日本で逮捕の『エミリー、パリへ行く』俳優が釈放される

違法薬物の密輸容疑で那覇空港にて検挙され、3週間拘留されていたジェレミー・O・ハリスが、日本時間12月8日に釈放された。Varietyなど、米メディアが伝えている。

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Netflixの人気ドラマシリーズ『エミリー、パリへ行く』などで知られる俳優で、トニー賞候補を誇る劇作家でもあるジェレミーは、台湾から那覇空港に到着した11月16日、税関職員により、機内持ち込みの手荷物から合成麻薬MDMAを含む結晶780ミリグラムを発見され、豊見城警察署に身柄を拘束されていた。

最初の報道では起訴手続きが取られる予定だと伝えられ、有罪となった場合は最長で7年の懲役刑を科せられる可能性があったが、当局の発表では、起訴の有無について明らかにされなかった。ジェレミーの代理人はThe New York Timesに対し、いかなる罪にも問われておらず、新プロジェクトのリサーチのために、この後も日本に滞在するとコメントしている。

『エミリー、パリへ行く』でスタイリストのグレゴリー・エリオット・デュプレを演じたジェレミーは、ほかにリブート版『ゴシップガール』や『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』に出演。劇作家としても活躍し、イェール大学デイヴィッド・ゲフィン演劇学校在学中に執筆した戯曲『Slave Play』で、トニー賞で当時史上最高となる12部門にノミネートされた。また、『ユーフォリア／EUPHORIA』や『イルマ・ヴェップ』のプロデューサーを務めるなど、製作者としても注目作に関わっている。