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よその子が娘の新品自転車をわざと破壊「弁償して」「そんな金額、イヤよ!」え?知らない人が来て一言

  • 2025.12.17

ある日、娘の新品の自転車が近所に住むAくんに壊されてしまいました。しかし、Aくんのママは謝罪どころか開き直り、「大げさだ」と切り捨ててこちらの話を聞こうともしません。怒りを感じた私は、正当な証拠を武器に立ち向かうことに……。

わざと壊したのに弁償拒否!?

娘が4歳の誕生日に祖父から買ってもらった念願の自転車。娘はとても気に入っていて、毎日のように大切に乗っていました。

しかしある日、駐輪場へ行って自転車を見たら、フレームに深い傷がいくつも入っていて、前輪の泥除けが大きく歪んでいたのです。娘はそれを見てショックを受け、大泣きしてしまいました。

マンションの管理人さんに事情を説明し、警察にも相談したうえで防犯カメラの映像を確認することに。すると、近所に住む小学生の男の子Aくんが、自分の自転車を娘の自転車に何度もぶつけている様子が映っていました。乱暴なAくんは、何度かお友だちと問題を起こしたことがありながら、Aくんママは容認していると近所では有名です。

私はAくんの家を訪ね、状況を伝えました。しかしAくんママの返事は「あら、子どもがやっちゃったの? でも大した傷じゃないでしょう。うちなんて毎日乗りまわしてボロボロよ~。でも多少の傷は勲章だと思ってるわ!」と、なんとも無神経極まりない発言をするのです。私は「傷の程度を判断するのはあなたではありません! これは新品で、娘が大切にしていたものです。修理の見積もりを出して、請求させていただきます」と勇気を出して伝えます。しかしAくんママは「大げさね」と吐き捨て、「もういいかしら? 忙しいの」と話を打ち切ってしまったのです。

私はすぐに自転車店に行き、見積書を作成してもらいました。傷の状態からフレームの補修が必要で、泥除けは交換、さらに安全性を考慮すると新品交換が妥当という診断です。

翌日、私はAくんママに総額1.5万円の見積書を突きつけました。その金額を見たAくんママは「ふざけないで! たかが傷だけでこんなにかかるはずがないでしょう。詐欺よ!」と激怒! 私は「これは自転車屋さんが出した客観的な診断結果です。あなたの主観は通用しません。この金額を支払うか、警察と弁護士を通して話し合うか、選んでください」と冷静に話しました。Aくんママが「意味わかんないわ!」となかなか観念せず、Aくん宅の玄関先で押し問答状態だったとき、背後から「そのくらいにしなさい」と60代くらいの男性の声がしたのです。

え、誰!? と思いましたが、どうやらその男性の正体は、同じ地域に住んでいるAくんのおじいちゃん。Aくんママにとっては義父です。Aくんのおじいちゃんは、「Aの素行が悪いと近所で噂になっている。ちゃんと確認しようと来てみたらこの様子か……。周りに迷惑がかかってるんだ、親がちゃんと謝らないでどうする」とAくんママを叱ってくれたのでした。義父の登場に、Aくんママはついに観念。「わかったわよ……。全額お支払いします。ごめんなさい」と謝罪してくれました。

後日、Aくんのママから封筒に入った修理代が手渡され、娘の自転車は新品同様のピカピカな状態に修理されました。警察や管理人さんにも解決を報告し、一件落着。Aくんがなぜそんなことをしたのかは不明ですが、Aくん自身もおじいちゃんにこっぴどく叱られたようで、今ではすっかりおとなしくなっています。

時には、子どもが親の見ていないところで人に迷惑をかけたりしてしまうこともあるかもしれません。しかし、それを親が「仕方ない」で終わらせてしまうのはよくないと思います。Aくんママのように、感情的になったり、自己中心的で無責任な発言をしたりせず、自分の子どもの起こしたトラブルには誠実で冷静な対応をしようと改めて思った出来事でした。

著者:長嶺りょう/30代・主婦。4歳の女の子を育てるママ。寝る瞬間までおしゃべりを続ける娘の横で白目を剥きながら、大好きな推しのことを考えて現実逃避中。

作画:Pappayappa

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年10月)

ベビーカレンダー編集部

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