「子供が欲しいっていうより、私が生きてる意味が欲しい」お嬢様育ち、キャリアなし。無気力に時間を持て余す日々／灰汁女①

『灰汁女』（松本千秋/文藝春秋）第1回【全2回】

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30代既婚、キャリアなし。お嬢様育ちの無気力美人・美禰子は有り余る時間を持て余していた。「退屈で死にそうって言葉あるけど、あれマジね」仕事を探そうにも、今からレジ打ちや清掃なんてしたくない。子供を欲しいと思っても、旦那とは5年もレスで今更どうやって…？街に出ては“物欲しそうな男の視線”を集め、とりあえずの満足を得る日々。平坦だった美禰子の人生は、ある選択によって思いもよらない結末を辿る…？ちょっぴりユニークでシュールな美禰子の日々『灰汁女』をお楽しみください！

※一部加筆修正前のデータとなります。