「札幌で34年ぶりの珍しいことが起こる」北海道の週間天気予報&気象予報士解説／2025年12月16日更新

北海道のあす17日(水)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。

【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気

あす17日（水）にかけて上空の寒気が強まるため、一部で雪の量が多くなりそうです。

これからあす午後6時までの24時間に、宗谷南部の枝幸町や上川北部など道北の多いところで20～30センチです。

気温が低いため、地吹雪も発生して見通しが急に悪くなることもあります。交通障害に注意してください。

旭川では雪は午後5時頃は弱まっていますが、午後はふぶきが続いています。あす17日（水）にかけて雪が降りやすいでしょう。

あす17日（水）の天気と気温です。
日本海側は雪が降りますが、東部は晴れるでしょう。最低気温は札幌で−6度、北見は−18度です。最高気温は−2度前後で、真冬並みの寒さでしょう。

函館ではクリスマスツリーがキレイですね。クリスマスまで10日を切りました。
あす17日（水）は厳しい寒さですが、今年のクリスマスは「気温高め」になりそうです。

あす17日（水）の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や函館、浦河は雲に覆われ、倶知安は雪が降りやすいでしょう。千歳や苫小牧は晴れる見込みです。ダウンジャケットなど真冬の防寒をして、ツルツル路面にも注意が必要です。

道北・空知です。
名寄など上川北部を中心に雪が降り、海岸部はふぶくでしょう。滝川でも雪が強まり、あす17日（水）夕方までに10～20センチの雪が降りそうです。気温が低く、少しの風でも雪が舞い上げられそうです。

道東・オホーツク海側です。
広く晴れますが、枝幸ではあす17日（水）にかけて雪の量が多くなりそうです。停電の地域もある中で、あすは厳しい寒さになります。首、手首、足首の3つの首を暖めて、体操をするなど時々体を動かしましょう。

週末、札幌で34年ぶりの珍しいことが起こるんです。なんだと思いますか？

正解は…気温が10度以上まで上がりそうです。

そんなに珍しいんですね。気温2ケタというのは、11月上旬だったり、春で例えると4月前半の頃の気温です。

札幌のこの時期の最高気温の平年は1～2度なので、異常な高さです。

低気圧に向かって南風が吹くためですが、低気圧ということで天気も崩れ雨が降りそうです。排水溝周りの除雪を進めておきましょう。

帯広では路面はツルツルでしょうかね。
あす17日（水）も路面凍結に注意して下さい。あすは寒さが厳しいですし、湿った雪がガチガチに凍っています。除雪作業の前には、体を痛めないようにしっかり準備運動をしましょう。

週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
木曜は割合穏やかですが、寒さが続きます。週末は気温が上がって雨やミゾレが降ります。土曜日の最高気温は札幌12度、旭川も10度です。

太平洋側です。
木曜は道南も晴れますが、寒さが続きます。週末は西部を中心に雨やミゾレが降ります。土曜は函館で13度です。ドカ雪になった東部では週末、落雪事故にも注意が必要です。

あす17日（水）の札幌です！朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！

あすも足元はツルツル。そして寒そうですね。5日ぶりに最高気温でもマイナスの真冬日になります。しっかり寒さ対策をしてください。

ツルツル・ガタガタ路面が続きます。横断歩道の白線や建物の出入り口付近は特に気を付けて下さい。

文・イラスト： HBCウェザーセンター気象予報士児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月～金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。

※16日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部IKU