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ウェブトゥーン原作の韓国劇場アニメ『Your Letter(英題)』、2026年日本公開決定 謎の手紙をヒントに転校生が成長していく物語

  • 2025.12.12
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『Your Letter(英題)』インターナショナル版ビジュアル (C)Lotte Entertainment

ウェブトゥーン原作の韓国劇場アニメ『Your Letter(英題)』が、2026年に日本公開されることが決定した。『君の名は。』『すずめの戸締まり』など新海誠監督作品を世に送り出してきたコミックス・ウェーブ・フィルムが配給を手がける。

【写真】『Your Letter(英題)』のキム・ヨンファン監督

本作は、転校先の学校で偶然謎の手紙を見つけた主人公が、手紙の中のヒントをもとに校内のさまざまな場所で手紙を探しながら、新しい友達に出会い成長していく物語。原作となるウェブトゥーン『縁の手紙』(チョ・ヒョナ作)は、2018年に公開されるや最高評価を獲得し、単行本もベストセラーとなった大人気作だ。

監督を務めたのは、公開から1年で累計再生数1億5千万回を突破したYouTubeのショートアニメシリーズ『A Day Before Us』で監督を務めた新進気鋭のクリエイター、キム・ヨンファン。今作が初の長編アニメーション監督作となるが、今年10月の韓国公開後、瑞々しいアニメーションと美しい背景美術、そして心温まる物語で「Kアニメの新たな可能性を感じる」と国内で絶賛され、観客動員数は22万人を記録。すでに日本を含む世界166ヵ国での配給が決定しており、世界から注目を浴びている。

日本での配給を務めるのは、これまで『君の名は。』や『すずめの戸締まり』など新海誠監督作品を世に送り出してきたアニメーション制作会社コミックス・ウェーブ・フィルム。国内では数々のアニメーション映画を手掛け、海外セールスまで行ってきた同社だが、海外の劇場アニメーションの配給を担うのは今回が初となる。同社が配給を担当することは、第1回「あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」のオープニング作品として「Your Letter」が上映された際、キム・ヨンファン監督自身によって発表された。

公開決定に合わせ、キム・ヨンファン監督からのコメントも到着した。「宮崎駿監督や新海誠監督などの日本アニメで育った私の作品が、日本の皆さんに届くことをうれしく思います」とアニメファンにメッセージを送っている。

アニメ映画『Your Letter(英題)』は2026年公開。

※キム・ヨンファン監督、コミックス・ウェーブ・フィルムのコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■キム・ヨンファン監督

監督のキム・ヨンファンです。世界各地のグローバルファンが注目するアニメの中心・日本で、私の作品『Your Letter』を日本の皆さんにお披露目することができ、嬉しい思いで胸一杯です。

私がアニメーションに憧れるようになったきっかけは、小学生の頃、美術の授業で先生が見せてくれた宮崎駿監督の『天空の城ラピュタ』との出会いです。以来、日本の多様なアニメ作品を観ながら育ち、中でも新海誠監督の作品世界には特に深く魅了され、発表されたほとんどの作品を拝見させていただきました。こういった背景もあって、『Your Letter』をコミックス・ウェーブ・フィルムさまを通して配給することになったことは、私にとって非常に感慨深く、この上ない光栄に思っております。

改めましてこの度は私の作品を日本の皆さんにお届けすることになり、心より嬉しく思います。謎の一通の手紙から始まるこの物語が、日本のアニメファンの皆さんの心にほのかな揺らぎをもたらすことができたら、なによりも嬉しいと思います。ぜひぜひ楽しんでください!

■コミックス・ウェーブ・フィルム

コミックス・ウェーブ・フィルムは作家マネージメント、アニメーション映画の製作・制作・劇場配給・パッケージ販売、海外セールスまでを一気通貫で行う、というビジョンを掲げ、創業以来、新海誠監督作品をはじめ数々の作品と共に歩んでまいりました。それらの作品は海を渡り、いまや世界中に多くのファンを生み出し、触発されてアニメーション制作を始めた新世代のクリエイターも台頭しています。今回、『Your Letter』という、素晴らしい作品を日本に紹介できることに”縁”を感じずにはいられません。初めてとなる海外の劇場アニメーション作品配給になりますが、誠意をもって取り組んでまいります。

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