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【MLB】娘の死去を乗り越え……ド軍ベシア、復帰マウンドはWBCか 貴重な中継ぎ左腕として米国代表に合流の可能性

  • 2025.12.11
ドジャースのアレックス・ベシア(C)Getty Images
SPREAD : ドジャースのアレックス・ベシア(C)Getty Images

ドジャースアレックス・ベシア投手が、来年3月開催のワールド・ベースボール・クラシックWBC)に米国代表として参加する可能性が出てきた。地元メディア『ドジャー・ブルー』が10日(日本時間11日)に伝えた。

■「家族の問題」でWS欠場

米地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』のジャック・ハリス記者が9日(同10日)、「(WBC米国代表の)マーク・デローサ監督とマイケル・ヒルGMによると、アレックス・ベシアの米国代表入りが検討されているという」と投稿。『ドジャー・ブルー』は、このコメントを紹介しつつ、記事を展開した。
「もし選ばれれば、ベシアは米国チームにとって非常に信頼できる中継ぎ左腕になるだろう。彼は2024年に素晴らしい成績を残したが、今年はドジャースのブルペン全体と同じく調子を落としていた。それでも、59回2/3を投げて80奪三振、防御率3.02とまずまずの結果を出した。キャリアを通しても安定したリリーバーで、ドジャースでの5シーズンのうち3シーズンは防御率2.25未満を記録し、平均すると毎年およそ53イニングを投げている」と紹介した。
ドジャースのブルペンを支えたベシアだったが、10月23日(同24日)に「家族の重大な問題を理由にチームを離脱した」との球団発表があり、翌24日(同25日)に開幕したブルージェイズとのワールドシリーズ(WS)では出場登録メンバーから外れた。

■投手陣が見通せない米国代表

その後、11月7日(同8日)になり、ベシアと妻のカイラさんがインスタグラムを更新。生まれたばかりの娘が、10月26日(同27日)に死去したと明かしていた。
チームメートがWSという大舞台で戦う中、娘の死に直面したベシア。悲しみを背負いつつ、再びエネルギッシュな投球を披露する場は、メジャー公式戦より一足早く開催されるWBCになるのか。大きな注目を浴びそうだ。
WBC米国代表は、主将に任命されたアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)をはじめ、シーズン60本塁打のカル・ローリー捕手(マリナーズ)、ナ・リーグ2冠王カイル・シュワーバー外野手(フィリーズ)、PCAことピート・クロウ=アームストロング外野手(カブス)、若手スター遊撃手ボビー・ウイットJr.内野手のほか、ドジャース扇の要ウィル・スミス捕手らの参戦も決定。メジャー選抜のようなラインナップが形成されつつある。
一方、投手陣で代表合流を表明しているのは、サイ・ヤング賞右腕ポール・スキーンズ(パイレーツ)、カブスのマシュー・ボイド(カブス)、ギャレット・ウィットロック(レッドソックス)という3名にとどまっている。
WBCでは投手陣は最低14人が必要とされており、これからどんなメンバーが集まってくるのか、そしてそこにベシアが含まれるのか、連覇を狙う日本代表「侍ジャパン」にとっても気になるところだろう。

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