正月はジブリでスタート！『千と千尋の神隠し』『かぐや姫の物語』が金曜ロードショーで2週連続放送

映画ファンをはじめ、多くの人に愛されている金曜ロードショー。このたび、2026年1月2日(金)に宮崎駿監督作『千と千尋の神隠し』(01)が、1月9日(金)に『かぐや姫の物語』(13)がいずれもノーカットで放送されることが決定した。

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『千と千尋の神隠し』は2001年の夏に公開され、その後1年以上のロングランヒットとなり、最終的に興行収入316.8億円という驚異的なヒットを記録して国民的アニメーション映画と称された。国内だけでなく世界的にも高い評価を受け、米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞、ベルリン国際映画祭の最高賞である金熊賞ほか数多くの賞に輝いた。

2022年には東宝とスタジオジブリがタッグを組み、橋本環奈、上白石萌音のW主演で、初めて舞台化され、演劇作品としても大人気に。2024年には、川栄李奈、福地桃子を主演に迎え、全国5大都市での再演、さらに初の海外公演としてロンドンで上演され、約30万人を動員した。2025年には上海公演を成功させ、さらに2026年1月からは韓国での上演が決定しており、いまだ世界中を魅了し続けている。

1月9日(金)は、日本最古の物語「竹取物語」を高畑勲監督が新解釈で映画化した『かぐや姫の物語』を放送。竹から生まれて美しく成長し、十五夜に突然月に帰ってしまうお姫さま、そんな誰もが知っている「竹取物語」を、色彩豊かな絵巻物や美しい水彩画がそのまま動きだしたようなダイナミックで美しい映像で届ける。海外の多数の映画賞を席巻し、米国アカデミー賞長編アニメーション映画賞にノミネートされ、さらに「カンヌ監督週間 in Tokio 2025」でも特別上映された。

日本人の心に染み入る美しい風景を背景に、「かぐや姫」という一人の女性の誕生から少女時代を経て美しい姫に成長していく様子を描く本作。命の輝きと生きる喜びというテーマを表現し、最後は誰もが涙を誘われる感動の超大作となっている。

何度観ても心が洗われる、宮崎監督と高畑監督が手掛けた秀作アニメ映画を、ぜひ正月からたっぷりと楽しんでいただきたい。

文/山崎伸子

※宮崎駿の「崎」は「たつさき」が正式表記