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ジェームズ・キャメロンが「アバター」最新作を引っさげ来日!山崎貴の熱いコメントに「ゴジラ」最新作の撮影手伝いを打診?

  • 2025.12.11

いよいよ12月19日(金)より公開を迎える『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の来日ジャパンプレミアが12月10日、TOHOシネマズ 新宿にて開催。前作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22)のキャンペーン以来3年ぶりに来日を果たしたジェームズ・キャメロン監督が満場の拍手に迎えられて登壇した。

【写真を見る】ジェームズ・キャメロンが日本の観客に熱いメッセージ!「ただ感じていただきたい」

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前作で海の部族のもとに身を寄せ、人類との壮絶な戦いの末に家族の命を奪われるという大きな犠牲を払うこととなったジェイク(サム・ワーシントン)たちサリー家。最新作では、彼らの前に、同じナヴィでありながらパンドラを憎むアッシュ族のヴァラン(ウーナ・チャップリン)が立ちはだかる。人類と手を組み復讐を果たそうとするヴァラン。やがてパンドラの真実が明かされる時、かつてない“炎の決戦”の火蓋が切って落とされることになる。

流暢な日本語で「こんにちは」と挨拶したキャメロン監督は、「1作目の時には新しい世界、新しいシネマのかたちに皆さんをいざないました。2作目はサリー家を深く知る作品となり、今作は彼らが様々な危機に晒されます。『アバター』シリーズには欠かせないアドベンチャーや美しさ、驚嘆せずにはいられない部分はそのままに、これまでよりもエモーショナルな作品になっています」と強い自信をのぞかせる。

すでに北米では批評家やファンから大絶賛の嵐!
すでに北米では批評家やファンから大絶賛の嵐!

先日ロサンゼルスでワールドプレミアが行われた際には、いち早く最新作を体験した現地批評家やファンから大絶賛の声が飛び交っている本作。特に注目してほしい部分を訊かれると、キャメロン監督は「観ていただければ伝わるのでは、あえてここでは言わないほうがいいと思います」と即答。「ただ一つだけ、シガーニー・ウィーバーが演じたキリをチェックしていただきたい。彼女は声だけでなく、すべての面でこのキャラクターを表現してくれました」と、15歳の少女を演じた大女優を称えた。

そんななか、会場にはキャメロン監督の大ファンだという宮世琉弥と山崎貴監督が駆けつけ、花束を贈呈。ひと足先に最新作を鑑賞した2人は大興奮でキャメロン監督に感想を伝え、宮世は、生身の役者の演技を緻密に再現してみせたパフォーマンス・キャプチャ技術ついてキャメロン監督に質問する場面も。

ジェームズ・キャメロンの大ファンを公言する宮世琉弥と山崎貴監督が花束を持って登場!
ジェームズ・キャメロンの大ファンを公言する宮世琉弥と山崎貴監督が花束を持って登場!

さらに山崎監督は「まさに体験。パンドラに行ってすごい冒険を一緒に味わうことになる。技術的にすごいことはたくさんありますが、なにがすごいかといえば、キャラクターの魂がちゃんと見えてくること。泣かずにはいられない魂の物語ができていて、本当にすごいなと思いました」と大興奮で語る場面もあった。

山崎監督に「『ゴジラ-0.0』期待してます」とエールを送ったジェームズ・キャメロン監督
山崎監督に「『ゴジラ-0.0』期待してます」とエールを送ったジェームズ・キャメロン監督

現在『ゴジラ-0.0』の撮影のまっただなかである山崎監督は、「17時までに新宿に来ればキャメロン監督に会えるとスタッフに話したところ、皆さん協力してくれたおかげで来られました」と話し、日本のVFXの第一人者の立場から「アバター」シリーズの凄みをさらに熱弁。それにはキャメロン監督も日本語で感謝を述べ、「どれくらい難しいことか理解してくださる方にこのような言葉をいただけて大変うれしいです。『ゴジラ-0.0』期待しております。もし撮影が遅れるようでしたら、セカンドユニットで入りますのでお声がけください」と茶目っ気たっぷりに語り、会場の笑いを誘った。

そしてイベントの最後にキャメロン監督は、「日本に限らず世界中の方に、この『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』をただ感じていただきたいと思います。自分自身や家族、人生につながりを感じていただければ、少しでも共感できるところを見つけてもらえれば、それこそが僕たちがこの映画を作った理由でもあります」と力を込めて、これから作品を観る日本の観客に呼びかける。

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は12月19日(金)より公開!
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は12月19日(金)より公開!

「映画は、言語とか宗教とか国とか関係ない。人間は皆同じで、誰もが希望や夢、なにか恐れる心や家族に対する愛情を持っているのだと改めて感じることができると思います。いまほど世の中が冷たく、怒りにあふれている時代はない。だからこそ、この映画を作りたいと思いました。我々人間が、本来どういうものであったのかを思い出してもらうために」。

文/久保田 和馬

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