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今夜放送『星になったスターたち』吉行和子、みのもんた、長嶋茂雄らの名場面が集結 MC上沼恵美子&香取慎吾のコメント到着

  • 2025.12.16
12月16日放送の『星になったスターたち』より (C)フジテレビ width=
12月16日放送の『星になったスターたち』より (C)フジテレビ

今年惜しまれつつ旅立たれたスターの「軌跡」と「人柄」を静かにたどり、感謝と敬意を込めて、故人をしのぶヒューマン・ドキュメント・バラエティー『星になったスターたち』が、フジテレビ系にて今夜12月16日19時より放送される。MCは前回に続き、上沼恵美子と香取慎吾、進行は上垣皓太朗(フジテレビアナウンサー)が務める。

【写真】香取慎吾、『西遊記』で共演したいしだあゆみさんとの思い出を振り返る

多くの作品に出演し、68年もの長きにわたり日本の映画・テレビ界を支えた女優・吉行和子さんや、歌手・女優として幅広く愛されたいしだあゆみさん、その美しさと存在感で見る人を魅了し続けてきた中山麻理さん、冒険家としても新たな道を切り開いた和泉雅子さん、さらに時代劇映画などで数々の名演を残した藤村志保さんなど、日本映画界を照らし続けたスター女優たちの足跡をたどる。

吉行さんのVTRでは、長年共演してきた仲間たちが感謝と哀悼の意を込めて、吉行さんの知られざる一面を語る。大ヒット医療コメディードラマ『ナースのお仕事』(フジテレビ系)などで共演してきた松下由樹は、吉行さんが役柄にそっと息を吹き込むように、衣装や小道具の細部にまで丁寧に思いを巡らせていた姿を振り返り、「こんなにも振り幅を持って提案してくださる方は、吉行さん以上の方はお会いしたことがないです」と語る。また、年齢を重ねるほどに役の幅が広がる喜びを語っていた吉行さんの言葉に、俳優として深い刺激を受けたことも明かす。

さらに、『3年B組金八先生』(TBS系)で32年にもわたり共演した武田鉄矢は、「緊迫したシーンでも、吉行の姉御だけはおっとりと芝居をする人で、そのおっとり感がなんだかいいんですよね。“みかん畑の日なたぼっこ”みたいな方でした」と、その人柄の温かさを語る。

いしださんについては、2006年に『西遊記』(フジテレビ系)で共演した香取が、母のようにそっと寄り添ってくれた言葉の数々を振り返り、「いしださんの優しさに、すごく胸を打たれました。あの作品を乗り越える力になった」と、当時の思いをしみじみと語る場面も。また、上沼は、いしださんが「第5回日本アカデミー賞」助演女優賞優秀賞を受賞した『駅 STATION』(1981年)で見せた繊細な芝居に触れ、「この方は、お芝居をするために生まれてきたんだな、と感動しました」と、その胸を打たれた名シーンを紹介する。共演者たちが胸を熱くしながら語るスターたちの生前の素顔、そして人々の記憶に末永く残る“優しい輝き”が、番組の中で丁寧に紡がれていく。

「1週間で最も多くの生放送に出演する司会者」としてギネス世界記録に認定され、長年にわたり希代の名司会者として活躍したみのもんたさんのVTRでは、関係者が語る“共演者やスタッフへの温かなおもてなし”のエピソードが紹介される。『秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ・日本テレビ系)の司会で13年以上タッグを組んだ久本雅美は、「今、思い出しても泣く」「あの光景は忘れられない」と語った、みのさんの心温まる出来事を振り返る。さらに、30年来の友人である高田純次さんは、「タフな気のいい先輩」「すごく楽しい方」と、みのさんの魅力を笑顔で語る。

続いては、「ミスタープロ野球」と呼ばれ、日本野球界の発展に大きく貢献した長嶋茂雄さんを特集。歴史に残るホームランの名場面や、今も語り継がれる伝説的なエピソードが次々と紹介される。多くのファンを魅了した長嶋さんは、実はメジャーリーグからの誘いを受けていたという事実も明らかに。しかし、その誘いを断り、長嶋さんが大切に選んだ“あるもの”とは…? 引退後は監督としても選手やファンを励まし続けた長嶋さんの数々の名言も、今夜よみがえる。

長嶋さんの貴重な映像を見た上沼は、「お見事ですね」と感動をあらわにし、香取に「長嶋さんのような師匠はいるか」と問いかける。すると香取は、「欽ちゃん!(萩本欽一)」と即答。17歳の頃、レギュラー番組で共演した際、まだうまく話せなかった自身に対し、「慎吾に話してほしい時は、お前を見るから。俺と目が合ったら何でもいいから話しなさい」と声をかけてくれたという、心に残る思い出を語る。香取と欽ちゃんの裏話にも注目したい。

舟木一夫さんや西郷輝彦さんとともに“元祖御三家”として、昭和の歌謡界を彩った橋幸夫さんのスター人生も映し出す。1962年には、吉永小百合さんとのデュエット曲『いつでも夢を』が260万枚の大ヒットを記録し、「第4回日本レコード大賞」を受賞。所属事務所「夢グループ」の石田重廣社長は、橋さんの魅力について、「言葉を素直に表現し、歌をすごく素直に歌える。聞いている側もとても気持ちよくなれる」と語る。

さらに、橋さんを支え続けてきた妻・真由美さんが、“夫・橋幸夫の知られざる晩年”をテレビ初告白。最期の時、橋さんは真由美さんへ“ある言葉”を残したという。その言葉について真由美さんは、「私のことを最期まで心配してくれた」と胸の内を明かす。最後のステージを終えてから亡くなるまでの“最後の3ヵ月”に、橋さんがどのような思いで過ごしていたのか。その記憶が静かに語られる。また、上條恒彦さんや下條アトムさんといった名優たちや、元内閣総理大臣・村山富市さんなどの軌跡も振り返る。

2回目の放送となる今回は、より深いまなざしでスターたちの人生を描き出す、心に染みるひとときを届ける。

『星になったスターたち』は、フジテレビ系にて12月16日19時放送。

上沼、香取のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■上沼恵美子

――収録を終えて

「星になられた方々には、もうお会いできないと思うとさみしさがあります。だからこそ、この番組は本当に見る価値のある貴重な番組だと思います。初めて見る映像も多く、幸せな時間でした。人には必ず終わりがあるからこそ尊い…そのことを改めて感じ、毎日を大切に生きようと心が引き締まりました。そして、香取(慎吾)さんとも久しぶりにご一緒できて、とても楽しかったです。スターの皆さんとの共演映像を拝見し、若い頃から本当にすごいお仕事をされてきた方だと改めて驚かされました。しかも主役級の方ばかりで、本当に圧巻です。“役者魂”を持つ方と向き合えるのは、香取さんだからこそだと思いました」

――視聴者の皆さまへメッセージ

「今年、星になったスターの方々のかけがえのない貴重な映像が満載です。香取さんとの共演シーンもあり、“こんな若い頃があったんだ”“こういう歴史があったんだ”と改めて感じられるはずです。さすがフジテレビというラインナップで、他では見られない本当に“お値打ち映像”ばかり。きっと皆さんに存分に楽しんでいただけると思います」

■香取慎吾

――収録を終えて

「共演させていただいた皆さんの映像がたくさん登場し、星になったスターの方々から、これまでどれほど多くの思いや宝物のような時間をいただいて生きてきたのかを改めて感じました。直接お会いした方だけでなく、番組や映画、音楽を通して触れさせてもらった皆さんの思いを胸に、僕らは今を生きているんだということを、この番組を通して強く実感しました。うれしさもある一方で、やはりもうお会いできないさみしさもあって…上沼さんと楽しくお話しながらも、その思いがどこかにありました。でも、それが“星になる”ということなのかもしれないと感じています。また、いしだあゆみさんとは『西遊記』でご一緒しました。作品はコメディー要素が多いのですが、当時の自分と重なる部分もあって、突っ張っていないと生きていけない孫悟空のような、不安や迷いも抱えていた時期でした。そんな中でいしださんの存在は、役としても人としても、僕を支えてくださっていたと改めて思い出しました。今日その時間を再び心に呼び起こすことができ、“また明日から頑張ろう”と思えました」

――視聴者の皆さまへメッセージ

「スターが星になってしまったさみしさはありますが、この1年の間に皆さんも多くの思いを抱えてこられたと思います。そんな中で、スターたちが輝いていた姿、そして星になった後も放ち続ける輝きを一堂にご覧いただけるこの時間は、きっと歴史に残るものになるはずです。ぜひ楽しみにしていてください」

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