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  2. 2年前に「小倉一郎」から改名した74歳の名優、ステージ4の“がん闘病生活”を告白「子どもたちのサポートに感謝」「俳句がなかったら、途方に暮れていた」

2年前に「小倉一郎」から改名した74歳の名優、ステージ4の“がん闘病生活”を告白「子どもたちのサポートに感謝」「俳句がなかったら、途方に暮れていた」

  • 2025.12.18
徹子の部屋
ABEMA TIMES

2年前に小倉一郎から改名した俳優・小倉蒼蛙(74)が、12月17日放送の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)に出演。番組では、2023年にステージ4と診断された、計6カ所のがん闘病生活について語る場面があった。

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小倉は、がんが発覚したきっかけについて、「足首を骨折して、整形外科に通院していたら、背中が痛かった。なかなか治らないので、調べてみたら、両方の肺にがんが見つかった」と振り返る。

このときに医師からは、「あと1年か、2年です」と余命宣告された。そして、「子どもたちに伝えたら、『もう1回、専門病院で診てもらった方がいいでしょ』と言われ、検査したら、脳、リンパ節、胸の骨、肋骨にもあって…計6か所が見つかった」という。

「いよいよこれはダメだと思ったが、がんセンターの先生が『薬があるから大丈夫です』とおっしゃってくださった。今の薬の進歩はすごく、副作用も本当になかった」ようだ。

具体的な治療法として、右の脳にあったがんは「サイバーナイフ」と呼ばれる放射線治療を1回行っただけで全部消えた。骨と脳のがんは放射線、両肺は抗がん剤で消滅したという。このことを小倉は「嘘みたいです」と話す。

しかし、「がんセンターの先生は『治ったように見えているだけで、再発の可能性はあります』とおっしゃっているので、念のため抗がん剤は毎月やっている。この間もやってきたばっかりです」と明かした。

闘病中は、子どもたちが積極的にサポートしてくれたことに「本当に感謝している」。また、28年間続けている俳句が精神的な支えとなった。「俳句がなかったら、途方に暮れていた。点滴を受けながら、ずっと考えていた」。その中で、がんと診断されてすぐに、子どもたちに残す言葉として作成した句「シャボン玉 別れは常に あるんだよ」も紹介された。

小倉は、がん克服をきっかけに、「生まれ変わった気分でいる」とし、2023年に俳句の俳号から「小倉蒼蛙」に改名した。今後は、子どもたちや孫に感謝しつつ、「元気で仕事していきたい」と意欲を語った。(『徹子の部屋』より)

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