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メーガン妃&ヘンリー王子、豪州の“子どものSNS規制”を支持! 異例の声明文を発表

  • 2025.12.15
Kristina Bumphrey / Getty Images

オーストラリアは16歳未満の子どもを対象とした、世界初となるソーシャルメディア禁止措置を導入した。年齢確認を用いて未成年がSNSのアカウントを作成できないようにするもので、依存性の高いアルゴリズムやオンラインいじめなどから子どもを守ることを目的としている。

この禁止措置は12月10日から施行され、各国政府がその効果を注視している。そうした中、支持を表明した人物として注目されたのが、メーガン妃とヘンリー王子である。夫妻はアーチウェル財団の公式サイトで、異例とも言える声明を発表した。

「テクノロジー企業が若者に与えている悪影響に対し、救済手段や説明責任がほとんど存在せず、被害を食い止める企業側の努力もあまりに不十分であることを認識し、行動に移したオーストラリアのリーダーシップを称賛します」と夫妻は記している。

「子どもの発達にとって極めて重要な時期に、彼らを守るための大胆かつ決断力ある行動は、“子どもの心は搾取される商品ではない”という強いメッセージを発しています」。

サセックス公爵夫妻は、この禁止措置は若者に「貴重な時間を取り戻させる」小さな一歩にすぎず、「私たち全員が直面しているソーシャルメディアの根本的な問題を解決するものではない」とも指摘した。

夫妻はさらにこう断言している。「真実を言えば、この禁止措置は差し迫った被害を防ぐための有効な手段ではあるものの、根本的に壊れたテクノロジーの設計や搾取的なビジネスインセンティブには対処できず、あくまで応急処置にすぎません。そもそも、なぜ私たちが子どもを守らなければならない状況に置かれているのか、その原因は解決されていないのです」。

Michael Loccisano / Getty Images

メーガン妃とヘンリー王子が、ソーシャルメディアの危険性について声を上げるのは今回が初めてではない。

アーチウェル財団は2023年に、メンタルヘルスサポートをアクセスしやすくする「Project Healthy Minds」と協力し、ソーシャルメディア時代におけるメンタルヘルスをテーマとしたサミットを開催した。そのパネルディスカッションでメーガン妃は次のように語っている。

「この重荷を親だけに背負わせるわけにはいきません。舞台裏でテック企業の幹部と交わしてきた多くの会話の中で、彼らはペアレンタルコントロールや一定のガードレールを作ったと感じているようですが、すべての親がテクノロジーに精通しているわけではありません。それを使いこなせない人も多い。もっと良い解決策が必要なのです」。

その前年には、ヘンリー王子がーシャルメディア時代に成長する子どもたち、アーチー王子(6歳)とリリベット王女(4歳)への不安を明かしている。

「まだ幼く、無垢な年齢にある二人を、将来直面するかもしれないオンライン上の危険から永遠に遠ざけられる気がすることもある。でも、それが現実的ではないことも学びつつある」と、子どものオンライン安全をテーマにしたウェビナーで語った。

「私は法律やテクノロジーの専門家ではない。しかし父親ではある。そして、発信力を持つ父親でもある。子どもたちはまだネットの世界を体験する年齢ではないが、今の形のままの世界を体験せずに済むことを願っている。どんな子どもであっても、あのような環境を経験すべきではない」。

今回のオーストラリアのSNS禁止措置に関する新たな書簡の中で、夫妻はソーシャルメディアがLGBTQ+の若者やメンタルヘルスに悩む子どもたちにとって安全な居場所となる場合もあると認めつつも、多くの場合、企業がエンゲージメントを最大化することを最優先するあまり、害の方が大きくなっていると主張している。

「この禁止措置が、成長を第一原則として構築され、安全性を後回しにしてきたテクノロジー企業と社会との“清算”の始まりに過ぎないことを願っています」と夫妻は述べる。

「設計上の選択についてテック企業に責任を問う次のステップを期待するとともに、新たな技術のリーダーたちが、若者のウェルビーイングを優先しなかった失敗から学ぶことを望みます。世界は、彼らがついに責任を引き受け、切実に求められている変化を起こすのかを見守っています」。

From Harper's BAZAAR.com

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