1. トップ
  2. 救いのない地獄…『28年後... 白骨の神殿』崩壊した世界を映しだした最新映像&場面写真

救いのない地獄…『28年後... 白骨の神殿』崩壊した世界を映しだした最新映像&場面写真

  • 2025.12.11

アルフィー・ウィリアムズ、ジャック・オコンネル、レイフ・ファインズが出演する『28年後... 白骨の神殿』(2026年1月16日公開)から、最新映像と場面写真が到着した。

【写真を見る】『28年後... 白骨の神殿』でドクター・ケルソンを演じるレイフ・ファインズ

本作はアカデミー賞監督のダニー・ボイルとアカデミー賞ノミネートの脚本家アレックス・ガーランドがタッグを組んだサバイバルスリラー『28年後...』(25)の続編。28年前、人間を一瞬で凶暴化させるウイルスがロンドンで流出し、多くの死者を出した。ウイルスを免れた孤島ホーリーアイランドで生まれ育った少年スパイク(ウィリアムズ)は、本土で生き延びていたドクター・ケルソン(ファインズ)と出会い、そして病気の母親を看取る。その後、ウイルスが蔓延するイギリス本土で一人生きる道を選ぶ。前作のラストで、感染者に襲われかけたところを、ジミー・クリスタル(オコンネル)率いる全員金髪の暴力的なカルト集団“ジミーズ”に救われたスパイク。しかし、彼に与えられたのは救済ではなく、救いのない世の中で待つさらなる絶望だった。

このたび解禁された最新映像には、凶暴な感染者が人間に襲いかかる地獄のような恐ろしい瞬間が次々と映しだされている。本作の舞台は、恐怖の感染拡大により平和な日々が失われてから28年後。「28」シリーズでおなじみの全速力で襲いかかる感染者の姿や恐怖の目潰しシーンなど未だ感染者だらけの絶望が続いている様子が映され、逃げ惑うか、自衛のために感染者を殺さなければ生き抜けない理不尽な世界は苛烈さを増し、シリーズ史上最も救いのない展開が待ち受けていることを予感させる。

さらに映像のなかでは、狂気と悪魔崇拝の教えでカルト集団を率いるジミーと、亡き人を弔い続ける医者のケルソンというまったく違う思想を持つ2人の重要人物が対面する緊張のシーンも垣間見える。

ジミーは、抗いがたいカリスマ性と狂気的な思想で地獄に魂を捧げるため人間を痛めつけては殺す儀式を繰り返すカルト集団「ジミーズ」を率いており、感染を逃れわずかに生き延びた人間たちにさらなる恐怖を与えていた。ジミーは子どもたちを洗脳してジミーズを形成。ジミーズの面々はジミーと同じ人目を引くカラフルなジャージを身に纏い、ジミーと同じ金髪姿になっている。ジミーに命令されれば人間も殺し、その異様な姿からは救いのない世界で生きる彼らがジミーのカリスマ性に心酔していることをうかがわせる。

一方、医者のケルソンは、“メメント・モリ(死を想え)”の心を忘れず亡くなった何万もの感染者や人間の骨を積み上げ、追悼のために不気味な白骨の神殿を作り上げていた。世界が一変してから家族を失い、孤独に暮らすケルソンは「感染は治療できるはず」と信じ、医師としての知識を活かしてウイルス感染の謎を解明するべく日々研究を続けている。監督を務めるニア・ダコスタ監督は、ケルソンとジミーがにらみ合う緊張の一瞬について、「ジミーの乱入はケルソンの試みのすべてを危険にさらすようなものです。2人のシーンは、まさに“巨頭対決”にふさわしい場面になっています」と、2人の関係が物語の鍵を握ることを示唆しており、彼らの出会いが地獄のような世界をどんな結末に導くのか目が離せない。

シリーズ史上最も救いのない絶望を鮮烈な映像で描きだす本作。スクリーンに映しだされる“悪夢のような顛末”を目に焼き付けろ!

文/スズキヒロシ

元記事で読む
の記事をもっとみる