開く。KODAMAプロの看板俳優・麻生秀人(鈴木一真)から性被害を受けるまでの経緯と、姉・奏に抱いていた根深い葛藤を。

莉子は小学校低学年の頃から、テレビの音楽番組を見てはアイドルに憧れるような少女だった。そんな莉子に対して母親は「邪魔しないで。お姉ちゃん明日テストなんだよ」とテレビを消してしまうなど、常に姉である奏を優先するかのような態度を取っていた。

家族にとっては些細な事かもしれない。しかし莉子にとっては姉妹間の格差の積み重ねが疎外感を植え付け、誰かに認めてもらいたいという承認欲求の芽を育むことになる。

高校生になった莉子は芸能事務所からスカウトされるのだが、両親は「バカなことを言うな」と猛反対。奏も「せめて大学に行ってからでも」と莉子の将来を考えて良かれと思ってアドバイスをするのだが、疎外感が肥大した莉子は素直に受け取ることが出来ず、家族全員から夢を否定されたと誤解。「私とお姉ちゃんは違う。私には私の生き方があるの!」と言い放ち、高校を中退して家出同然で上京する。

「家族に認めてもらいたい!」という強い想いで人生初の東京生活に突入した莉子は、築50年のボロアパートに暮らし、芸能界での成功という夢を叶えるため、アルバイトで生計を立ててレッスンに励む。だが練習生として所属した弱小事務所からはたびたびレッスン料の値上げを告げられ、経済的にも追い詰められていく。

少しでもレッスンの時間を確保するため、夜のバイトも始めた。しかし何もかも上手くいかず孤独を深めて3年が経ち、最後の挑戦としてKODAMAプロダクションが開催するオーディションに参加する。必死に努力し、精一杯アピールするも結果は落選。その直後にオーディションが出来レースだったという衝撃的噂も耳にする。

不幸は連鎖し、父親が死去。葬儀のために帰郷するのだが、家族に合わせる顔を持たないと思った莉子は葬儀の様子を遠くから眺めるしかなかった。そして誘われたKODAMAプロダクション看板俳優・麻生秀人主宰の業界飲み会。夢を掴むチャンスだと思って参加した莉子は、麻生から性被害を受けてしまう。

家族にも相談できず、勇気を出して週刊誌に告発しても握り潰される。まさに孤立無念。根深い孤独に苛まれた莉子が再び立ち上がり訴えた声は、果たして世間に届くのだろうか?

莉子の生い立ちや、憧れていた芸能界で待ち受けていた残酷な展開に視聴者からは「芸能界の闇すぎる」「可哀想…実際にありそう」「家の中に居場所無かったんだな」「あー、母ちゃんそれはダメだ」「リアルにこんな芸能系の卵の人は多いと思う…」などの声が上がっていた。

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