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【片寄涼太・中務裕太・佐野玲於】「それぞれのメンバーの頑張りをぜひ応援してください(笑顔)」(佐野)【sweet web独占】

  • 2025.12.12

昨年、グループとして新しいスタートを切ったGENERATIONS。先日公開された初のドキュメンタリー映画『GENERATIONS:The Documentary』を記念して、今回は片寄涼太さん・中務裕太さん・佐野玲於さんの3人に、作品を通して感じたことやこれからのGENERATIONSのこと、ニューアルバム『6IX PIECE』についてお話を伺いました。

――11月21日より公開となった映画『GENERATIONS:The Documentary』についてお話を聞かせてください。初のドキュメンタリー映画という形で自分たちを振り返ることになった率直な感想は?

片寄「最初はそのまま映画になったらいいねくらいの感覚だったと思います。新体制になると決まったその日から松永監督が撮影を始めてくださっていて、“映画をつくろう!”と構えて始まったわけではなくて。本当に僕たちのリアルな日々を切り取ってもらう、そんなイメージでした」

中務「そうそう、気づいたらカメラが回っていて、気づいたら全部素直に話してた、みたいな。そういう意味で嘘のない、表の明るい部分だけじゃなくて影の部分にもスポットライトが当たるような、そんな作品になっていると思います」

佐野「松永監督に撮っていただけたことも本当に光栄でした。こういうタイプのドキュメンタリー作品の撮影は今までなかったので、僕自身はちょっと不思議な気持ちです」

――完成した映画を観ていかがでしたか?

中務「いい意味で、本当に生々しい。でも、一人ひとりのパーソナルがしっかり映し出されていて、心に訴えかける作品になっていると思います」

片寄「正直、自分たちのことだからこそ、“ここまで出して大丈夫なのかな”という不安もあって。メンバー同士で何度も話しました。でも完成した作品を観て、それぞれがどう受け止めたかを共有して、これを自分たちの作品として出すという一歩は大きかったと思います」

――かなりリアルな部分が描かれているんですね。

片寄「はい。松永監督と僕らの信頼関係の中でしか撮れない映像ばかりです。メンバーのインタビューも、変に編集されることがなく“ありのまま”。松永監督という一流の監督作品であると同時に、GENERATIONSを知らない方が観てもストレートに伝わる内容だと思います」

佐野「自分たちの映画なんだけど、松永監督の作品っぽいというか。生々しいと言うと少し強いかもしれないですけど、とにかくリアル。リアルを切り取るという松永監督らしさがそのまま反映されている作品です」

片寄「華やかな部分だけじゃない世界がちゃんと映っていますし、グループであることの難しさも伝わると思います。特に、メンバーが一人抜けた節目からの半年間なので、なおさら……。僕らも観てくださる方々のリアクションがどうなるんだろうっていうのは、楽しみ半分怖さ半分というところです」

――影の部分も含めて自分たちを映画として残す今回の作品。ファンの方へどんな思いを伝えたいですか?

片寄「実は、そこが一番悩んだところなんです。メンバーにも“話したい”と時間を取ってもらいました。今回の作品って、“これを伝えたい”という明確なメッセージがあるわけじゃないと思っていて。ただ、新体制になったあの瞬間を切り取っていただくというのは、10年以上のキャリアがある僕たちからすると、すごく勇気がいることだったんですよね。わかりやすく誰かが例えば入院したとか、誰かが骨折したとか、誰かにハプニングが起きたとか、そういうことではないんだけど、でもその中にある葛藤こそが僕らのリアルで。そういった部分を含めて、前に進んでいく姿が深みにつながっていたり、パフォーマンスやエンターテインメントを通して一緒に過ごす時間が、より濃いものになっていけばいいなと思っています」

中務「アーティストって夢を届ける存在でもありますけど、現実を知ってもらうことも大事な側面だと思っていて。楽しいだけで成り立っているわけじゃなくて、苦悩があるからこそ楽しさが何倍にもなりますし。その光と影のコントラストを感じてもらえたら、僕たちのパフォーマンスの深みも、より伝わるんじゃないかなと思います」

佐野「GENERATIONSを応援してくれる方、それぞれのメンバーを応援してくれる方、いろんな形のファンのみなさんがいて。そういう方たちに、“こういう人たちなんだ”と知ってもらえるきっかけになっていただけたらいいなと思います」

――新体制で挑んだ2024年のツアーは映画でも密着されていますね。公演を重ねる中で、心境の変化はありましたか?

中務「初日を終えた時に、“あ、いけるな”って素直に思えたんです。こんなにたくさんの人が待っていてくれたんだ、というのを肌で感じた瞬間でしたね。不安だった気持ちが、少し安心に変わったのはあの初日だったと思います」

片寄「ツアーって、どれだけ準備しても本番のお客さんの顔を見るまで正解がわからないんですよ。その意味では、実際にライブが始まって、みなさんの反応を感じることで僕らも自信がついていきました」

佐野「ツアーをやっていくなかで、徐々に新しい体制を受け入れていったというか」

片寄「今振り返ると、やっぱり新しい体制になったGENERATIONSを見たいって思ってくれる人たちがいるっていう事実が一番自分たちの心を勇気づけてくれたと思います」

中務「ファンの方々も変わらず応援してくれているのをめちゃくちゃ感じていますし、むしろ前より熱量高いんじゃないかなって思う時もありますね」

佐野「もしかしたら、応援の仕方も変わっているのかなと思いました。GENERATIONSの純粋なファンというよりも、サポーターみたいなスタンスになっているファンの方たちもいるんだろうなと」

――デビューから13年。ファンの方も、大人に、そして多様に変化しているのかもしれませんね。

片寄「僕ら自身も大人になったし、応援してくださる方々のスタイルも時代とともに変わってきたんだろうなと思います。それこそ僕らのデビュー当時は“推し活”という言葉もなかったし、TikTokもなかった。だからこそ、十数年続ける中で育まれた絆みたいなものがあって、それは今の時代とはまた違う温度感なのかもしれません。でも、新しく出会う人たちにも、今のGENERATIONSの魅力をライブという形で受け取ってもらえたら嬉しいですね」

中務「僕は正直あまり変わったという感覚はないんです。パフォーマンスに対する自分たちの熱量も変わらないし、ファンの方の気持ちも根っこはそのままというか。ただ、ファンの方が結婚されたり、お子さんができたり、生活のステージが変わったりという変化は感じます。でも、応援してくれる気持ちはずっと変わっていない。お互いに走り続けているという実感のほうが大きいです」

佐野「僕は悩む内容が変わってきたな、と思う瞬間があるんです。“こんなことで悩むようになったんだ、自分”って。10代・20代前半の頃には直面しなかったような悩みが増えるというのは、大人になったからこそなのかなと思います」

――13年のキャリアを経て、次のGENERATIONSとして大切にしたいことは?

片寄「今たくさんのダンス&ボーカルグループがいますけど、積み重ねてきた時間は早送りできないので、そこだけは誰にも追い越されないんですよね。だからこそ、自分たちが歩んできた道には胸を張りたいし、今年のライブでもすごくいい反応をいただけたので、まだまだ新しいことに挑戦できると感じています。ワクワクを忘れずに、また一歩ずつ進んでいきたいです」

中務「核となるのは歌とダンス。それをさらに大切にしていきたいですね。年齢を重ねるからといって“パフォーマンスが下がった”なんて絶対に思われたくないし、むしろ大人になったからこそできる余裕のある表現を、もっとリアルに届けたいと思っています」

佐野「GENERATIONSは、それぞれの人生が交わるひとつの場所。先のことは誰にもわからないけど、この映画も、ライブも、全部が誰かにとっての大事な記録になればいいなと。その意味が、きっとこれから先にもつながっていくんじゃないかなと思います」

――では次に12月17日に発売となるアルバム『6IX PIECE』の話を聞かせてください。今年の2月〜7月にかけてリリースした各メンバーのソロ楽曲に加えて、新曲『PAINT』も収録されていると伺いました。

片寄「今年のライブに合わせて制作した曲でもあるので、『PRODUCE 6IX COLORS』というプロジェクトから『6IX SENSE』ツアーへとつながる“6人の決意表明”みたいな楽曲になっています。英語の歌詞ということもあって、よりエッジの効いた世界観が出せたのかなと思います。ライブでお客さんと一緒に盛り上がれるように作った部分も大きいので、ぜひライブの景色を想像しながら聴いてもらえたら嬉しいです」

――パフォーマンス面での聴きどころ、見どころは?

中務「緩急の多い振り付けになっていて、途中で音がなくなる瞬間があったり、ライブではかなり盛り上がるポイントが作られています。曲と一緒にパフォーマンスを見ると、より世界観が伝わると思います」

佐野「会場で鳴らすと“化ける”曲ですね。低音の迫力もそうですし、ライブ会場で聴くとさらにかっこよさが増す楽曲になっています!」

――では最後に、この映画とアルバムを楽しみにしているファンのみなさんへ、sweetにかけて甘いメッセージをお願いします♡

片寄「映画は重厚な内容でもあるんですが、GENERATIONSの6人は、キャリアを重ねた今もまだまだ可能性だらけのメンバーばかりだと思っています。ぜひ、この6人の男たちについてきてもらえたら嬉しいです」

中務「今回のアルバムと映画で、もっと好きになってもらえるかなと思っています。ちょっと甘すぎて苦かったらすみません(笑)。ビター寄りの甘さかもしれないですけど。でも、そのビターも含めて楽しんでもらえたら」

佐野「本当に、それぞれのメンバーの頑張りをぜひ応援してください(笑顔)」

●NEW ALBUM『6IX PIECE』 12月17日リリース
2024年のライブツアーで初披露したGENERATIONSの代表曲『Evergreen』の新アレンジバージョン『Evergreen 2.0』から、2025年2月~7月に6か月連続配信した『PRODUCE 6IX COLORS』全6曲、さらに新曲『PAINT』を含む全12曲を収録。

photo : JOJI[RETUNE Rep]

text : MIHOKO SAITO

edit : sweet web

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