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末期がんの夫にメッセンジャー黒田のタコ飯を食べさせたい!妻の願いに1日だけ居酒屋オープンするも、問題はお会計…「100万円までなら出せる」

  • 2025.12.18
探偵!ナイトスクープ
ABEMA TIMES

『探偵!ナイトスクープ』(テレビ朝日系)が12月12日に放送され、末期がんで闘病中の夫のために、憧れの芸人・メッセンジャー黒田が手料理を振る舞う様子が描かれた。

【映像】結婚した頃の夫婦の写真

視聴者から寄せられた依頼にもとづいて、探偵局長が部下の探偵たちを野に放ち、世のため、人のため、公序良俗・安寧秩序を守るべく、この世のあらゆる事どもを徹底的に調査追求する同番組。今回の「病気と闘う夫に『居酒屋黒田』を」は、兵庫県の女性(56)から寄せられた次のような依頼だ。

『今回は病気と闘っている夫の夢を叶えていただきたく、ご依頼しました。夫は根っからの関西人で、お笑い番組が大好きです。そんな夫が去年の7月、ステージIVの末期がんと診断されました。人生でやり残したことはないか考えたところ、夫が一番好きな芸人さん、メッセンジャーの黒田有さんの居酒屋に行けなかったことが心残りだというのです。料理上手な黒田さんが「いつか居酒屋を開きたい」とテレビで言っているのを見て、まだかまだかと心待ちにしていたのですが、夫には、その「いつか」を待つ時間はあまり残っていないのかもしれません。一度でいいから、寂しがり屋の黒田さんが、淡路島の別荘で後輩芸人たちと飲んでいる時、そろそろお開きだけど帰ってほしくない時に出てくるという「夜中3時のタコ飯」を食べさせてあげたいのです。夫はポケットマネーで100万円までなら出せると言っています。ですが、その額を初めに提示してしまうと、黒田さんのことですから、そこから値段のつり上げがありそうなので、最初は5万円あたりから交渉ができれば。どうか、黒田さんが大好きで、病気と闘っている夫においしい料理と楽しいひと時を与えてもらえないだろうか』

さっそく、竹山隆範探偵は依頼者の元へ。夫の病状は、大腸がんのステージIVを患っており、現在は抗がん剤治療を中止している状態だった。余命は「半年かも」と告げられている厳しい状況だが、夫婦は結婚31年目を迎え、「1日でも楽しいなと思える日が多かったらいい」と語る。

黒田については、夫に話を聞くと「正直というか、権威にひれ伏さない」ところが好きだと語り、携帯電話に「黒田語録」をメモするほどの熱狂的なファンだった。「ビートルズのジョン・レノンか黒田さんか」と並べるほどの心酔ぶりに、竹山探偵も驚きを見せた。

そこへ、依頼内容を聞いたメッセンジャー黒田本人が登場。「無茶やで。昨日の今日でなんで居酒屋を…」とボヤきながらも、知り合いの店を借りて「居酒屋黒田」を1日限定で開店することになった。黒田は偶然にも釣りの帰りで新鮮な魚を持っており、自ら厨房に立って刺身や料理を振る舞った。

夢にまで見た「居酒屋黒田」に来店した夫婦。黒田が作った刺身を食べた夫は「うまい」と笑顔を見せた。竹山探偵は、「恐怖はないか」と聞くと、夫は「死んでしまう恐怖はなかったが、嫁を置いていくことにどうしようという思いだけでした」。また、「ありがたいことに嫁は一度もこの件で泣いてない。立場が逆だったらワンワン泣いていた」と語った。

そして、メインディッシュである憧れの「タコ飯」が登場。一口食べた夫は、「エキスがご飯に染み渡って、海を食べてる感じします」と絶賛し、食欲が落ちていたにもかかわらず箸を進めた。その様子を見た依頼者は、「何よりの薬になったと思います」と涙を浮かべて感謝した。

会計時、黒田は「俺がここで金取って何のプラスがあんねん」と受け取りを拒否。「お二人から笑顔と元気をもらえたから」とかっこよく締めくくり、代金はテレビ局(ABC)に請求すると笑いを誘った。

スタジオで竹山探偵は、黒田について、「ロケ終了後、宣言通りしっかりギャラ交渉をしてきました」と明かし、笑いを誘った。

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