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最新回の朝ドラ「ばけばけ」ウラの見所~おトキ(髙石あかり)の怪談、待ってました!“鳥取の布団”も萌えポイント

  • 2025.12.17

【朝ドラのツボ!】

第12週「カイダン、ネガイマス。」#58

(C)NHK
(C)NHK

ヘブン(トミー・バストウ)に怪談好きであることを告げたトキ(髙石あかり)。ヘブンは興奮してトキに怪談を求め、さっそく披露することになる。

「タダアナタ、ノ、ハナシ。アナタ、ノ、コトバ、デナケレバ、イケマセン」。トキに期待の眼差しを向けるヘブン。トキは部屋を暗くし、ろうそくをヘブンの目の前に置く。そして火を灯し、トキは「鳥取の布団」を語り始める。

【本日のツボ】

(C)NHK
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「兄さん寒かろう」「お前も寒かろう」

※※以下、ネタバレあります※※

おトキ、大好きな怪談をようやく披露することが出来ました。以前、東京の錦織(吉沢亮)の下宿先で披露しようとしたら、インテリ軍団に「怪談は時代遅れ」と言われ、結局、披露できないままでした。

おトキにはもとより、私たち視聴者も「待ってました!」の場面です。初回のオープニング、ロウソクを挟んだ2人を上から映していたあの映像は、ここに繋がるのですね。

しかも、おトキが初めてヘブンに披露するのが「鳥取の布団」。銀二郎(寛一郎)がおトキに教えてくれた、地元に伝わる怪談だというのも萌えポイントでした。おトキは銀二郎のことを未だ忘れられない、などということもあるのかな、と妄想が膨らみます。

「推し友」を見つけたおトキ

(C)NHK
(C)NHK

日本語があまりわからないヘブンに、もう一度、もう一度と言われて、それに応えるおトキ。なんだか高揚しているように見えました。

「兄さん寒かろう」「お前も寒かろう」。それにしても、おトキの怪談は初めて話すわりにはとても上手く、母・おフミ(池脇千鶴)がよほどの語り手だったのでは、と想像がつきます。

いつもより帰りが遅くなってしまったおトキですが、とても幸せそうでした。怪談の素晴らしさをわかってくれた推し友に出会えたおトキの気持ち、推し活ばやりの今、多くの人の共感を得ることでしょう。

(C)NHK
(C)NHK

翌朝、おトキを出迎えるヘブン、おトキが来るのを待ち構えていたという感じでした。怪談が結ぶ縁。推し友は強し、です。

(桧山珠美/TVコラムニスト)

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