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「ポツンと一軒家」ダイヤモンド婚目前の仲よし夫婦が作り出す、人生100年時代の理想郷! 小屋で昔話に花を咲かせ、生涯スポーツの交流会も

  • 2025.12.10

衛星写真でみつけた謎の一軒家の実態を徹底調査する番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)。12月7日(日)の放送回では、徳島県の山間部のポツンと一軒家を訪れた。

伐採された山中に整備された広い敷地と5つの建物が見えるポツンと一軒家。麓の集落での聞き込みで、「集落に住む人の別荘」という情報を得た捜索隊は、持ち主の自宅を訪問。86歳のご主人曰く、そこは「75歳以上の1人暮らしの人を誘って、お茶を飲んだり世間話をしたりするためのグラウンドゴルフ場」だという。さらに驚くべきは、ご主人が75歳から10年以上をかけて、自ら設計してほとんど手作りで築き上げた場所であるということだ。

持山は90アール。そしてグラウンドゴルフ場は40アールの広さがある。かつてここには稼業の農業で作ったタバコ草・阿波葉の加工場があったが、60年前に農家を廃業。空地になっていた場所を11年前から造成し、建物を建てたという。

東屋でお茶を飲み、土管を再利用した囲炉裏やかまどで料理を作り、「忘形歓談小屋(ぼうけいかんだんごや)」と名付けられた場所に集って昔話に花を咲かせる。山の湧き水を引いた水道や、自家発電機もあり、ライフラインを自給自足で確保している。

この場所を作ったのは、高齢者の孤立防止のため。「お年寄りは次第に引きこもりがちになる。そういうのを防止するためにちょっと誘うてみる」と、交流の場を作った。人のために動くのが「好きじゃ。ひとつも苦にならん。生きがいだし、健康の元」とご主人はいう。

初訪問から2ヵ月後、捜査隊は地域の老人クラブの会長たちが集まり、グラウンドゴルフ大会を行う交流会の日に再び訪れた。捜索隊も参加した大会では、始めて2年という妻が、なんとホールインワンを達成するという奇跡を起こした。

ご主人は、8人兄弟の長男としてタバコ農家に生まれた。高校卒業後、親を説得して大阪の薬局で5年間働き、帰郷後、農協に就職。その傍ら、37歳から20年間にわたり町議会議員を務め、地域行政にも深く関わった。59歳で農協を退職した後、建設会社に再就職。瀬戸大橋や明石海峡大橋の建設現場で安全管理の仕事に携わり、土木施工の専門知識を身につけた。75歳で退職すると、その有り余るエネルギーと蓄積された知識・技術のすべてをこのコミュニティ施設の建設に注ぎ込んだ。

結婚は29歳の時。町の体育大会に選手として出場していた妻を見初めて求婚。今は孫やひ孫に恵まれ、孫たちもこの場所を訪れるそう。86歳のご主人の目標は「100歳まで生きること」。元気の秘訣は、食事と毎日1時間半行う運動だといい、腕立て伏せやスクワットやストレッチをして見せてくれた。妻は「あと3年でダイヤモンド婚(60年)。元気で迎えたい」と笑顔を見せる。夫婦はこれまでを振り返り、「いい人生だった。元気で今まで二人でおれるちゅうことは幸せだと思いますわ。夫婦が理解しあって、一緒に話して、一緒に出かけて、一緒に楽しむことが大事」と語った。

高齢者にとって人との繋がりが大切だと、交流の場を提供するご主人。体を動かし、人のために尽くすことが元気の素。この分なら夢の100歳を迎え、妻とグラウンドゴルフを楽しむなことも夢物語ではなさそうだ。

ゲストにつるの剛士と藤原さくらを迎えたバラエティ番組『ポツンと一軒家』(ABCテレビ)は、12月7日(日)の放送で紹介された。

ABCテレビ・テレビ朝日系列『ポツンと一軒家』は、毎週日曜ごご7時54分から放送中。TVerでも無料見逃し配信。

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