キムラ緑子、共演が忘れられない俳優を明かす『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』

ニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』、12月10日（水）は、俳優のキムラ緑子が生登場。1月の舞台「わが歌ブギウギ笠置シヅ子物語」の稽古真っ最中で、「ダンスもあるし、他のことは何も手につかない状態だ」と嘆きながらも、カメレオン俳優と
もいわれるキムラらしい、とっておきの話を披露した。

『共演が忘れられない すんごい俳優』ベスト3を尋ねると、名優3人の名前が挙がった。第3位の渡瀬恒彦さんとのエピソードは「撮影ではいつも明るい時間に終わってさっと帰る。（長く）撮らせない。最高！『もう十分撮れたんじゃないの？』とサクサク撮影を進めるけれど、明るいキャラクターで誰も嫌な感じがしない。同じ淡路島出身だったのでとても可愛がってくれた。ご飯も誘って頂いた。何を話したかは覚えていないけれど」と笑わせた。

第2位は樹木希林さんで「撮影中は若い人にも思ったことは厳しくちゃんと話してくれた。あなたはこうすれば良い、ということを教えてもらったけれど、それは秘密（笑）」と懐かしんだ。また「希林さんは、物を捨てないので、ご飯をタッパーに詰めて持ち帰っていたから、自分も真似をしてタッパーを持ち歩く様になった」という。「（希林さんに）誰かがプレゼントを渡そうとしていたが、お返しが大変だからとキッパリ断っていた」というエピソードには春風亭昇太が「今日スタッフから誕生日プレゼントもらってしまった！」と慌てる一幕も。

栄えある第1位は森光子さんで、「演出家の言葉に『はい』と返事をして、質問をしなかった。いつも最初に稽古場に入られた。年下にも常に“さん“付けで腰が低かった。優しい姿が忘れられない。本番前は森さんの楽屋に行って、お茶とコーヒーを飲んでお
しゃべりをしたのが楽しい思い出。”大きな母“という感じ。稽古場がいつも優しいムードに包まれていた。」と語った。

この日にリスナーから募集したメールテーマ「自分で自分を褒めてあげたいこと」についてキムラ緑子に尋ねると「割とマイナス思考なので、褒めてあげたいことは全然ない。ただ、マイナス思考を結構引っ張らないところが、褒めてあげたいことかな」と締
め括った。