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「うっ、気持ち悪…」吐くほど壮絶ないじめを受けた少女が“幸せなおばあちゃん”になるまでの物語に涙する【作者に訊く】

  • 2025.12.13
身体は何ともないのに吐いてしまう…その理由とは!?
身体は何ともないのに吐いてしまう…その理由とは!?

ライブドアブログ「ゆっぺのゆる漫画ブログ」やInstagram( @yuppe2)で、エッセイ漫画を描いている漫画家のゆっぺさん。なかでも、2021年12月から執筆してきた「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」は完結後、電子書籍が発売。読者からは「(ほかの人にも)読んでみてほしい」「おばあちゃんの言葉が今の時代に対してとても大切なことを言ってくれていて、時々読み返してる」「人生で一番大切なことが描いてある漫画」など感動の声が続出している。

そんな話題の「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」の作者であるゆっぺさんに、本作のモデルであり、ゆっぺさんの実のおばあちゃんであるキヨさんについて話を聞いた。

自分の壮絶な人生を「かわいく描いてくれた」と喜ぶ幸せなおばあちゃん・キヨさん

何をしても、養母に文句を言われてしまう苦しい日々
何をしても、養母に文句を言われてしまう苦しい日々
ある日突然、キヨは吐いてしまう
ある日突然、キヨは吐いてしまう
吐くことすら怒られるかも…と不安になるキヨ
吐くことすら怒られるかも…と不安になるキヨ

本作は、作者ゆっぺさんの祖母・キヨさんの幼少期に実際に起きた出来事をもとにしている。父の死を機に叔父の家へ養女として迎えられたキヨさんは、そこで養母からの理不尽ないじめにさらされたそうだ。家事を押しつけられ、ご飯も満足に食べさせてもらえない日々のなか、やがて原因不明の嘔吐にまで追い込まれた…。

ブログの連載後に電子書籍化された本作、「親に捨てられた私が日本一幸せなおばあちゃんになった話」。作者のゆっぺさんは、キヨさんからの感想について「母が漫画をプリントアウトしたものをたまに見せているようで、こんなにかわいい顔に描いてもらってうれしいと喜んでいました」と語った。家族は感想を語らないが、「きっと読んでいるはずだ」と、ゆっぺさんは笑って教えてくれた。

書籍化の報告をしたときの家族の反応については、皆がとても喜んでくれたという。ゆっぺさんの娘さんは「お母さんの作品のなかで1番好きな漫画だからうれしい」と話し、キヨさん本人は「うれし恥ずかし」の様子だったというが、なかでも「1番喜んだのは母親だった」と振り返った。

「大体がお茶を飲みながらキヨさんの話を飽きるまで聞いている」という、ゆっぺさんがキヨさんと過ごす時間。足が弱っていて一緒におでかけはできないが、お茶を何杯も飲みながら「キヨさんが全部話し切るまで、ずっと聞き役に徹しています」と教えてくれた。

壮絶な経験を重ねた少女・キヨさんが、やがて「日本一幸せなおばあちゃん」になるまでの軌跡。その強さと優しさに感銘を受ける人も多いはず。興味のある人はぜひ読んでみてほしい。

取材協力・画像提供:ゆっぺ(@yuppe2)

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