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M!LKで紅白出場も達成! スタダアイドル「佐野勇斗」の俳優としての魅力を徹底検証

  • 2025.12.10

2025年も残りわずかとなりましたが、今年最もブレークしたイケメン俳優といえば、「佐野勇斗さん」ではないでしょうか?

佐野さんといえば、2025年は俳優としてNHK連続テレビ小説『おむすび』をはじめ、『ひとりでしにたい』(NHK総合)や『劇場版 トリリオンゲーム』に出演。現在は、主演ドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』(日本テレビ系)が放送中です。
 
さらに、所属する5人組ボーカルダンスユニット・M!LKは、『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への初出場が決定。2025年3月発売のアルバム『M!X』に収録されたリード曲『イイじゃん』がSNSで大バズりし、曲中の「ビジュイイじゃん」という歌詞が2025年の新語・流行語大賞にノミネートされるなど、大きな話題を集めました。

個人・グループで大人気となった佐野さんのこれまでの活動を振り返り、魅力に迫ってみたいと思います。

大ブレークを果たした佐野勇斗のプロフィールは?

佐野さんは1998年生まれの愛知県出身で、2012年に開催された「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」をきっかけに芸能界入りしました。2014年には「M!LK」のメンバーとして活動を開始。大手芸能事務所・スターダストプロモーションに所属するアーティスト集団「恵比寿学園男子部(通称・EBiDAN)」の一員として、グループはCDの販売やライブを中心に活動を行います。

個人では、2015年2月公開の映画『くちびるに歌を』で俳優デビュー。コンスタントに作品に出演し、俳優としての実力を磨き続けています。

さまざまなメインキャストに挑戦! どんな役を演じてきた?

2016年放送のテレビドラマ『砂の塔〜知りすぎた隣人』(TBS系)では、初の連続ドラマ出演ながら結果を残します。同作では、菅野美穂さん演じる主人公・高野亜紀の息子・和樹を務め、穏やかで妹の面倒をよく見る優しい兄を演じました。
 
和樹は普通の学生に見えましたが、実はひどいいじめにあっていたことが判明。母を気遣い真実を伝えられなかった難しい役で、佐野さんは心の闇を抱える和樹を丁寧に演じて高評価を得ました。

さらに、2018年公開の映画『ちはやふる -結び-』では、クセのあるかるた部員・筑波秋博を演じ注目を集めます。

その後は、主演映画『青夏 きみに恋した30日』でラブストーリーに挑戦し、映画『3D彼女 リアルガール』ではアニメ・ゲームオタクの学生を演じるなど、さまざまなメインキャストに挑戦しました。

俳優・佐野勇斗の魅力は「どんな役でも演じられる頭の良さ」

佐野さんの俳優としての魅力は、役を理解する能力が高く、どんなキャラクターも演じられるところです。大ヒットドラマ『TOKYO MER』(TBS系)では、臨床工学技士・救命士である徳丸元一、劇場版もヒットした『トリリオンゲーム』(TBS系)では、目黒蓮さんが演じた主人公・天王寺陽の相棒である平学(ガク)を熱演。設定の難しい役が多いのですが、佐野さんは「ハマり役」と評されるくらいに、どのキャラクターも完璧に演じます。その実力は、NHK連続テレビ小説『おむすび』でも発揮されました。

2025年3月28日まで放送された同作では、橋本環奈さん演じるヒロインの夫となる「四ツ木翔也/米田翔也」を担当。翔也は、ケガでプロ野球選手になる夢を諦め、最終的に主人公の父に弟子入りし理容師になるという難役でした。翔也は自暴自棄になる場面もありましたが、繊細な演技で佐野さんはそれを表現し、ドラマを盛り上げます。初めての父親役にも挑戦し、序盤から最終回まで安定した演技を見せてブレークのきっかけをつかみました。

2025年は大ブレークの年に

そして、ドラマ版から引き続きガクを演じた『劇場版 トリリオンゲーム』は大ヒットを記録し、2025年6月には、綾瀬はるかさん主演で話題となったドラマ『ひとりでしにたい』に準主役扱いで出演します。

このドラマは「終活」をテーマとしたコメディー作品で、佐野さんが演じた那須田優弥は、主人公・山口鳴海の職場となる美術館に都庁から出向してきたエリート役でした。この那須田は、年上の鳴海に好意を寄せながらうまく思いを伝えられない不思議な雰囲気の「こじらせ男子」。これまた難役でしたが、中二病的な言動を繰り返す那須田をコミカルに表現し、ドラマをヒットに導きました。
 
2025年に入っても次々と難しい役を務める佐野さんですが、現在放送中で桜田ひよりさんとダブル主演を務める『ESCAPE それは誘拐のはずだった』も変わった作品です。社長令嬢と誘拐犯が心を通わせながら奇妙な逃避行を続け、最終的には恋が芽生える不思議なヒューマンサスペンスドラマとなります。

佐野さん演じる林田大介は、ビジュアルは完全に悪人ながら、正義感が強く真っすぐでピュアな性格の持ち主。序盤は粗暴に描かれる林田ですが、徐々に心が優しい青年だと明かされ、誘拐にも理由があったことが判明します。

そんな林田の複雑な設定を、今回も佐野さんが見事に表現。完全オリジナル脚本のドラマなのでキャラクターを作るのは難しいはずですが、佐野さんは林田という一筋縄ではいかない役を自分のものにしてハマり役に仕上げています。

今後は日本を代表する俳優に? M!LKの活躍も見逃せない

佐野さんは、2025年に放送・上映された作品でもさまざまな役を演じて、どれも完璧といえる演技を見せました。若手の中で表現力の高さがダントツで、今後は日本を代表する俳優になる可能性も秘めているといえます。
 
さて、そんな佐野さんですが、M!LKのブレークでアイドルとしても注目されているところです。グループは、デビュー当初から奇抜な楽曲を多く発表し、ボーカルダンスユニットとして独自の進化を遂げてきました。バラエティー番組への出演も多くなっているところで、『NHK紅白歌合戦』への出場で一気に知名度を上げ、さらに人気を獲得することでしょう。最も注目されるグループの1つとなり、佐野さんの俳優としてのブレークとあわせて人気を獲得しそうです。

2025年、間違いなく大ブレークを果たしたといえる佐野さん。グループの活動とともに、来年はどんな輝きを見せてくれるのか、今から楽しみです。
この記事の執筆者: ゆるま 小林
長年に渡ってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。

文:ゆるま 小林

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