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ブルーベースの人は「アースカラー」が似合わないって本当? タイプ別の「避けた方がいい色」

  • 2025.12.14
ブルーベース(ブルベ)の人は暖色系やアースカラーに苦手意識を持つ人が多いようです。しかし、ブルベの人にも似合う暖色系やアースカラーはあります。今回は、ブルベの人に似合うカラーをご紹介します!
ブルーベース(ブルベ)の人は暖色系やアースカラーに苦手意識を持つ人が多いようです。しかし、ブルベの人にも似合う暖色系やアースカラーはあります。今回は、ブルベの人に似合うカラーをご紹介します!

パーソナルカラー診断が普及するにつれて、さまざまな誤解も生まれています。例えば、「ブルーベース(ブルベ)の人は暖色系が似合わない」「ブルベはブラウン系は避けた方がいい」も、よくある誤解の1つです。

ブルーベースの肌は青みやピンクみがあり、透明感がある反面、赤みや黄ぐすみが出やすい傾向があります。

そのため、黄みの強い暖色系(オレンジ、朱赤、マスタードなど)、大地の色のようなアースカラー(ブラウン、ベージュ、カーキ、オリーブなど)を身に着けると、肌がくすんで見えたり、黄ぐすみが強調されたり、顔色が悪く見えたりします。そのため、ブルベの人はアースカラーに苦手意識を持つ傾向があるのです。

ブルーベースの人に似合うアースカラー
ブルーベースの人に似合うアースカラー


しかし、ブルベの人にも似合うアースカラーはあります。アースカラーの中でも、青み寄りの色を選びましょう。今回は、ブルベに似合うアースカラーを詳しくご紹介します。

サマータイプに似合うアースカラー

サマータイプ(ブルーベース・夏)の人に似合うアースカラーは、青みがあり、ソフトで穏やかなトーン。落ち着いたグレイッシュカラー、赤み寄りのブラウン系などが似合いやすいでしょう。

・モーヴグレー(紫がかったグレー。血色感がプラスされ華やかさも演出)
・クールトープ(赤みのあるソフトなグレーベージュ。顔色が沈まない)
・アッシュローズ(ややグレーを帯びたスモーキーピンク。上品でフェミニン)
・ピンクベージュ(明るくソフトなピンク系アースカラー。肌になじむ)
・シルバーグレー(明るく透明感のあるクールグレー。知的な印象に)
・ダスティラベンダー(グレイッシュな紫。サマータイプにぴったりの青みトーン)

サマータイプが避けた方がいいアースカラー

キャメル、テラコッタ、ウォームベージュなど、黄みが強く、暗く重たい色、彩度が高すぎる色です。これらの色はサマータイプの肌をくすませ、透明感や柔らかさを損なってしまうこともあります。

サマータイプがアースカラーを取り入れるなら?

・中~明るめトーンで統一すると顔色が映えます。
・コントラストが強すぎる配色はNG。やさしいトーンでまとめると◎
・生地はマット~やや光沢くらいが上品に映えます。

ウィンタータイプに似合うアースカラー

ウィンタータイプ(ブルーベース・冬)の人に似合うアースカラーは、青みがあり、深みとコントラストのある色です。クールでシャープな濃色系のアースカラーであれば、ウィンタータイプの透明感や強さを引き立てます。

・チャコールグレー(冷たさと深みがあり、黒の代わりにも使える万能色)
・スレートグレー(知的でクール。ウィンターのモノトーン系に合う落ち着き)
・バーガンディ(青みのある濃い赤。ブラウンよりも透明感を保てる)
・ディーププラム(紫がかった、深みのあるプラムのような色。ウィンターらしいミステリアスな印象に)
・エスプレッソ(青みがかった黒に近いブラウン。ウォームな茶色より◎)
・スチールブルー(青みがかったグレー。クールで静かな印象を与える都会的なアースカラー)

ウィンタータイプが避けた方がいいアースカラー

カーキ、サンドベージュ、ウォームブラウンなど、黄みが強く、彩度が低くてまろやかなナチュラルカラーです。

ウィンタータイプの肌は青み・コントラスト・クリアさと相性がいいため、くすんだり温かみが強すぎたりする色は、顔色がくすみ、疲れて見える原因になります。

ウィンタータイプがアースカラーを取り入れるなら?

・黒、ネイビー、チャコールグレーをベースにすると、アースカラーのぼんやりした印象が締まります。
・くすみよりも、深みでアースカラーらしさを表現すると◎
・スエード、ウール、レザーなど、質感で高級感を演出するのも◎

今回ご紹介したように、ブルベの人にも似合うアースカラーがあります。もちろん個人差があるので、人によってはしっくりこない色があるかもしれませんが、青みがかったアースカラー、トーンや明度を吟味することが重要です。

色見本やコーディネート方法を参考に、アースカラーにチャレンジしてみてくださいね。

松本 英恵プロフィール

カラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。

文:松本 英恵(カラーコーディネートガイド)

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