濡れてしまったカイロ、捨てた方がいい？　日本カイロ工業会に聞いた

使い捨てカイロは寒い冬に欠かせないアイテムです。

基本的に、ポケットに入れたり、衣服に貼ったりと、外にむき出しにならない形で使用しますが、激しい雨や雪でぬれてしまうこともあるでしょう。

では、使い捨てカイロが雨や雪でぬれてしまった場合、そのまま使い続けても問題ないのでしょうか。

水でぬれた使い捨てカイロについて、カイロの業界団体である日本カイロ工業会に聞いたところ、以下の回答がありました。

雨や雪でぬれてしまうと正常に機能しなくなる可能性があります。そのため、そのまま使い続けるのは避けたほうがいいです。

使い捨てカイロが水でぬれた場合、「異常に発熱したり、爆発したりといった危険があるのでは…」と不安に思う人もいるかもしれません。

しかし、使い捨てカイロの構造上、水にぬれても発火や爆発することはないそうです。

しかし、機能が低下する恐れがあるため、水に濡らさないように使用しましょう。

衣服に貼るタイプの使い捨てカイロを使用する際、起こりがちなのが『貼ったまま衣類を洗濯してしまった』というケース。

もし、貼ったまま洗濯してしまうとどうなるのでしょうか。

日本カイロ工業会に、以下のように解説してもらいました。

袋が破れて中身が飛び出し、洗濯物が汚れてしまうおそれがあります。衣類が汚れてしまった場合は専門業者にご相談ください。

お気に入りの服が汚れてしまわないよう、使用した後は剥がし忘れないように注意したいですね。

※写真はイメージ

使い捨てカイロが雨や雪でぬれてしまった場合、程度によるものの、やはり本来の性能が発揮できなくなる可能性があるとのこと。

もったいなく感じるかもしれませんが、使用し続けるのは避けたほうがいいようです。破棄する際は、お住いの自治体のルールに従ってください。

ますます冷え込みが厳しくなってくる12月。使い捨てカイロの持続時間を維持するためにも、覚えておくといいですね。

[文・取材／大西トタン＠ｄｃｐ・構成／grape編集部]