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「待ち時間が延びる」「ヒヤヒヤする」調剤薬局の受付で『よく見る行動』が、意外とNGなので注意

  • 2025.12.14

調剤薬局で働く私の体験談をご紹介します。薬局では、常連患者さんは顔見知りのような関係になることもしばしば。ところが、他の患者さんに影響が出てしまう、密かに困っている「あるある行動」があり……。

日常によくある場面

私の働く調剤薬局は、地域密着型の小さな店舗。スタッフの人数も限られているので、処方せんの受付対応 & 入力業務は1人で担当します。受付対応の際、顔見知りの患者さんとはちょっとした雑談を交わすことも。何てことないやりとりですが、心を開いてくれているようすを嬉しく感じる瞬間です。

次から次へと止まらない雑談

しかし、中には一言二言で話が終わらず「ねえ、ちょっと聞いてくれる? この間知り合いとね……」などと本腰入れて世間話を始める人も。その人の後ろには別の患者さんの列、私の後ろには、別スタッフが調剤の準備で待ち構えています。

私が止まると全体の流れも止まり、他の患者さんの待ち時間も延びてしまう。そのため私は「へえ~そうなんですね!」と会話を続けながら、入力作業を行うことに。話を聞きながらの入力は、指先がミスしそうでヒヤヒヤもの。処方内容が複雑であればあるほど、指先の緊張度も跳ね上がります。

会話と入力の同時進行

フレンドリーに話してくれる患者さんの存在が嬉しい反面、入力中の脳内は「会話と入力の同時進行」でパニック状態に。話をしっかり聞きたい気持ちと、速やかに業務を進めなければならない現実が、ギシギシとせめぎあう瞬間です。テレビのチャンネルを高速で変えるかのごとく、脳内を瞬時に切り替えまくって仕事しています。

すべては患者さんのために

「患者さんの話をじっくり聞きたい」「スムーズに業務を回して、患者さんの待ち時間を少しでも減らしたい」。どちらも大切だからこそ、バランスが日々悩ましいところ。気軽に話しかけてくれる患者さんの笑顔が、仕事の励みになっているのも事実です。

今日も「会話と入力の同時進行」で、人と接する仕事の難しさと楽しさを実感しています。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2024年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:S.Takechi
調剤薬局に10年以上勤務。また小売業での接客職も経験。それらを通じて、多くの人の喜怒哀楽に触れ、そのコラム執筆からライター活動をスタート。現在は、様々な市井の人にインタビューし、情報を収集。リアルな実体験をもとにしたコラムを執筆中。

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