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浦川泰幸アナ、内定者時代に見た震災報道の現場と「アノンシスト賞」受賞の裏に隠された妙案を明かす

  • 2025.12.10

ABCラジオでは12月8日からの1週間、ABCラジオスペシャルウィークを開催。月~木曜あさ9時からの「ドッキリ!ハッキリ!三代澤康司です」では、毎日ABCラジオのパーソナリティが登場。10日(水)は浦川泰幸アナウンサーが登場し、新人時代の経験から、アナウンサーの栄誉「アノンシスト賞」受賞の裏にあった巧妙な戦略まで、赤裸々なトークが繰り広げられた。

震災の年に内定者として報道現場へ

浦川が入社した1995年は、1月に阪神・淡路大震災が発生した年だった。浦川は当時を振り返り、「震災発生後、人手が足りないから来てほしいという会社からの要請を受け、入社直前まで報道局で手伝いをしていました。当時の社内は報道の人間だけでなく、全社員がかき集められる状況で、新人研修すら受けていない状態でしたけども、報道フロアでテープを運んだり、ベテランの編集マンからテレビの編集技術を教わったり、非常に貴重な経験になりました」と振り返った。

入社後、浦川が担当につけてもらったのは三代澤が司会を務める夕方のテレビワイド番組「ワイドABCDE~す」だった。

入社一年目、商店街に行って値切り交渉をする「値切りンジャー」というコーナーを担当。「打合せもするなっていうんですよ、この人(三代澤)が。『生の熱が欲しい』と。そりゃあなたはスタジオにいるからいいけど。」と笑いながら当時の苦労を明かすと、近藤が「(みよっちゃんは)準備は嫌いやからね。」と笑ってフォローした。

©️ABCラジオ

アノンシスト賞受賞の裏側にあった巧妙な策

JNN・JRN系列局のアナウンサーを対象に、最も優秀な活動に対して贈られる「アノンシスト賞」。浦川が2010年にラジオフリートーク部門で最優秀賞を受賞した話題に。

受賞作品は、当時担当していた『浦川泰幸の気分はトレンディ』内の妄想旅行のコーナー。行ったことのない場所を、あたかも旅しているかのように実況する内容だった。この受賞の裏には、浦川アナの緻密な計算があったことが明かされた。

「(予選を通過するために)妙案を思いついたんですよ」と切り出し、「当時の寝台特急『トワイライトエクスプレス』の空想旅にし、その道中で携帯ラジオを聴くと、ABCのみならず福井放送、北陸放送、北日本放送と、(審査の)近畿ブロックの放送局のラジオを聴くと、そこで流れているのはTBS系列のネット番組。1日に4回もTBSの番組を聴くことができました、なんて言ったら・・・TBS票も取れるでしょ。」と、緻密に考え賞を狙ったことを明かした。

計算しつくされた妙案にスタジオは大爆笑。驚きつつも、三代澤は「でもね、そういうところが非常に大事なんですよ、アナウンサーにとって。」と伝えた。

最後に徳を積むツアー当日に近藤が出雲上空付近で見た飛行機について尋ねると、その時刻だったらおそらく我々です、と徳を積むツアーの飛行機を近藤が本当に目撃したことが露わになった。その日は「神在月」の最終日。「神様が帰る日だったんですね」という近藤の言葉に、浦川アナは「神様を(ツアーで使用した)エンブラエル190型機にお乗せしたんやわ!」と喜びをにじませた。

番組の模様はradikoタイムフリーからお聴きいただけます。

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