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主演の唐沢寿明がアフロに!堤幸彦監督作『ミステリー・アリーナ』2026年5月公開、特報映像&ティザービジュアル

  • 2025.12.16

2016年のミステリーランキングを席巻したミステリー作家の深水黎一郎による小説「ミステリー・アリーナ」。本作が、堤幸彦監督のもと実写映画化し、2026年5月22日(金)に公開されることが決定。主演を唐沢寿明が務めることが明らかとなり、さらに特報映像とティザービジュアルが解禁された。

【写真を見る】主演の唐沢寿明はアフロヘアに挑戦!

原作は深水黎一郎の「ミステリー・アリーナ」
原作は深水黎一郎の「ミステリー・アリーナ」

全国民が熱狂する生放送のド派手な推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」。難攻不落の推理問題に正解者が連続して現れず、賞金はキャリーオーバーで100億円まで膨れ上がっていた。今回出題される問題は、「嵐のなか、孤立した洋館で起きた殺人事件」。推理力に自信のある選りすぐりの6人の解答者たちが難問に挑む姿を映したミステリーエンタテインメントとなっている。原作は、緻密なロジックとトリックで読者を魅了する深水の同名小説。「本格ミステリ・ベスト10」や「ミステリが読みたい!」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「このミステリーがすごい!」など数々のミステリーランキングにランクインした小説だ。

【写真を見る】主演の唐沢寿明はアフロヘアに挑戦! [c]宅間國博
【写真を見る】主演の唐沢寿明はアフロヘアに挑戦! [c]宅間國博

映画、ドラマなど数々のヒット作で主演を務め、圧倒的な演技力で存在感を放ち、常に第一線で活躍している唐沢が今回演じるのは、推理クイズ番組「ミステリー・アリーナ」の司会者、樺山桃太郎役。樺山はハイテンションでスタジオを盛り上げ、毒舌で解答者を煽りに煽り、よどみなく番組を進行する番組の顔というべき存在。ド派手な衣装を着こなし、一見、唐沢本人とは判別できないような強烈なキャラクターに仕上がっている。唐沢は樺山という役について「『こいつ狂ってるな』とすごく感じたので、なるべくその部分を表現しようと演じました」とコメント。また、、「『最初は誰かわからないんじゃないかな(笑)』」と、ティアドロップ型のサングラスにアフロヘアー、白いスーツという印象的な装いについても語っている。

堤幸彦監督がメガホンをとる
堤幸彦監督がメガホンをとる

監督を務める堤は、ドラマ「ケイゾク」、「池袋ウエストゲートパーク」や「TRICK」シリーズ、「SPEC」シリーズ、映画「20世紀少年」三部作などの話題作の演出を担当。唐沢とは2009年に公開された映画『20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗』(09)以来、約15年ぶりのタッグとなる。映像化不可能と言われた作品に挑んだ堤監督は、「ある日の主演、唐沢寿明氏の一言ですべてが視えた!『アフロでいんじゃない?樺山の頭』」と、唐沢から発案があったことを明かす。そして、「方向の違うたくさんのエンタメ的要素を統合する魔法の頭髪、アフロ! それを旗頭に自由に走り切った、その成果をぜひご覧いただきたい!」とコメントしている。

解禁された特報映像は、「ミステリーを愛し、ミステリーに捧げ、ミステリーと生きる、すべての方へ」という文字と、共に唐沢演じる樺山の不敵な笑みとコミカルな表情が次々と映しだされ、その後に「ようこそ、ミステリー・アリーナへ!」と叫ぶ姿から始まる。続いて、推理問題の舞台となる洋館が映され、見事正解すれば賞金100億円と煽る樺山。さらに、「天国か地獄か、あなたの推理はどっちだ!」と狂気をはらんだ表情で解答者へにじり寄ると、最後は、「シンキングタイム、スタート」と視聴者に問いかけるように締めくくられ、ド派手な推理クイズ番組の始まりを予感させる特報映像となっている。

あわせて公開されたティザービジュアルは、「ミステリー・アリーナ」の豪華なスタジオをバックに、「ようこそ」と言わんばかりに両手を広げる樺山の全身カット。不気味な笑みと、中央に配置された「犯人当てたら100億円」のコピーが、ただならぬ番組を予感させる。「ミステリー・アリーナ」という番組を舞台に、どのような物語が展開されていくのか期待が高まる!

<キャスト、スタッフコメント>

●唐沢寿明(樺山桃太郎役)

「私が演じる樺山桃太郎はちょっとクレイジーなクイズ番組の司会者です。原作を読んでいて『こいつ狂ってるな』とすごく感じたので、なるべくその部分を表現しようと演じました。ただ、見た目で最初は誰かわからないんじゃないかな(笑)。(オファーを受けた際は)やっぱり『20世紀少年』でご一緒した堤監督と聞き、撮影が楽しみでした。原作はこれぞミステリーという、先が読めない作品で本当におもしろくて、この原作を映画に落とし込むのはなかなか難しいと思いました。この原作と堤監督なので、普通の作品にはならないだろうなと思っていました。クイズ番組のパネラーとして出演される俳優の方々も柔軟性があって、自分では予想していなかったお芝居になったり、それを見た監督が演出を変えたりと楽しくおもしろい撮影でした。

この作品は、年に一度の壮大なクイズ番組のお話です。このクイズ番組のなかに壮大なミステリー作品が絡んでおり、その話がメインかと思いきや、最後の最後にとてつもない様々なことが起こっていきます。原作を読んだ方も、読んでいない方も楽しめる、見応えのある作品になっていると思います!ぜひ劇場でお会いしましょう!」

●堤幸彦(監督)

「深水先生の原作には、あらゆるミステリーの魅力を知り尽くしていて、世界のシステムを睥睨する膨大なインテリジェンスがある。そして、いただいた脚本は見事に原作の魅力を映画的にリミックスしたクリエイティビティがあった。さて困った。私の演出的知見で太刀打ちできるのか。風味としての『コメディ性』とミステリーの持つ『構造性』、さらに本作独自の『秘密』、それらを統合する鍵を見出せなかったのだが、ある日の主演、唐沢寿明氏の一言ですべてが視えた!『アフロでいんじゃない?樺山の頭』なんだと?アフロ!その瞬間、すべてのビジュアルが降ってきた!方向の違うたくさんのエンタメ的要素を統合する魔法の頭髪、アフロ!それを旗頭に自由に走り切った、その成果をぜひご覧いただきたい!」

●深水黎一郎(原作者)

「映像化は絶対に無理だろうと思いながら書いていた作品なので、それが実現したことに作者が一番びっくりしています。主役の樺山桃太郎は癖が半端なく強い人物ですが、唐沢さんの怪演に期待しています!」

文/山崎伸子

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