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厳格な“AI裁判”はなぜ誕生したのか?『MERCY/マーシー AI裁判』緊迫の予告編が全世界一斉解禁

  • 2025.12.10

「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、「ジュラシック・ワールド」シリーズのクリス・プラットが主演を務めるアクションスリラー映画『MERCY/マーシー AI裁判』が2026年1月23日(金)より日米同時公開される。このたび、本作の最新予告が全世界一斉解禁となり、あわせてポスターが到着した。

怒涛の情報量であふれ返るAI社会において、データやコンテンツの真偽が曖昧になり始めている現代への警鐘を鳴らす挑戦的なテーマを描く本作。舞台は凶悪犯罪が増加し、厳格な治安統制のためにAIが司法を担うことになった近未来。ある日、敏腕刑事のレイヴンが目を覚ますと、妻殺しの容疑で「マーシー裁判所」に拘束されていた。冤罪を主張する彼だったが、覚えているのは事件前の断片的な記憶のみ。自らの無実を証明するには、AIが支配する世界中のデータベースから証拠を集め、さらにはAI裁判官が算出する“有罪率”を規定値まで下げなくてはならない。無罪証明までの制限時間は90分、さもなくば即処刑。極限の状況で膨大な情報が錯綜する、リアルタイムリミット型アクションスリラーとなっている。

AI裁判にかけられる容疑者、レイヴン刑事をプラットが演じ、彼に対峙する“AI裁判官”という、映画史上類を見ない前代未聞の役柄にレベッカ・ファーガソンが挑む。また、監督はサンダンス映画祭で観客賞を受賞した映画『search/サーチ』(18)の仕掛け人として知られるティムール・ベクマンベトフ。そしてアカデミー賞作品賞受賞作『オッペンハイマー』(23)のチャールズ・ローヴェンがプロデューサーを務める。

全世界で解禁となったばかりの最新予告では、敏腕刑事として名を馳せるレイヴン刑事(プラット)が「マーシー裁判所」を設立した背景が明らかに。凶悪犯罪の増加により、かつてバディを組んでいた同僚警官が捜査中に殉職。しかも彼を死に追いやった犯人は裁判によって無罪放免となったという苦い過去が、より厳格なAI裁判の制定へとレイヴンを駆り立てたようだ。しかしある日、目が覚めるとそのマーシー裁判所に自らが拘束されており、AI裁判官マドックス(ファーガソン)と対峙することになる。自らの無実の証拠を探そうと奮闘するなかで闇深い事実までもが暴かれ、レイヴン自身の善悪も曖昧になっていくなど、本編ではますます手に汗握る展開が待ち受けているようだ。近未来の都市を舞台に展開されるスクリーン映え抜群なアクションスタントにも期待が高まる。

同時に解禁となったポスターでは、被告人席に縛り付けられたレイヴン刑事と、鋭い視線を向けながら立ちはだかるAI裁判官こと“マドックス”の姿が。ビル群が爆破される様子、空飛ぶバイクや緊急ヘリの出動など緊迫感に満ちあふれたビジュアルとなっている。

前途多難な“容疑者 vs AI裁判官”の闘い。その先に待ち受ける衝撃の真実とは?豪華キャスト、スタッフ陣が集結する本作に期待が高まる。

文/鈴木レイヤ

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