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夫が浮気をしているから会話がなくなった? 心外な言いがかりに夫が激怒! すれ違うふたりに未来はある?【著者インタビュー】

  • 2025.12.17

【漫画】本編を読む

専業主婦の彩子は、デザイン事務所で働く夫・裕介と、4歳の息子・大地の3人家族。仕事をこなしつつ家事と育児にも積極的な夫に不満はなく、幸せに暮らしていた。しかし彩子には最近とある悩みが。それは「夫と会話が広がらない」こと。息子が生まれたばかりの頃は夫婦でたくさん話をしていたのに、いつの間にこんな関係になってしまったの……?

夫婦の日常を妻と夫、それぞれの視点から描く『夫と会話になりません』(上野りゅうじん/祥伝社)。“完璧主義な夫と大ざっぱな妻”というふたりの行動や思考のリアルさが魅力で、つい自分を重ねながら読んでしまう。そんな本作が生まれた経緯や反響について、著者の上野りゅうじんさんにお話を伺った。

――裕介が彩子と職場のシングルマザーの女性を比較するシーンがあります。

上野りゅうじんさん(以下、上野):彩子に対して「家にいるのに、仕事をしていないのに」という前置きがあるから、夫の裕介としては思わず比較してしまったんですよね。家で何かしらの役割をしている妻を裕介は知らない。知ろうともしなかった、と言うと冷たい人間に聞こえますが、結局見えている世界しか見ようとしないのは、彩子も含めてみんな同じなのでは?と思います。

――その後帰宅した裕介と、夫と話がしたくて起きていた彩子は言い争いになってしまいます。彩子の気持ちとは裏腹に裕介は「義母に自分の悪口を言っているのでは?」と勘繰ったり、彩子も裕介に「浮気しているのでは」と口走ってしまったり。読んでいてやきもきしました。

上野:これもお互い見えている世界しか見ようとしない、さらに見えてない部分を悪く想像してしまうからこじれてしまうんですよね。でも夫婦って結構こんなことあるんじゃないかな、と思いながら描いたシーンです。

取材・文=原智香

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