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サウナの名前が“イカ”に“クジラ”に“唐津焼”?いけすの水風呂??佐賀・呼子に誕生した海をまるごと感じる「JIN6サウナ」に行ってきた

  • 2025.12.11

九州にまたまた新たにとんでもないサウナが誕生した。場所は佐賀県唐津市呼子町、朝市や“透明”なイカ刺しで有名な町だ。江戸時代には捕鯨で栄えたこの土地では近年、「鯨の町興し」プロジェクトなるものが進められている。そんな取り組みの一環として新サウナ施設「JIN6サウナ(ジンロクサウナ)」が2025年11月28日にオープン。“海をまるごと感じる”というこちらのサウナにさっそく行ってきた。

まるでクジラのおなかの中にいるような「鯨サウナ」
まるでクジラのおなかの中にいるような「鯨サウナ」

呼子だからこそ体験できる新感覚サウナ

【写真】「JIN6サウナ」の上に宿泊施設が2026年1月30日(金)にオープン
【写真】「JIN6サウナ」の上に宿泊施設が2026年1月30日(金)にオープン
目の前には呼子の港が見える
目の前には呼子の港が見える
1本裏の通りが「呼子朝市通り」
1本裏の通りが「呼子朝市通り」
呼子と言えばイカ!
呼子と言えばイカ!

「JIN6サウナ」があるのは呼子の港に程近い場所。1本裏の通りが「呼子の朝市通り」という立地。朝早めに到着し、まずは朝市をぶらぶら。朝市ではイカ焼きや天ぷら、あら汁など、その場で食べられるグルメや、イカの一夜干し、魚の干物、みりん干しなどの販売があり、見ているだけでも楽しめるが、おいしそうな匂いやビジュアルに素通りできない。小腹を満たし、お土産も手に入れてから「JIN6サウナ」へ向かった。

神奈川・横浜中華街の「ハレタビサウナ」の女性サウナ
神奈川・横浜中華街の「ハレタビサウナ」の女性サウナ
千葉・富津の「サトヤマテラス」
千葉・富津の「サトヤマテラス」
海の近くといえば松の木ということで、入口には松が並ぶ
海の近くといえば松の木ということで、入口には松が並ぶ

「JIN6サウナ」を運営するのは、神奈川・横浜中華街の「ハレタビサウナ」や千葉・富津の「サトヤマテラス」を手掛けるアミナコレクション。ほかの施設同様、サウナ王・太田広さんがサウナの監修をしている。エントランスは和モダンなホテルの入口のようだが、すぐ横にはオープンな外気浴スペースが。休憩している人と入店する人や道を歩く人が顔を合わせてしまうようなつくりに、ちょっとびっくりした。

おしゃれな雰囲気のサウナの受付
おしゃれな雰囲気のサウナの受付
オリジナルグッズの販売もある
オリジナルグッズの販売もある

中に入るとやや暗めの照明で、なんだかおしゃれ。料金にはバスタオルとフェイスタオルが各1枚含まれ、受付をすると専用バッグに入れて手渡される。ここは水着着用で男女一緒に楽しむサウナで、水着はレンタルもできる。また、外気浴用にポンチョの貸し出しもあり、これからの季節は外気も冷たいので借りておくのもいい。

サウナ前に飲む「スターターショット」は受付のタイミングでオーダー
サウナ前に飲む「スターターショット」は受付のタイミングでオーダー
「クラフトコーラ」(左)と「ストロングジンジャー」(右)
「クラフトコーラ」(左)と「ストロングジンジャー」(右)

ここではサウナ前に飲む「スターターショット」というドリンクがある。生姜の辛味が刺激的で体の中が熱くなる「ストロングジンジャー」と、さまざまなスパイスを使用した「クラフトコーラ」(各330円)。おすすめは、体を温める「ストロングジンジャー」。けっこうな辛味があるが、飲んだ瞬間から体の中心がぽかぽかしてくる。これでサウナに入ればいつも以上に温まりそうだ。

女性更衣室はロッカーも大きく広々としている
女性更衣室はロッカーも大きく広々としている
スパバッグとタオルのセットはサウナエリアに持って行こう
スパバッグとタオルのセットはサウナエリアに持って行こう

スターターショットを飲んだらエレベーターで2階へ。男女別の更衣室があり、こちらで水着に着替える。男女別ののれんをくぐるとまずはシューズロッカー。その後にロッカーがあり、ここで着替えて荷物を入れたら、パウダールーム、シャワーブースを通り過ぎてサウナエリアへ。

呼子の名物「イカ」がサウナになった!

「イカサウナ」のあるフロアの天井にはイカ釣りのライトを模した照明
「イカサウナ」のあるフロアの天井にはイカ釣りのライトを模した照明
イカの目玉をモチーフにしたというドアノブが印象的な「イカサウナ」
イカの目玉をモチーフにしたというドアノブが印象的な「イカサウナ」

サウナエリアに出ると屋内ながら、薄暗い。イカ釣りは夜間行われるというが、それを感じさせるような雰囲気で、天井にはイカ釣り漁船のライト「集魚灯」を模した灯りが。このフロアにあるのは「イカサウナ」。呼子の名物、イカをイメージしたサウナだ。サウナ室のドアノブはイカの目玉がモチーフ。外のイメージとは打って変わって、白木を使った広々としたサウナは大きな窓から外の光が入り込み明るい。円を描くような座面は少しずつ高さが違って、座る場所によって感じる温度も違えば窓から見える景色も異なる。

イカの吸盤をイメージした「イカサウナ」の座面
イカの吸盤をイメージした「イカサウナ」の座面
少しずつ座面の高さが違うのも特徴
少しずつ座面の高さが違うのも特徴
毎時15分と45分にオートロウリュが行われる
毎時15分と45分にオートロウリュが行われる

この座面の丸い感じは、イカの吸盤を表している。なるほど、「イカサウナ」とはこういうことか。と思っていたら、実はもう1つ秘密が。毎時15分と45分に行われるオートロウリュでサウナストーンの上のボウルに注がれる水が、なんと、ハーブボールとイカ墨エキス入りだという。

サウナストーンの上のボウルにハーブボールとイカ墨エキスが入っている
サウナストーンの上のボウルにハーブボールとイカ墨エキスが入っている

イカ墨エキス!?初めて聞いたが、イカ墨から抽出したエキスで、色は透明、匂いもほぼない。ロウリュとともにハーブのいい香りが広がる。イカ墨はアミノ酸が豊富で美髪や美肌にいいとされているそうなので、ロウリュを浴びておいて損はなさそうだ。

サウナ室から呼子の港が見える
サウナ室から呼子の港が見える

「イカサウナ」はサウナ室の空気の循環や適度な湿度が保たれていることもあり、熱すぎず、息苦しさもない。大きな窓から見える港の景色も手伝って、サウナ室なのに開放感さえある。サウナ室は上のほうが熱くなっているので、サウナ好きには一番上が特等席と言われることがあるが、ここは、海を見渡す景色がよく見えるという意味で、誰にとっても一度は座ってほしい席だ。混雑していなければ座る場所を移動して、ぜひ試しに“特等席”に座ってみてほしい。

海に向かっていくように「空中水風呂」にドボン!
海に向かっていくように「空中水風呂」にドボン!
表面張力ギリギリの水風呂へ、行ってらっしゃい!
表面張力ギリギリの水風呂へ、行ってらっしゃい!

サウナのあとはシャワーで汗を流し、「空中水風呂」へ。入口から、いや、道路を歩いているときから気になっていた、水槽のような水風呂に入ってみる。ガラス張りの水風呂というのも新鮮だが、空と海が近いせいか、ちょっと不思議な浮遊感がある。

「空中水風呂」からこぼれた水は1階へ
「空中水風呂」からこぼれた水は1階へ

頭も体もきちんと汗を流せば、この水風呂は潜水OK。自分が海の生き物になったように、水に身を任せてみる。サウナ後ということもあり気持ちよさもあるが、なんだか落ち着く。水風呂の水は1階のととのいスペースに落ちるので、下に人がいないかチェックしてから楽しもう。「水風呂入ります!」と声をかけてコミュニケーションを取ってから楽しむのもアリ。

休憩は港を一望できる展望デッキか、海を感じる「深海ルーム」か

内気浴ができる「深海ルーム」のドアを開けた状態
内気浴ができる「深海ルーム」のドアを開けた状態

水風呂のあとは休憩スペースへ。ここで大きな選択が!2階には港を一望できる展望デッキでの外気浴と、「深海ルーム」なる内気浴がある。展望デッキでは目の前に広がる呼子の港を独り占めしているような贅沢な景色の中で、潮風を感じてゆったりと過ごせる。天気のいい日は本当に絶景で、夕焼けタイムや夜の星空もおすすめなのだとか。この景色を見ながら休憩できるなんて贅沢だが、内気浴も捨てがたい。

実際の「深海ルーム」は青く、暗い
実際の「深海ルーム」は青く、暗い
シングルタイプのベッドには扇風機があり、頭部に風が当たるようになっている
シングルタイプのベッドには扇風機があり、頭部に風が当たるようになっている

「深海ルーム」は名前のように深海のような青く暗い空間で静けさに包まれた内気浴ルーム。ここにはシングルタイプのベッドと、ワイドサイズのベッドが並んでいる。シングルタイプのベッドには昭和西川のムアツマットが置かれていて、横になると程よく体を支えてくれる。

サウナ施設で日本初のウォーターベッド。頭部に送風口があり、風で頭を冷やしてくれる
サウナ施設で日本初のウォーターベッド。頭部に送風口があり、風で頭を冷やしてくれる
シングルタイプのベッドにはすべて“ムアツマット”を設置
シングルタイプのベッドにはすべて“ムアツマット”を設置

ワイドサイズのベッドはなんとウォーターベッドで、サウナ施設で置かれるのは日本初という。体を預けると海の中を漂うような、不思議なリラックス感に包まれる。このまま沈んでしまうような、浮いているような、溶けてしまうような、リラックスという言葉だけでは表せない何とも言えない感覚を体感できる。

開放的でリゾート感もある展望デッキで自然の風を感じるのも気持ちいい
開放的でリゾート感もある展望デッキで自然の風を感じるのも気持ちいい

どちらの休憩もぜひ体験したい!となれば、サウナ2セット目に突入すればOK。サウナ後でなくてもポンチョを着て展望デッキでボーッとするのも気持ちいいし、ほかの人が使っていなければ「深海ルーム」でのんびりするのもいい。

今度のサウナはクジラのおなかの中!?

クジラのような外観の「鯨サウナ」
クジラのような外観の「鯨サウナ」
実際に入ったことはないが、クジラのおなかの中にいるような雰囲気
実際に入ったことはないが、クジラのおなかの中にいるような雰囲気

2階を堪能したら、展望デッキからつながる外階段を下りて1階へ。ここには2つのサウナがある。まずは屋内エリアにある「鯨サウナ」へ。サウナ室を外から見ると鯨のような外観。扉には鯨の目をイメージした装飾があり、ドアを開けると、鯨の体内に入ったような薄暗く、骨格を思わすような柱と座面。サウナストーブの前の噴水から出ている水が、青い光を浴びて幻想的な雰囲気を演出している。

2台のサウナストーブの前に小さな噴水がある
2台のサウナストーブの前に小さな噴水がある

こちらは座面が5段あり、上はしっかりと熱い。熱さが苦手な人はなるべく下段に座ろう。毎時00分と30分にロウリュがあるが、これは、絶対に体験してほしいプログラム。ただのロウリュではなく、鯨らしく「潮吹きタイム」と名付けられている。噴水の水がストーブにかかると、風と水が座面に向って吹き上がる“鯨の潮吹きショー”になる。

30分に1回ある「潮吹きタイム」
30分に1回ある「潮吹きタイム」

霧状の細かい水が思った以上に吹きかかるので、水圧は決して強くないが全身がずぶ濡れになる。熱くなったサウナの中で水を浴びるのは気持ちよく、この暗さもボーッとできて心地いい。

細かい霧のような“潮吹き”でずぶ濡れに!
細かい霧のような“潮吹き”でずぶ濡れに!

ちなみに、サウナ室でかかっている音楽はオリジナルだ。「イカサウナ」、「鯨サウナ」それぞれで異なる。「鯨サウナ」では鯨の親子の鳴き声が取り入れられ、このサウナのために作られた音が、照明や“潮吹き”の演出と相まって、特別なサウナ体験にしてくれる。

実際の生簀を活用した「イケス水風呂」
実際の生簀を活用した「イケス水風呂」

サウナを出たら汗を流して、今度は「イケス水風呂」へ。これは本物のイカの生簀を活用した水風呂で、「荒狂波」と「凪」という異なる水風呂が2つでセットになっている。もちろん、どちらか1つだけ入るのもいいが、おすすめは、「荒狂波」と「凪」の冷冷交代浴。

「荒狂波」はシングルの温度設定+バイブラでキンキンに冷たい
「荒狂波」はシングルの温度設定+バイブラでキンキンに冷たい
「凪」は約25度設定の水風呂で初心者にも優しい
「凪」は約25度設定の水風呂で初心者にも優しい

「荒狂波」はいわゆるシングルで水温は10度に満たない。「凪」は約25度と水風呂としては高め。冷たいほうからぬるめの水風呂に入ると、これまた気持ちがいい。逆に水風呂が苦手な人は「凪」なら入れるかもしれないので、水風呂デビューにトライするのもいいかも。無理のない範囲で2つの水風呂を楽しもう。

水風呂の横にある休憩スペースはドリンクの受取場にもなっている
水風呂の横にある休憩スペースはドリンクの受取場にもなっている

1階にはインテリアとしてもすてきな椅子が並ぶ内気浴スペースと、インフィニティチェアが並ぶ窓際スペース、そして、エントランス横から見える外気浴スペースがあり、好きなところで休憩できる。

サウナの休憩でサウナドリンクを楽しむ

ロッカーキーを使ってドリンクのオーダーができる
ロッカーキーを使ってドリンクのオーダーができる

内気浴スペースはキッチンとつながっていて、サウナの途中でドリンクをオーダーした際、ここから受け取って休憩スペースで飲むことができるようになっている。専用のタブレットは1階、2階にあり、ロッカーキーをかざしてオーダーできる。ドリンクは1階のキッチンカウンターで受け取るが、内気浴スペース、外気浴スペース、どちらで飲んでもOK。

「玄海 キレトマ」(左)と 「玄海塩オロポ」(右)
「玄海 キレトマ」(左)と 「玄海塩オロポ」(右)

サウナの前後は設置されているウォータークーラーで水分補給はしているが、サウナドリンクは別物。唐津市加唐島で生まれた自然海塩「一の塩」を使った「玄海 塩オロポ」(605円)をオーダーしてみた。この塩味が妙においしくてクセになる。氷は「オロナミンC」と「ポカリスウェット」を凍らせたものなので、溶けても味が薄くならないのがうれしい。佐賀産のトマトを使った「玄海 キレトマ」(605円)もすっきりしていておすすめだ。

ドリンクはほかにもあり、温かいホットサウナドリンク「ドライジンジャーティー」や「クラフトコーラティー」(各605円)、スッキリ飲める炭酸ドリンク、フローズンドリンクやスムージーなど種類豊富。ドリンクはサウナ後に楽しむこともでき、サウナ後ならアルコールもおすすめだ。

唐津焼の窯で使われていたレンガを使った窯サウナ

「唐津焼 窯サウナ」
「唐津焼 窯サウナ」
ストーブの両側にベンチタイプの椅子が置かれている
ストーブの両側にベンチタイプの椅子が置かれている

1階にあるもう1つのサウナは「唐津焼 窯サウナ」。「JIN6サウナ」のある唐津は「唐津焼」が有名ということで、唐津焼の窯で使われていたレンガと阿蘇の黄土に唐津の土を混ぜ合わせて作られたのがこのサウナ。ペレット木材を燃料としたサウナで炎を見ながらサウナに入ることができる。

クジラの背中に唐津茶を注いでロウリュ
クジラの背中に唐津茶を注いでロウリュ

最初は炎の勢いに圧倒されるが、ずっと見ていると自然と気持ちが落ち着いてくる。こちらには唐津茶(ほうじ茶)の入った桶が置かれていて、サウナストーブの上の“クジラ”の背中にお茶を注ぐと、お茶のいい香りがサウナ室内に広がっていく。セルフロウリュは水をかける前に、同席した人に一声かけてから行おう。

1階のデッキで外気浴
1階のデッキで外気浴

「窯サウナ」のあとは「荒狂波」と「凪」に入って外気浴。ここの外気浴は松で目隠しはしているものの、目の前の道路と同じ高さにあり、道行く人とも近い。チェアで横になっていると地元の方から声をかけられるという、ちょっとした交流もあった。通常、サウナ施設で施設利用者以外とふれあうことはほぼないので、何だか新鮮な体験。佐賀弁?唐津弁?もいい感じで何だかほっこりした。

約40度に設定された「足腰湯」
約40度に設定された「足腰湯」

最後は「窯サウナ」の前にある「足腰湯」へ。ここは足腰をお湯の中で温め、上半身は潮風に当たるという新感覚の温浴休憩の場所。この時期、どうしても足が冷えやすいという人には下半身を温めながら外気浴ができるのでおすすめ。また、肩まで入って、普通のお風呂のように温まるのもいい。ここで温まってサウナはフィニッシュ。

水着用の脱水機と濡れたものを入れるビニール袋は自由に使ってOK
水着用の脱水機と濡れたものを入れるビニール袋は自由に使ってOK
シャワーは個室タイプで、ボディソープなどが設置されている
シャワーは個室タイプで、ボディソープなどが設置されている

更衣室に向かう途中に水着の脱水機があるので、ここで水着を脱水。シャワーブースにはシャンプー、コンディショナー、ボディソープがあるので、さっぱりしてから着替えよう。受付でもらうバッグにバスタオルを入れて、「イカサウナ」の前のロッカーに入れておけば、サウナ後にタオルを持ってシャワーブースに行けるのでおすすめ。バッグの取り違えがないよう、目印にクリップをつけたりしておくといい。

シャワーブースと更衣室の間にパウダールームがある
シャワーブースと更衣室の間にパウダールームがある
ローションとミルク、ドライヤーなど自由に使える
ローションとミルク、ドライヤーなど自由に使える
2階にあるラウンジは休憩や待ち合わせ場所として利用しよう
2階にあるラウンジは休憩や待ち合わせ場所として利用しよう

更衣室とパウダールームが別になっているのもポイントが高い。着替えをすませてから、ゆっくり髪を乾かしたり、メイクしたりできる。2階のラウンジはポンチョや水着での利用が不可なので、サウナの前後に利用したい。男女のグループやカップルでサウナ利用したときには待ち合わせ場所にもなる。

サウナ後はアルコールや系列店のかき氷で癒やされる

「玄海フローズンドリンク」(左)と「甘夏ソルティースカッシュ」(右)
「玄海フローズンドリンク」(左)と「甘夏ソルティースカッシュ」(右)

フロント前にもスペースがあるので、サウナ後にドリンクをオーダーしてもOK。特にアルコールはこのタイミングでしか頼めないので、サウナ上がりの一杯を求めている人はここでぜひ。ちなみに、ビールは系列のクラフトビール醸造所「Whale Brewing(ホエールブルーイング)」のもの。呼子朝市通りにあるブルワリーで、築80年の古民家を再生するプロジェクトから生まれた醸造所だ。ここで1杯飲んでからすぐ近くのブルワリーに足を運んでみるのもいい。

サウナのあとだと冬でもフローズンドリンクのひんやり感が心地いい
サウナのあとだと冬でもフローズンドリンクのひんやり感が心地いい
サウナ後にビール派の人にはクラフトビールがおすすめ
サウナ後にビール派の人にはクラフトビールがおすすめ

ノンアルコール派には、7種の野菜や果物を使った「7品目のベジフルスムージー」や、玄界灘に沈む夕日をイメージした柑橘果実の「玄海フローズンドリンク」(各770円)を。ちょっとデザート感もあるので、サウナ後のご褒美感覚で楽しめる。

「呼子朝市通り」にある「甚六果実店」
「呼子朝市通り」にある「甚六果実店」
この日は梨のかき氷(左)と栗のかき氷(右)などを提供
この日は梨のかき氷(左)と栗のかき氷(右)などを提供
呼子と言えばイカ!近隣には専門店も多い
呼子と言えばイカ!近隣には専門店も多い

時間的に余裕があれば、呼子朝市通りにある系列のかき氷店「甚六果実店」に足を運ぶのもおすすめ。旬の果物を使ったかき氷が楽しめる。「JIN6サウナ」ではサ飯の提供はないので、呼子ならではのイカ刺しやイカしゅうまいなどのお店に出かけてみよう。

今までのサウナ施設とも、温浴施設とも違う、魅力たっぷりの「JIN6サウナ」。ユニークなサウナや、水風呂、休憩エリアと、ここでしか味わえない体験が詰まっていて、九州を旅行するときはぜひとも足をのばしてほしいし、ここを目的に旅行を計画したくなる施設。サウナを通して呼子の町を知ることができ、「鯨の町興しプロジェクト」にもほんの少し関われたかもしれない。

取材・文=岡部礼子

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※20歳未満の者の飲酒は法律で禁じられています。

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