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長編アニメーション映画『花緑青が明ける日に』“忘れられないラスト10分”をダイナミックに表現したメインビジュアル&美術ボード

  • 2025.12.18

萩原利久と古川琴⾳がダブル主演を務める長編アニメーション映画『花緑青が明ける日に』(2026年3月6日公開)から、メインビジュアルと美術ボードが到着した。

【画像を見る】映画の世界観を写しだした美術ボードも解禁

【画像を見る】映画の世界観を写しだした美術ボードも解禁 [c]2025 A NEW DAWN Film Partners
【画像を見る】映画の世界観を写しだした美術ボードも解禁 [c]2025 A NEW DAWN Film Partners

本作は、日本画家としての活動を軸に、新海誠や片渕須直のアニメーション作品にも参加する四宮義俊が、自身のオリジナル脚本で描く初の長編アニメーション監督作。タイトルにある“花緑青(はなろくしょう)”とは燃やすと青くなる緑色の顔料で、かつて花火の材料に使われていたが、美しさと引き換えに毒性を含むことから幻となった。物語の舞台は創業330年の花火工場「帯刀煙火店」。再開発による立ち退きの期限が迫るなか、幻の花火“シュハリ”とそこで育った若者たちの未来をめぐる2日間の物語を活写する。声優初挑戦となる萩原と古川のほか、入野自由と岡部たかしが脇を固める。

帯刀煙火店の次男で、蒸発した父親に代わりシュハリを完成させようと実家にこもって独りで花火づくりに情熱を注いでいる敬太郎(声:萩原利久)、地元を離れて東京の美術系大学で将来の道を模索する幼なじみのカオル(声:古川琴音)。帯刀煙火店で育ち、花火と深い関わりがある2人は、町の再開発や進学を機に疎遠になっていたが、“帯刀煙火店の立ち退き期限が明日に迫っている”という報せを携えた敬太郎の兄、千太郎(入野)の手によってカオルは半ば強引に地元に戻ってくる。4年ぶりの再会を果たした2人は、残された2日という期限のなかで、運命を変える花火を打ち上げるために奮闘する。

このたび解禁されたのは、“忘れられないラスト10分”の⼀瞬を切り取ったメインビジュアル。4年ぶりに再会した主人公の敬太郎とカオルが力強く、かつ願うような表情で夜空を見つめる様子をダイナミックに描きだしていて、四宮が生みだす圧倒的な色彩が印象的なビジュアルとなっている。

主人公たちが生まれ育った二浦市の風景 [c]2025 A NEW DAWN Film Partners
主人公たちが生まれ育った二浦市の風景 [c]2025 A NEW DAWN Film Partners

あわせて公開されたのは5点の美術ボード。本作の舞台で敬太郎やカオルら幼なじみが生まれ育った地元の二浦市の風景や帯刀煙火店が描かれている。二浦市では町の再開発が進んでいて、美しい入り江だけでなく帯刀家にもその手は迫っている。豊かな緑とむきだしの工事現場が同居するさまは本作の重要なポイント。今回の作品では『君の名は。』(16)などの作品で活躍する馬島亮子が四宮と共に美術監督を務めている。

さらに12月19日(金)からはムビチケ前売券(カード)とムビチケ前売券(オンライン)の発売がスタート。ムビチケ前売券(カード)の特典は、ソファで眠るカオルのイラストを使用した「映画オリジナル“ハナロク"クリアしおり」で、ムビチケ前売券(オンライン)は「映画オリジナルスマホ壁紙3種セット」がオンライン特典となる。

日本画家の四宮が自らの原作、脚本をアニメーションとして映像化する『花緑青が明ける日に』。瑞々しい色彩をスクリーンで堪能してほしい。

文/スズキヒロシ

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