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ロブ・ライナー監督死去で逮捕の息子ニック、8年前にドラッグで我を失い自宅を破壊 事件前日には口論

  • 2025.12.16
ロブ・ライナー監督、妻のミシェルさん、息子のニック(写真は2007年) (C)Avalon/Zeta Image width=
ロブ・ライナー監督、妻のミシェルさん、息子のニック(写真は2007年) (C)Avalon/Zeta Image

映画『スタンド・バイ・ミー』などを手掛けた名匠ロブ・ライナー監督と、妻で写真家のミシェルさんを殺害したとして、警察に逮捕された次男のニック・ライナー。10代の頃から薬物問題を抱え、8年前にはドラッグで我を失いライナー監督宅を破壊。また、今回の事件の前日には、ライナー監督と激しく口論していたようだ。Just JaredやPeopleなど、米メディアが伝えている。

【写真】ロブ・ライナー監督と妻ミシェルさん&ニックほか子どもたちが勢ぞろい

現在32歳のニックは、15歳の誕生日に初めてリハビリ施設に入所し、2016年までに10回以上、入退院を繰り返していたという。ライナー監督の『Being Charlie(原題)』(2015)は、ニックの経験を基に製作された作品で、著名な父と薬物依存に苦しむ息子の複雑な関係を描き、ニック自身も共同脚本としてクレジットされていた。

ニックは2018年、ポッドキャスト『Dopey(原題)』に出演。その前年に「両親のゲストハウスに隔離された」際、「メタンフェタミン(覚せい剤)のせいでゲストハウスを破壊した」というエピソードについて触れられ、「大した話ではないけれど、完全に頭がおかしかった……コカインや他のドラッグもしていたと思う。とにかく何日もぶっ続けで起きていた。ゲストハウスにある色々なものを殴りはじめた。最初はテレビで、次にランプ。ゲストハウスのすべてを破壊した」とコメント。自分がけがをしたかどうかも覚えておらず、論理的な思考は一切なかったと振り返っていたという。

ライナー監督と妻のミシェルさんの死亡が確認されたのは14日。通報を受けて駆け付けたロサンゼルス消防局の職員により遺体が発見され、事件性があるとして、ロサンゼルス市警強盗殺人課が捜査を行っていた。市警は15日朝の会見で、ニックを殺人容疑で逮捕したと発表した。

報道によれば、事件の前日である現地時間12月13日、ニックは両親とともにコナン・オブライエンが主催するクリスマスパーティーに出席しており、その場で父子が激しく言い争っていたとされる。ライナー監督とミシェルさんは早々に会場を後にしたというが、ニックについては分かっていない。

ニックは現在身柄を拘束されており、保釈は認められていないものとみられる。

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