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巨額賭博スキャンダルを描いたドラマ“水原一平”が制作中か…製作総指揮はなんと『ワイスピ』監督

  • 2025.12.11

日本のみならず、世界中に衝撃を与えた大谷翔平の元通訳 水原一平氏による巨額の横領・賭博スキャンダル。

発覚直前のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、水原氏は通訳の領域を超えた存在感を発揮し、日本代表の優勝もあって注目を集めていただけに、その影響は計り知れないものとなった。

そのため、発覚から1年半以上たった現在でも「イッペイ・ミズハラ」の名前は日米の両国でお茶の間を騒がせ続けている。

アメリカ大手紙『New York Times』傘下のスポーツ専門紙『The Athletic』は9日、メジャーリーグ ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳である水原氏に関する賭博スキャンダルをテーマにしたドラマの製作が企画されていると報じた。

ドラマは北海道日本ハムファイターズ所属時代の大谷と水原氏の出会いから、数億円にものぼる巨額の横領事件が告発されるに至るまでの一部始終を描く予定だという。

監督は『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』など、人気映画シリーズ『ワイルドスピード』シリーズで監督を多く務めた経歴を持つジャスティン・リン氏が務める予定だ。

ドラマプロジェクトを主導する北米の番組制作会社ライオンズゲート・テレビジョンは、2024年3月に水原氏のスキャンダルがアメリカメディア『ESPN』によってスクープされたわずか2か月後に、ドラマ企画を始動させていた。

制作の共同総指揮を務めるスポーツライターのアルバート・チェン氏は2024年、アメリカメディア『The Hollywood Reporter』紙のインタビューに対し「これはピート・ローズ以来、メジャーリーグ最大のスポーツ賭博スキャンダルです。そして、その中心にいるのはMLBが自らの足で担ってきた最大のスターです」「私たちは、この物語の核心に迫ります。信頼、裏切り、そして富と名声の罠の物語です」と意気込みを語っていた。

世紀の問題作となるのか、醜くも美しい人間の本性を描き出す名作となるのか、今後の同作の製作に注目だ。

筆者:田原隆夫(編集部)

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