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「母親失格だなぁ」通りすがりのおじさんの心無い一言に母が反撃!「育児をしたことがない人に言われたくない」【インタビュー】

  • 2025.12.17
母親失格だな 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)
母親失格だな 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)

子どもを連れていると、不用意な言葉で傷つけられることもある。子どもを連れて歩いていると見知らぬおじさんに「母親失格だなぁ、かわいそうに」とののしられた、とまとママさん。その反対に見知らぬおじさんから助けられたエピソードもあわせて紹介するとともに話を聞いた。

「寒そう、寒そう、母親失格だな、かわいそうに」と言われた

知らないおじさんに母親失格と言われた06 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)
知らないおじさんに母親失格と言われた06 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)
知らないおじさんに母親失格と言われた07 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)
知らないおじさんに母親失格と言われた07 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)

風邪をひいた長男を病院に連れていった帰り道。「見知らぬおじさんに、薄着をさせている」と注意された。「寒そう、寒そう、かわいそうに」といい、「母親失格だな、かわいそうに」と言われたのは、作者のとまとママさん。あまりの一方的な言われように、普段は黙って受け流すが「寒くないですよ」と言い返した。薄手のダウンを羽織っていたが中は裏起毛のトレーナーを着ていたからだ。はっきり「かわいそうじゃないです」と言い切ったとまとママさん。コメント欄にも「言い方がよくない」「育児をしたことがない人に言われたくない」などの声が届いた。

イヤイヤ期息子と息子と知らないおじさん03 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)
イヤイヤ期息子と息子と知らないおじさん03 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)
イヤイヤ期息子と息子と知らないおじさん07 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)
イヤイヤ期息子と息子と知らないおじさん07 画像提供:とまとママ(@tomatomama2021)

しかし、嫌な出来事ばかりではない。むしろ子どもを連れていると、助けられることも多いと描くのは「イヤイヤ期の息子と知らないおじさん」だ。暴走する息子を引き留めてくれたり、エレベーターを開けたまま待っていてくれたり、グズグズしている息子を抱っこして並んでいたら、レジの列を変わってくれたりした。これが1日にあった出来事だというから驚く。

日常は意外と優しさにあふれている?

――現在、とまとママさんはどのような活動をしていますか?

現在は会社員として働きながら、Instagramで育児漫画を投稿しています。また、Voicyでも子育てのリアルや、日々の中でクスッと笑える出来事を発信しています。ほかにも、学研さんの「こそだてまっぷ」のInstagramアカウントで連載を担当させていただいたり、企業様からのご依頼で育児にまつわる記事や漫画制作も行っています。ありがたいことに活動の幅が少しずつ広がっていて、毎日バタバタしつつも、見てくれた方が“ふっと肩の力が抜けるような、ほっこりする瞬間”につながればいいなと思いながら発信を続けています。

――表題の『知らないおじさんに母親失格と言われた』には多くの怒りのコメントが集まりました。とまとママさんは、嫌味を言われたことをどう感じていますか?

言われた瞬間は正直ムッとしました。普段ならスルーするんですが、このときは周りに人も多かったし、交番のすぐ近くだったこともあって、珍しく言い返してしまいました。ただ、こういう人は世の中に一定数いますし、普通に生活していても嫌なことを言われることってありますよね。それで落ち込んでしまうのはもったいないので、「これは気にしなくていいや」と早めに切り替えるようにしています。実際、今回の件も特に引きずってはいません。

――反対に『イヤイヤ期息子と知らないおじさん』では、たくさんのおじさんたちに助けられる連鎖が起きました。表題には、2.9万いいねがついていますが、感想をお願いします。

とってもうれしかったです。その日の出来事が本当に心に残る優しさだったので、まずはスレッズに投稿したんです。そしたらたくさん反応をいただいて、「これはもっと多くの人に届けたい」と思って漫画にもしました。こういうすてきな出来事はできるだけたくさん共有していきたいですね。

――子育てをしているといいことも嫌なこともありますが、この2つの出来事をどう感じていますか?

嫌なことで、気にしなくてもよさそうなものは早めに忘れるようにしています。でも、自分にとって“気づき”になる言葉だった場合は、今後に活かしていきたいと思っています。いいことに関しては、大事に大事にして、忘れないように、そしてその優しさやうれしい気持ちを、自分も今後誰かに返していけるようにしたいなと思っています。

――作品を拝見していると子ども連れでも「いいこと」が多い印象ですが、エピソードはどのように集めているのでしょうか?

実はすべて、自分の日常で起きたことなんです。集めているわけではなくて、うれしかった出来事は忘れないように、すぐスマホのメモに残しています。もちろん嫌なこともありますが、それはあまり漫画にはしていません。私の漫画を読んで読んだ方が“ほっこり”してくれたらうれしいので、なるべくよいエピソードを多く発信するようにしています。

――漫画を通して伝えたいこと、今後描いていきたいことなど教えてください。

育児って、楽しいことばかりじゃなくて、時々ふっと孤独を感じる瞬間もあると思うんです。そんなときに、「1人じゃないよ、ここにも同じ気持ちの人がいるよ」と伝えられる存在でいたいです。これからも、日常のリアルをそのまま描いた育児漫画で「うちもこうだよ!」「わかる!」と共感してもらえたり、思わずクスッと笑ってほっこりしたり、ちょっとした息抜きになってくれたらうれしいなと思っています。

取材協力:とまとママ(@tomatomama2021)

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