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100均の蒸し器が超使える!さつまいもを蒸してみたら…えっ、こんなに美味しいの!?

  • 2025.12.11

最近流行りの「せいろ」ですが、やや置き場所に困ってしまうというデメリットも。そんな時におすすめなのが100均の蒸し器!折りたたんで収納できるうえに、手持ちの鍋ですぐに蒸し料理をすることができますよ。またステンレス製の蒸し器なら手入れもラクラク。そこで今回は実際にさつまいもを蒸してみて、その使い勝手を検証してみました。

【セリア】レンジ蒸し器|110円(税込)

ダイソーやキャンドゥの蒸し器は500円や300円といった高価格帯であるのに対し、「店内商品全て100円」という価格設定にこだわっているセリア。今回紹介する商品ももちろん100円ということで、圧倒的コスパを誇っています。

そんなセリアで発見したのはプラスチック製の蒸し器。ケース状になっているので、蒸した後も保存しやすいのが特長です。

本体は容器とザルの2層構造。フタはドーム型になっているので見た目以上にたくさん入りそうです。なおフタは被せるだけのタイプのため、移動させる際は容器ごと持ち上げるようにしましょう。

レンジ蒸し器の使い方は?

使い方は容器にザルをセットした状態で野菜を入れるだけ。今回はさつまいも(シルクスイート)と人参を用意してみました。

野菜を入れたらフタを被せて、あとは電子レンジで温めるだけ。加熱時間の目安として人参100gあたり500Wのレンジで2分半~3分との記載があったので、3分加熱していこうと思います。足りない場合は都度加熱時間を追加して調節してみてください。

仕上がりをチェック!

ということで蒸しあがったのがこちら! フタを開けると蒸気がブワッと広がっていきました。

まずはさつまいもを串で刺して確認してみると、難なくスッと入って短時間でもしっかり蒸されていることが分かります。食べてみるとホクホクで美味しい♡ これだけで十分おやつになりますね!

同じく人参も柔らか。たった3分でこれだけしっかり火が通るというのは驚きです。ちょうど1人分の温野菜が作れるサイズ感なので、無理なく手軽にヘルシーな生活を続けることができそうですよ♪

【ダイソー】シリコーンスチーマー 丸型|550円(税込)

ダイソーには鍋にセットして使用するステンレス製の蒸し器と、レンジで簡単に使えるシリコーン製の蒸し器の2種類があります。しかし、ステンレス製のものは人気らしく店舗によっては入荷待ちとなっているそう。そこで今回はサイズ豊富なシリコーン製のものをご紹介していきます。

今回購入したのは丸型の大きめサイズ。この他に長方形やもう少し小さめの丸型などが揃っていたので、各家庭の人数に合わせて選ぶといいかもしれません。

本体とフタがセットになっており、フタには蒸気穴が開いています。本体には持ち手も付いているので取り出す時も便利です。

そして本商品、なんといっても1番の強みはこの薄さ! 売られている時はぺったんこの状態ですが……

内側をポコッと押し込むとあっという間に鍋のような形に! そのため、深さは約10cmとありますが収納時に全く邪魔になりません。また食洗器対応なのも嬉しいポイント。セリアのものとは違いザルが付いていないので、洗い物が1つで済むのはラクですね。

シリコーンスチーマーの使い方は?

使い方は蒸したいものをポイポイ入れて、フタをしたら電子レンジで温めるだけ。かなり容量があり、一度に3~4人前くらいの蒸し野菜は作れそうですが、一旦同条件で検証するために先ほどと同量に。また、こちらは特に加熱時間についての記載がなかったので、セリアのものに合わせて3分にしてみます。

仕上がりをチェック!

ということで蒸しあがったのがこちら! ザルが無い分やや全体に水っぽい印象です。こちらも蒸気がすごいのでフタを開けるときは注意しましょう。

まずはさつまいもから蒸され具合を確認。スッと串が入っていきました。食べてみるとこちらもホクホクとした仕上がりですが、先程よりもややしっとり感が残っているような気が。とはいえ大きな差がある感じもなくどちらも美味しく蒸されています。

しかしなんと人参には串が通らず! 試しにこの状態で食べてみましたが、温かくはなっているもののまだ日の通りが甘い印象。煮込み料理の下ごしらえとして軽く火を通しておくくらいなら問題なさそうですが、温野菜としてそのまま食べる際には追加加熱が必要でした。

とはいえ一気にたくさん蒸せるのは魅力の1つ。加熱時間を長めに設定すれば問題ないので、個人的に今後大活躍しそうなアイテムでした。

【キャンドゥ】フリーサイズ蒸し器|330円(税込)

なんとキャンドゥでステンレス製の蒸し器を発見! ダイソーで見つけられなかったという方はぜひキャンドゥもチェックしてみてください♪

使わない時は小さく折りたたんで収納できる本商品。ザルの部分は花びらのように折り重なっているので、鍋の大きさに合わせて使えるフリーサイズ仕様になっています。

中には本体の他に取っ手と脚のパーツが。これらを本体の穴に差し込み、組み立てて使用します。

注意点は脚の向き。立てたときに外側に開く向きで組み立てていきましょう。

3つ全て取り付けたら、最後に中央に取っ手を差し込んで完成! とても100均の商品とは思えないほど立派です。

あると便利な「蒸し布」

蒸し器に敷いて食材がくっつかないようにしたり、フタに巻いて水滴が食材にかかってしまうのを防ぐ「蒸し布」はあると便利なアイテム。こちらもキャンドゥで購入できます。

蒸し布が無くても蒸し器を使うことはできますが、1つ持っておくと蒸し料理のレパートリーがひろがるので、もう一歩踏み込みたい中・上級者さんにはおすすめです。

素材は綿100%で、かなり粗めの織り。だからこそ蒸気はよく通し、水分は吸収する、という理想の蒸し状態を維持してくれます。

蒸し器の使い方は?

こちらはせいろと同様、水蒸気で蒸していくため先にお湯を沸かしてから野菜を並べていきます。この時、お湯は蒸し器の足の8分目くらいまで入れるようにしましょう。また蒸す時間が長いほど、どんどん水が無くなってしまうので空焚きに注意しましょう。

野菜を並べ、先程の蒸し布をフタに巻いて乗せたら準備OK! 水蒸気で蒸す場合はレンジで蒸すよりもやや時間が掛かるのでこちらは5分ほど置いていきます。

仕上がりをチェック!

ということで完成したのがこちら! ものすごい蒸気です!!笑

驚くべきはさつまいもの色。レンジ調理の時とは全く違い、鮮やかな黄色で美味しそう! 人参もそうですが、明らかに瑞々しさが違います。

串で刺してみても質感の違いが。期待を込めて食べてみると……ナンジャコリャ!! 美味しすぎる!!

先ほどはホクホク系でそれもそれで好きだったのですが、こちらはしっとりなめらかで甘みも強め。同じお芋とは思えないほど全く別の仕上がりになっています。おやつというより、もはやスイーツの域……

人参の方も野菜の甘みが引き出されており、水分感もたっぷり。実は筆者、人参があまり得意ではないのですが、これならドレッシング無しでも食べられそうなくらい美味しかったです。

同じ素材で、同じ切り方で、こんなにも仕上がりが違うとは驚き。どちらもそれぞれで良さがあるので、食べ方や気分、また一度に作る量などその時のシーンに合わせてチョイスするのも良さそうですね。

せいろが無くても100均の蒸し器でOK!

素材の美味しさを引き出すだけでなく、栄養を丸ごと摂れるのが蒸し野菜の魅力の1つですが、どうしてもハードルを感じてしまう「せいろ」。だからこそ100均の蒸し器で手軽に作ることができるというのはかなりメリットに感じました。

今回はレンジで簡単に使える蒸し器と、せいろと同じ仕組みで使用するステンレスの蒸し器と2つのタイプをご紹介しましたが、どちらも仕上がりは上々! 手軽で続けやすいレンジ蒸し器と、やや手間は掛かるものの美味しさは太鼓判のステンレス蒸し器、どちらを選ぶかは使う人のライフスタイルによると思うので、ぜひこの記事を参考にほかほか温野菜ライフを楽しんでみてくださいね♪

 

(文・写真撮影:イチオシ編集部)

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