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「子ども会は辞任も脱会もできません!」拒否権なし?自治会役員をかけての泥沼の闘いに挑む【作者インタビュー】

  • 2025.12.9
本当に脱会できない? 画像提供:きよまろ(@sobomiyako98)
本当に脱会できない? 画像提供:きよまろ(@sobomiyako98)

これは、とある町の子ども会を退会するまでの話。「自治会の決まりなので、子ども会に入会してください!」と、役員に強制的に入会させられてしまった、きよまろ(@sobomiyako98)さん。「自治会の決まり」は法的根拠も強制力もないが、強めの役員さんに押し切られてしまい...!?退会までの実体験を描いた「ウサギさんは子供会を辞めたい」を紹介するとともにきよまろさんに話を聞いた。

時代に合った組織作りの大切さ

【漫画】「ウサギさんは子供会を辞めたい」を読む 画像提供:きよまろ(@sobomiyako98)
【漫画】「ウサギさんは子供会を辞めたい」を読む 画像提供:きよまろ(@sobomiyako98)
ウサギさんは子供会を辞めたい 2 画像提供:きよまろ(@sobomiyako98)
ウサギさんは子供会を辞めたい 2 画像提供:きよまろ(@sobomiyako98)
ウサギさんは子供会を辞めたい 3 画像提供:きよまろ(@sobomiyako98)
ウサギさんは子供会を辞めたい 3 画像提供:きよまろ(@sobomiyako98)

本作「ウサギさんは子供会を辞めたい」は作者のきよまろさんの実体験を元に描かれている。本作を描いたきっかけは「どこの地域でも居住するとその地域の何かしらの組織に所属することが多いと思います。生活するうえでよりよい環境にすべく組織を作ることは大切だと思いますが、今の生活スタイルに合っているか疑問に感じたのが作品を描いたきっかけです」と話す。

本作では、子供会に関して「辞めるということは最終手段だと思います」と前置きしたうえで「少子化だからこそ組織化して子どもの健全な活動や育成につなげるのは意義のあることです。ですが、それは現代の社会的状況に迎合していればこそ。自分を削って健康を崩したり、仕事に支障をきたすことは避けたいものです」と辞めることよりも辞めなくても済むような運営の在り方や、時代に迎合した運営に変化させていくことの大切さについても触れられている。

また、きよまろさんは「そもそも自治会の加入は任意であって強制力はありません。ですから魅力的で活動しやすい運営にすることも大事ですが、『加入しなくてもいい』という選択肢がもっと気楽に選べればと思います」と語る。そして、登場人物を動物にした理由について「人だと生々しすぎて、読んでいて嫌な気分になってしまいそうだったので、あえて動物キャラでゆるくしました。いろいろな漫画を描きますが、個人的に嫌な気分になる系の漫画が苦手なので、描いている私自身のメンタルを保つため...でもあったりします」と教えてくれた。

地域の組織はメリットもあるが、デメリットもある…そんな勉強になる本作をぜひ読んでみて。

取材協力:きよまろ(@sobomiyako98)

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