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冬のおしゃれな配色レッスン。ランウェイに学ぶ最強カラーコンビ9【2025冬トレンド】

  • 2025.12.10
Getty Images

パステルカラーとジュエルカラーのコンボから、大胆で鮮やかな原色使いまで、2025-26年秋冬コレクションのランウェイでは、万華鏡のように遊び心に満ちたカラフルな色の組み合わせが披露された。ランウェイでもストリートでも、デザイナーやファッション関係者たちは、これまでにはない色のコンビネーションを提案し、楽しんでいる。しかもこれらは、スタイリングとトーンの重ね方次第で着こなしやすくなるのが特徴。

実践的なアプローチとして、色使いに慣れている人は、メインカラーをひとつ据え、全体はサポートカラーでつないでいくのがベター。一方、色合わせに慎重な人は、小物など小さなパーツから取り入れ、落ち着いたトーンにコントラストの効くアクセサリーや別アイテムを添える方法がおすすめだ。シルエットの比率や色の配置を調整することで、洗練された印象を与えられる。

また、配色を考えるうえでは質感も重要。同じ色であっても、テクスチャーによって受け取る印象はガラリと変化する。素材を使って色の強さをコントロールするのが成功のコツで、マットなウールや起毛カシミヤは鮮やかな色をソフトに見せ、光沢の強いシルクやパテントレザーは色を強調させる。さらに、モヘアやブークレ、フェイクファーは色に立体感を加えてくれる。ジュエリーやバックル、ファスナーなどのディテールでメタリックを取り入れるのも効果的で、温かみのあるパレットにはゴールド、クールなパレットにはシルバーを合わせると相性がいい。

ここでは、この冬におすすめのトレンドカラーを取り入れた着こなしアイデアをご紹介。手持ちのワードローブをアップデートしてみて。

1. ミントグリーン+ブラウン

「グッチ」2025-26秋冬コレクション Daniele Venturelli / Getty Images

ミントグリーンはブラウンが持つぬくもりをほどよく引き締め、スーツやテーラードに清涼感を与える。チョコレート色のブレザーにクールカラーのニットを合わせたり、エスプレッソ色のシャツにスペアミントのペンシルスカートを合わせるのも◎。

よりニュートラルなトーンがお好みであれば、シーフォームグリーンのような、より淡いトーンの小物を合わせることで、ブラウン中心の装いに彩りを添えられる。

2. イエロー+バーガンディ

「バーバリー」2025-26秋冬コレクション WWD / Getty Images

バーガンディとイエローのカラーパレットは最高の形でぶつかり合い、深みのあるコントラストを生む。サフランカラーのワンピースにバーガンディのボンバーやコートを重ねて落ち着きを演出したり、コニャック色のレザーをマリーゴールドのアクセントで引き立てるのもおもしろい。

奥行きのあるイエローとメルローはお互いの豊かさを引き立て合い、ネオンイエローは熟成したワインカラーに若々しいエネルギーを与えてくれる。

3. ピンク+レッド

Stephane Cardinale - Corbis / Getty Images

2025-26年秋冬コレクションのランウェイには、深みのあるジュエルカラーとキュートなパステルカラーを組み合わせたルックがあふれていた。なかでも、これからのプロポーズシーズンやバレンタインシーズンの甘さに最もふさわしいのは、ルビーレッドとバレエピンクだろう。

フェミニンな装飾付きのアイテムや柔らかなシルエットでロマンティックに振り切るのもよし、グラフィカルなカラーブロッキングやクリーンなシルエットでミニマルにまとめるのもよし。

4. オレンジ+ブラウン

「ドリス ヴァン ノッテン」2025-26秋冬コレクション Antoine Flament / Getty Images

さびたようなオレンジから熟した柿を思わせるオレンジ、パンプキンオレンジまで、オレンジのパレットは完璧なトーンで秋冬の物語を彩る。

昼は柿色のニットポロに栗色のトラックパンツを合わせ、夜にはオレンジのサテンのコートを主役に、コーヒー色のスエードパンツや、シエナカラーのスリップドレスにチョコレート色のレザージャケットを重ねて格上げ。このコンボには、シンプルなレザーやスエードのブラウン系の小物をプラスして全体を調和させるのが吉。

5. アップルグリーン+グレー

「バリー」2025-26秋冬コレクション WWD / Getty Images

ポップなアップルグリーンやライムグリーンは、さまざまな濃淡のグレーを冬眠から目覚めさせる相性抜群カラー。注意すべきは、この色を使いすぎないこと。ニットやバッグ、靴のいずれかひとつに取り入れるだけで十分に効果を発揮する。

シルエットはあくまでミニマルに保ち、色のアクセントでインパクトを出すと、洗練された印象に。

6. チェリーレッド+ネイビー

「エンポリオ アルマーニ」2025-26秋冬コレクション WWD / Getty Images

2025-26年秋冬のランウェイは、赤、青、緑のテクニカラーもよく目立っていた。特にネイビーとチェリーレッドは、寒い季節に力強さを発揮し、ネイビーの落ち着きがチェリーレッドの鮮やかさをほどよく和らげてくれる。

万能なネイビーコートを、赤のドレスに重ねれば、大胆でありつつクラシックなたたずまいになり、赤のニットの上下に合わせれば、スポーティーなムードが漂う。2026年春夏も鮮やかな原色の人気は続く見込みなので、このトレンドは長く楽しめそうだ。

7. バーガンディ+オリーブ

「ドリス ヴァン ノッテン」2025-26秋冬コレクション Antoine Flament / Getty Images

アーシーなグリーンは、バーガンディの強さをほどよく落ち着かせ、上品で実用的な領域に着地させる効果がある。まずはどちらかの色を主役にしたジャケットやトップを基調に、次にメルローのニットとシルキーなモスグリーンのスカートや、同色のサテンのカーゴパンツを重ね、最後にレザーの小物やアンティークゴールドのジュエリーを足せば、美しくエレガントにまとまる。

8. パープル+グレー

「ヴァレンティノ」2025-26秋冬コレクション Daniele Venturelli / Getty Images

エッグプラント(ナス色)、ライラック、バイオレットなど、パープルは今季の主役カラーのひとつ。単色でまとめるとロイヤルのような気品を感じさせ、カラーホイール(色相環)の正反対に位置するグレーやスズ色のようなクールトーンと合わせると、色味がいっそう引き立つ。

オフィスにはグレーのスーツに濃いグレープカラーのバッグを合わせ、休日にはシルバーのスカートとウルトラバイオレットのパンプスで華やかに仕上げてみて。

9. レッド+ホワイト

「スカール スタジオ」2025-26秋冬コレクション Matt Jelonek / Getty Images

クリームやアイボリー、ウインターホワイトは、赤を際立たせる絶好のキャンバス。雪のような白いコートに深紅のマフラーやニット帽を合わせたり、アイボリーのニットセットにルビーレッドのブーツを合わせたり、エクリュのスーツにスカーレットのバッグを添えるのもいいだろう。

カシミヤやブークレ、モヘアなど、ふわっとしたテクスチャーのものを選ぶと、コントラストが冷たくならず、ぬくもりを感じられる仕上がりに。

From ELLE US

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