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昆布でもカツオ節でもなくキノコ 海外で人気の『うま味調味料』を実食レビュー

  • 2025.12.12

味覚の基本は5種類で、甘味、酸味、塩味、苦味に続いて『うまみ』があります。

昆布やカツオ節などから出汁(だし)をとる、日本料理に親しんできた私たち日本人にとって、『うまみ』は欠かせない存在ですよね。

その『うまみ』が、今や国境を越えて、海外でも人気があるのをご存じでしょうか。

アメリカで人気の『うまみ調味料』とは?

アメリカでは、『うまみ』がそのまま英語風に『Umami』と呼ばれ、すっかり定着しています。

現地では『Umami』を冠した調味料まで登場していました。

全米で展開しているスーパーマーケット『Trader Joe's』で見つけたのが、こちらのオリジナル商品。

その名も『マッシュルーム&カンパニー・マルチパーパス・ウマミ・シーズニングブレンド(以下、ウマミ・シーズニングブレンド)』です!

撮影:grape編集部

商品名に『うまみ』という言葉が堂々と入っているこちらは、幅広い料理に使える万能調味料です。

原材料は『食塩』『乾燥タマネギ』『マスタードシード』『粉末ポルチーニ茸』『粉末ホワイトマッシュルーム』『赤唐辛子』『黒コショウ』『乾燥タイム』。

化学調味料は一切使わず、キノコを中心に天然素材だけで『うまみ』を引き出しているのが特徴です。

撮影:grape編集部

日本でもシイタケで出汁をとるので、親近感が湧きますね。

ラベルには「『うまみ』とは『savory taste(風味豊かな味わい)』という意味の日本語で、5つの基本味の1つである」との説明書きが印刷されていました。

撮影:grape編集部

早速、『ウマミ・シーズニングブレンド』の蓋を開けてみると、一瞬でキノコとハーブの香ばしい香りが広がります…!

細かい粉末の中に、タイムの葉やトウガラシの粒が混ざっていますね。

撮影:grape編集部

実際にこの調味料だけで鶏もも肉をソテーしてみました。

鶏肉にたっぷり振りかけて、ほかの調味料は一切加えずに焼くだけ。

撮影:grape編集部

でき上がったチキンは…びっくりするほどおいしい!塩味がちょうどよく、キノコのうまみがしっかり感じられます。

赤唐辛子のピリッとした辛さと、タイムのさわやかな香りが絶妙なアクセントに。

まさに、『キノコのうまみ』が効いた深みのある味わいに仕上がりました。

撮影:grape編集部

『ウマミ・シーズニングブレンド』は、単独で味つけが完了するだけでなく、さまざまな料理の隠し味としても活躍します。

SNSでは、このスパイスをさまざまな料理に愛用しているという声が上がっていました。

・キノコが苦手な私でもこれは大好き。卵や野菜など、なんにでも振りかけているよ。

・ラーメンによく合うよ。本当に万能な調味料だよね。

・これで味つけをしたフライドチキンが最高!ピザにもパスタにもかけちゃう。

・ポップコーンに振りかけてみて。手が止まらないから!

筆者の家では、肉や魚のソテーはもちろん、野菜炒めやトマトソースの隠し味に使うなど、とても重宝しています。

サッと一振りするだけで、味にグッと深みが増す『ウマミ・シーズニングブレンド』。

日本発の『うま味』が、アメリカでもこんなに親しまれているなんて、とても嬉しいですね。

[文・構成/grape編集部]

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