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福原遥、宮沢氷魚、宮近海斗らの自然な笑顔!『楓』福士蒼汰撮影のオフショット&風景写真公開

  • 2025.12.17

スピッツの名曲を原案にしたラブストーリー『楓』が、12月19日(金)より公開となる。本作より、主演の福士蒼汰が撮影中に自らカメラで撮影したキャストたちのオフショットと、ニュージーランドロケで捉えた風景写真が公開された。

【写真を見る】楓の葉を持った亜子のワンショット

【写真を見る】楓の葉を持った亜子のワンショット [c]2025 映画『楓』製作委員会
【写真を見る】楓の葉を持った亜子のワンショット [c]2025 映画『楓』製作委員会

事故で双子の弟を失った涼(福士)は、弟の恋人、亜子(福原遥)に弟と間違えられたまま恋人として過ごす。しかし亜子もまた秘密を抱えていた。本作は、真実を言えないまま惹かれ合ってしまう2人の男女の姿を描く感動作となっている。本作で監督を務めるのは、多様な恋愛映画を手がけてきた行定勲。そして、オリジナルストーリーを書き上げたのは、『ソラニン』(10)や「東京リベンジャーズ」などジャンルを問わず活躍する脚本家、高橋泉。そして音楽は、藤井風など様々なアーティストの作曲や編曲、プロデュースを務め、映画やドラマ、CMなど多方面に楽曲提供を行うYaffleが担当する。

物語の主人公を演じるのは、福士と福原遥。双子の弟、恵を失った涼を福士、残された恵の恋人、亜子を福原が演じ、弟のフリをする涼、秘密を抱えた亜子、大切な人を失った2人がそれぞれ葛藤を抱えながらも、希望を見いだしていく姿を温かく映しだす。

本作の主人公、涼は、劇中で“カメラマン”の仕事をする青年。その設定さながらに、福士は撮影の裏側でもカメラを携え、共演者の自然な表情を多数撮影。今回解禁されたのは、その福士が撮影中に自ら撮りためた、ほかキャストたちの笑顔あふれる貴重なオフショットの数々だ。まずは、ヒロインの亜子を演じた福原。ニュージーランドのテカポ湖を背景に、楓の葉をそっと手にした一枚は、柔らかな風まで感じられるような穏やかな微笑みが印象的。福士と共に2人でニュージーランド撮影に参加した福原だったが、美しい山々や湖などの自然に囲まれた環境に心躍らせながら、楽しく撮影していた様子がうかがえる。

劇中では寡黙な梶野だが、“福士カメラ”の前では柔らかな笑顔に [c]2025 映画『楓』製作委員会
劇中では寡黙な梶野だが、“福士カメラ”の前では柔らかな笑顔に [c]2025 映画『楓』製作委員会

そして、福士演じる涼と恵の幼なじみ、梶野役の宮沢氷魚。劇中ではクールで寡黙な存在だが、写真のなかではカメラを構える福士に向けて屈託のない笑顔を見せており、役とは違う素の魅力が感じられる。涼の後輩で、密かに想いを寄せる日和役の石井杏奈は、太陽の光を受けながら笑顔を浮かべるショット。自身が演じた日和らしく、画面いっぱいにエネルギーが広がる印象的な一枚だ。そして、亜子の行きつけの店の店長、雄介を演じた宮近海斗は、どこか照れくさそうな表情で福士のカメラにピースサインを向ける。本作では福士と宮近の共演シーンは少なかったものの、宮近の温かく柔らかな空気感とが漂う一瞬を見事に切り取っている。

アルパカのワンショット [c]2025 映画『楓』製作委員会
アルパカのワンショット [c]2025 映画『楓』製作委員会

さらに今回、ニュージーランドでのロケ中に福士が自身のカメラで切り取った風景写真も公開。星空保護区ゴールドティアに認定されたテカポ湖の澄んだ空気や、広大な牧草地帯、そして大地を元気に駆け回る羊たちなど、現地で過ごした日々の空気がそのまま閉じ込められたような写真ばかり。なかでも目を引くのは、福士がファインダー越しに捉えたアルパカのポートレート。つい笑顔になってしまうような愛らしい表情が印象的な一枚だ。また、雪化粧をした山脈と、その麓に広がる青い湖を写した写真も公開。やわらかい雲が山々を包み込み、湖面には静かに光が差し込む、ニュージーランドらしい清々しい景色が広がっている。

さらに、本作をいち早く観た各界の著名人や映画関係者からもコメントが寄せられている。アーティストのセントチヒロ・チッチは、「最後に残ったひと粒の“好き”という想いの純度に、気づくと涙があふれていました。なんて美しいのだろうと」と語り、映画が呼び覚ます感情の繊細さを表現。小説家の汐見夏衛は、「その想いがいつも必ずしっくり重なることは難しいけれど、愛することを諦めない登場人物たちの姿に、たくさんの力をもらいました」とコメント。

そして作家のカツセマサヒコは、「愛から生まれた秘密や嘘が、優しく、そして少し寂しく詰め込まれていた。エンドロールの後、帰り道に聴く『楓』が、こんなにも胸に沁みる」と余韻を表現。さらに漫画家のひうらさとるは、「彼が撮ってきた美しい旋律のような写真に、すべてのメッセージが込められている。喪失と再生の物語です」とコメントを寄せた。

いよいよ公開が迫る映画『楓』。キャストたちが紡いだ温かな時間と共に、涼と亜子のせつなくも優しい物語を、ぜひ劇場で見届けてほしい。

<コメント>

●相田冬二(Bleu et Rose/映画批評家)

「きっとこれは行定勲監督による『福士蒼汰論』だ。虚ろなときも満ちている。哀しいときも微笑んでいる。グラスに注がれた液体以外のその場所に福士蒼汰はいつも居る。彼を見ているとわたしは満たされるし彼の沈黙を感じると微笑んでいる。『楓』はそんな時間の結晶だった」

●カツセマサヒコ(小説家)

「愛から生まれた秘密や嘘が優しく寂しく詰め込まれていた。エンドロールの後、帰り道に聴く『楓』が、こんなにも乾いた空気によく似合う」

●汐見夏衛(小説家)

「たくさんの愛が重なって紡がれたすてきな物語でした。その愛はもちろん恋愛だけでなく、友愛だったり、家族愛だったり、敬愛だったり、いろんな形があります。登場人物の誰もが誰かをそれぞれの形で愛していて、心配していて、力になりたいと思っている。その想いがいつも必ずしっくり重なることは難しいけれど、それでも愛することを諦めない彼らの姿に、たくさんの力をもらいました」

●新谷里映(映画ライター)

「大切な人であればあるほど本当のことを言いだせない、ことがある。距離が近くなるほど苦しくて、でも想いはどんどん深くなって──。隠しているはずの感情が、絶え間なく、美しく、映しだされている映画でした」

●セントチヒロ・チッチ(アーティスト)

「『楓』という曲の奥に眠る物語は、はじまりと共ににじみだして、羨むほどにやわらかな時間を連れてきました。人間の弱さを見た時、胸の奥に見落としていた感情がそっと息を吹き返したようでした。最後に残ったひと粒の“好き”という想いの純度に、気づくと涙があふれてました。なんて美しいのだろうと。星を見上げることが大好きだったはずなのに。私もまた夜空に、大切なものに、目を凝らして純度を忘れない人でいたい」

●ひうらさとる(漫画家)

「彼が撮ってきた美しい旋律のような写真に、すべてのメッセージが込められている…喪失と再生の物語です!」

●ゆっこロードショー(映画紹介YouTuber)

「スピッツの『楓』を初めて聴いた時と同じように胸の奥がぎゅっと締め付けられる作品でした。曲が入るタイミングも完璧で観終わったあとはしばらくなにも話せなくなるような"余韻"が心を満たしてくれる作品です」

文/サンクレイオ翼

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