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企業のYouTubeアカウントを運営する神大生「数字にこだわる」 超一流企業「ベストよりベターが心を動かすこともある」 “大人社会の洗礼”のダメージは?

  • 2025.12.13
山中琉生さん
ABEMA TIMES

超一流企業vs超優秀学生の疑似就活バラエティABEMA『キャリアドラフト シーズン3 #9』が12月12日に配信。企業のYouTubeアカウントを運営する神大生が一流企業から洗礼を受けた。

【映像】企業のYouTubeアカウントを運営する神大生のプレゼン

同番組は、事前面接を勝ち抜いた学生が、服装・プレゼン形式はすべて自由に、ステージ上で2分間の自己PRを実施。27新卒を対象に行われる今シーズンは企業がリニューアルされ、面接官を務めるのはなんと超一流企業の実際の人事担当者たち。13社15人による7分間の質問タイムを設け、自社の新入社員の平均を5と仮定して10点満点で採点する。学生にとっては、どんなプレゼンが企業に響くのかがわかる絶好の舞台だ。

神戸大学海洋政策科学部に通う山中琉生(やまなか・りゅうき)さんは企業のYouTubeアカウントを運営。視聴者のサムネイルの好みなどをデータ分析し、仮説を立てることで登録者数を7万人まで伸ばした。その過程で「課題を見つける能力」「分析能力」「課題解決能力」の3つを身につけることができたとアピールした。

「仮説を立てる際、ポリシーはありますか?」

株式会社青山財産ネットワークスの担当者
ABEMA TIMES

清水達也(株式会社プロディライト 経営企画室室長):今は不動産のチャンネルを運用されています。もし他のチャンネルを運用するとなった時に、得意ジャンルと不得意ジャンルはありますか?

山中:得意なことはインプレッション数・クリック率・平均視聴時間を分析して、どうしたら視聴者がたくさん見てくれるか方法を考えることです。一方で、動画の構成や動画自体のクオリティの面ではまだ未知なところがあります。

金子祐貴(株式会社青山財産ネットワークス 人事部 人事企画課 課長):サムネのタイトルを変更する際に仮説を立てると思いますが、その際のポリシーはありますか?

山中:数字にこだわることです。個人的に好きなデザインなどで選んでしまいがちですが、これまでの数字を根拠として持つようにしています。

白坂ゆき(株式会社CaSy 取締役 CHRO):実際にYouTubeを見ました。顧客の不安や疑問にダイレクトに訴えられていますね。逆に言うと、騙されたくない、狙われたくない、損したくないなど「こうなりたい」とは真逆のアプローチだと思っています。なぜそのような手法を取られていますか? そして、本来はどういう内容が一番伸ばすことにつながると思っていますか?

山中:やはり「これをするな!」という動画が伸びやすい一面があります。でも“負の命令形”の動画を上げ続けるのもアカウントとしてどうなのか、とも思います。だから、最近は「もっとポジティブなサムネイルを作ったらどうですか?」という提案もしています。

「ベターが心を動かすこともある」

山中琉生さん
ABEMA TIMES

企業の採点は、下は3点、上は9点が2社とばらけた。

「8点」をつけた株式会社青山財産ネットワークスは「コンサルとして見ると、しっかりとPDCAを回しているところは8点に値します。10点にならなかった理由は、ベストがお客様の心を動かすかというと、そうでないこともあるからです。『ベター』が心を動かすこともある。もう少し数字にこだわるところだけでなく、そういったところも垣間見えたら10点になった」と評価した。

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